ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

経済学

ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界

ポール・メイソン 訳・佐々とも 東洋経済新報社 2017.10.5読書日:2020.11.15 イギリスの左派ジャーナリストが、資本主義はもうすぐ終わると主張する本。 ポール・メイソンのことは、「資本主義の終わりか、人類の終焉か? 未来への大分岐」で知って、その発…

貧農史観を見直す

佐藤常雄 大石慎三郎 講談社現代新書 1995.8.20読書日:2020.8.12 時代劇などに出てくる貧しい農民の姿は事実ではなく、日本の農民の生活は豊かだったと実証する本。 どこかでこの本のことを知り、読まなくてはいけないリストに入っていましたが、夏休みにな…

大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清

松元 崇 中央公論新社 2009年1月読書日:2009年05月06日 09:29 松元崇氏は現役の財務省系官僚の大物で、内容のほとんどは財務省の発行している雑誌「ファイナンス」で連載した内容。そうすると読者は財務省官僚という事になるから、一般人が読むことを想定し…

ラディカルマーケット 脱・私有財産の世紀

エリック・A・ポズナー E・グレン・ワイル 安田洋祐(監訳) 遠藤真美(訳)東洋経済新報社 2020.1.2読書日:2020.7.1 富の偏在、民主主義の危機、移民の問題など、今日世界を覆ってる問題は、私有財産、社会の意思決定方法などをもう一度根本から考え直す…

自由の命運 日本はどうなのか?

自由の命運で、著者たちは日本についてどのような評価を下しているのか、気になるところです。ですが、日本についてはほんの少ししか述べておらず、こんなようなことが書かれてあるだけです。 ーー日本は第2次世界大戦の敗戦までは典型的な専横型の国家だっ…

自由の命運 国家、社会、そして狭い回廊

ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン 訳・櫻井祐子 早川書房 2020.1.25読書日:2020.6.20 人が自由であるためには、国家と社会がお互いに牽制し合ってバランスを取った状態でなければならず、そのバランスを取った状態に入ることも、持続させる…

韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択

高橋洋一 芙蓉社新書 2019.9.1読書日:2020.5.6 日韓関係を扱ったものだが、何しろ8か月前の出版なので、少し国際情勢が古くなっている。いまではコロナ前の話を聞くと、遠い昔の話のように聞こえる。 しかし、高橋洋一は単なる嫌韓のおじさんではないので…

新型コロナウイルスの影響をどう見るか(4)

新型コロナウイルスは日本ではまだ蔓延中であるが、世界的には収束の方向が見えてきて、経済活動の再開を模索する動きである。 そういうわけで、AC(アフターコロナ)の世界がどうなるかということが議論されるようになってきた。ACの世界はBC(ビフォ…

21世紀の資本

トマ・ピケティ みすず書房 2014年12月9日読書日:2015年06月01日 資本の増益率rと経済成長率gを比べると、歴史的にr>gの関係になっており、放っておくと資本が蓄積していき、一部の人間に富が集中することを、各国の納税記録などを丹念に調べて検証し…

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社 2009年6月19日読書日:2009年08月17日 (「反脆弱性」をアップした後、ブラック・スワンのレビューを載せていないことに気が付いたのでアップする。しかしこれを読むと、タレブはずっと言ってることが変わってい…

MMT 現代貨幣理論入門

L・ランダル・レイ 鈴木正徳・訳 島倉原・監訳 中野剛・松尾匡・解説 東洋経済新報社 2019.9.12読書日:2020.1.13 MMTはこれまで知った経済理論の中で、もっともすっきりする経済理論で、わしのこれまでの疑問がほぼ解消されたという意味で、個人的には…

両利きの経営 [二兎を追う]戦略が未来を切り拓く

チャールズ・A・オライリー マイケル・L・タッシュマン 渡部典子・訳 東洋経済新報社 2019.2.28読書日:2019.11.17 企業ビジネスモデルはすぐに廃れてしまうので、従来事業を深堀する深化と新機軸を見つける探索の両方を行わう必要がある、と主張する本。 テ…

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室 戦略編

中野 剛志/著 -- ベストセラーズ -- 2019.7読書日:2019.10.25 基礎知識編に続く戦略編だが、中身はこれからどうするかという話ではなくて、平成の経済政策はなぜ失敗したかを、しつこく語る内容だった。それはもう何度もあちこちで読んだので、今後どうす…

野生化するイノベーション 日本経済「失われた20年」を超える

清水洋 新潮社 2019/8/21読書日 2019/10/11 イノベーションは飼いならすことができない、イノベーションを起こすときにも、起きたあとでも。 という内容を書いていて、たしかにそのとおりなのですが、きっと企業の開発の現場では誰もが身に沁みていることな…

貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで

カビール・セガール 早川書房(文庫版) 2018年10月15日読書日:2019年9月25日 わしはときどき想像してみることがある。お金を見たことも使ったこともない未開人をいきなり現代社会に連れて行ったとして、その彼/彼女は、どのくらいでお金が使えるようにな…

目からウロコが落ちる奇跡の経済教室 基礎知識編

中野剛志 ベストセラーズ 2019年4月22日読書日:2019年8月22日 MMT理論について分かりやすく解説した本。著者はかつて「富国と強兵」という本の中でMMT理論を説明しているが、なにぶんその本の目的は国を強くする方策を説明することにあるので、余分な…

富国と強兵ー地政経済学序説

中野剛志 東洋経済新報社 2016年12月9日読書日:2019年5月2日 もしかしたらここ数年でもっともインパクトがあったと言えるかもしれない本。こんな本が2016年に出版されていたとは。ちっとも知りませんでした。 もともとは、いま流行っているMMT(Mode…

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