ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

哲学

世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見るか

マルクス・ガブリエル 訳・大野和基 PHP新書 2020.2.28読書日:2020.8.28 「なぜ世界は存在しないのか」「「私」は脳ではない」のマルクス・ガブリエルが自分の哲学がリアルな世界の危機とどう関係してかを語った本。なお、世界史が巻き戻るとき、という…

カウフマン、生命と宇宙を語る

スチュアート カウフマン, Stuart A. Kauffman, 河野 至恩 日本経済新聞社 2002年9月読書日:2009年03月18日 非常に興味深いが、ちょっと残念でもある書。残念なのは、私が最も知りたかったことが、カウフマンにも分からなかったこと。せめて取っ掛かりぐら…

「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学

マルクス・ガブリエル 訳・姫田多佳子 講談社 2019.9.10読書日:2020.7.14 「なぜ世界は存在しないのか」のマルクス・ガブリエルが、人間の精神は脳という物質に依存せず、徹底的に自由であると主張する本。 「なぜ世界は存在しないのか」では、世界自体は存…

21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩

スティーブン・ピンカー 訳・橘明美+坂田雪子 草思社 2019.12.20読書日:2020.6.6 17世紀に始まった啓蒙主義はこれまでも大きな成功を収めたが、21世紀も啓蒙主義を引き継いでいかなければいけないと主張する本。 ピンカーがこの本を書いたのは、啓蒙主…

反脆弱性(はんぜいじゃくせい) 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

ナシーム・ニコラス・タレブ 望月衞・監訳 千葉敏生・訳 ダイヤモンド社 2017.6.21読書日:2020.4.5 変動のあるものはオプション性があり、オプション性をうまく使うことで大きく資産や健康などの良いものを増やすことができると主張する本。ブラックスワンで…

新実存主義

マルクス・ガブリエル 廣瀬覚・訳 岩波新書 2020.1.21読書日:2020.3.21 マルクス・ガブリエルにはまってるの。というわけで、2冊目は岩波新書。 さて、この本で問題になっているのは「心」だ。人間は心を持っているが、心に思い浮かんだことは物質ではない…

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

山口周 KADOKAWA 2018.5.18読書日:2020.3.15 山口さんの本はこれで3冊目。これでほぼ、山口さんの主要な本は網羅したかな? わしはこういう読まなくてはいけない本のリストというものには弱くて(苦笑)、しかもこうもあつく勧められると、全部読みたくな…

AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望

丸山俊一+NHK取材班 NHK出版新書603 2019.10.10読書日:2020.3.12 NHK教育で放送された「人間ってナンだ? 超AI入門」で、4人の世界的知識人からAIについてコメントをもらう特別編を放送したが、それを書籍化したもの。「欲望の資本主義」…

肩をすくめるアトラス

アイン ランド, 脇坂 あゆみ・訳、ビジネス社 2004読書日:2017年04月23日 **** ネタバレあり。注意 *** アイン・ランドの作品を読むのは「水源」以来だ。「水源」では、主に個人が問題だった。個人の自由や才能を押しつぶそうとする社会の中で個人がどのよ…

21Lessons 21世紀の人類のための21の思考

ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之・訳 河出書房 2019.11.30読書日:2020.1.14 サピエンス全史とホモ・デウスのハラリの最新作である。前者がホモ・サピエンスの過去を語り、ホモ・デウスが未来を語っていたのに対し、本作は今のサピエンスの状況に対するハラ…

「死」とは何か イエール大学で23年連続の人気講義

シェリー・ケーガン 柴田裕之・訳 文響社 2018年10月5日読書日:2020年1月6日 (注意:今回読んだのは短縮版) 「死」がテーマの哲学の本なのだが、読んで驚いたのは、死については語るべきことがこんなに多いのか、ということである。まあ、哲学とは死につ…

水源―The Fountainhead

アイン・ランド, 藤森 かよこ 2004.7 ビジネス社 読書日:2005.11.8、(当時書いた感想が気に入らずに2019年12月に書き直したもの) ご存じリバタリアンの始祖アイン・ランドの主要著書のひとつ。1943年に発表され、アメリカ人にはとてもなじみの深い小…

なぜ世界は存在しないのか

マルクス・ガブリエル 講談社 2018年1月11日読書日:2019.10.21 マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」を読んだ。いろんな意味で、非常に好ましい。経済学でMMTを知ってスッキリしたように、哲学でこの本を読んでかなりスッキリした。完全…

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