ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

老人と宇宙(そら)

宇宙の戦士は75歳! ジョン・スコルジー 訳・内田昌之 早川書房 2007.2.28読書日:2026.6.12 (ネタバレあり、注意) 妻のキャシーを亡くし独り身のジョン・ペリーは、75歳以上しか入隊を認められないという、コロニー防衛軍(CDF)に入隊する。未来の技術で…

ソシオパス 「怪物」と呼ばれて

ソシオパス 「怪物」と呼ばれて パトリック・ガーニェ 訳・高橋知子 早川書房 2025.10.20 読書日:2026.6.9 女性の心理学者でありソシオパスである著者が、ソシオパスの中で何が起きているのかを自らの体験で語る本。

サードマン 奇跡の生還へ導く人

いつのまにか一緒にいてくれる影 ジョン・ガイガー 訳・伊豆原弓 新潮社 2014.4.1(単行本は2010.9)読書日:2026.6.4 山で遭難したり、海で漂流したり、災害からの脱出などで極限状態に陥った時、実在しないはずのリアルな第三者(サードマン)が現れて、危…

これから中東の地政学に不可逆的に起こること

海から陸へ――中東のエネルギー地政学は変わるのか。 2026.4.6にホルムズ海峡のことを書いた。 www.hetareyan.com もしこのあとトランプが本当に米軍を引き上げたら、わしはトランプをまじですごいやつだと思っただろう(笑)。しかし、実際にはホルムズ海峡…

インタビュー ジョン・フォード 全生涯・全作品

P・ボグダノビッチ 訳・高橋千尋 九藝出版 1978.4.28(復刻版は文遊社、2011年)読書日:2026.5.28 大映画術で扱われなかったボグダノビッチ(ボグダノヴィッチ)によるジョン・フォードのインタビュー。 「大映画術」という本を読んだ。 www.hetareyan.com…

大映画術 Ⅰ、Ⅱ

ピーター・ボグダノヴィッチ 訳・宮本高晴 国書刊行会 2026.2.5読書日:2026.5.25 2022年に亡くなった映画監督のボグダノヴィッチが、過去にインタビューをした偉大な映画監督の録音をカットなしにそのまま書籍化したもの。 わしは、小説と同じように映画も…

ゴミ袋 プチパニック

我が自治体のゴミ回収は、専用のゴミ袋を買ってゴミ出しをしないと持って行ってくれないという、よくあるシステムになっている。 日曜日、スーパーに買い物に行ったときに、ゴミ袋が足りないことを思い出して、日用品コーナーに行った。そこでぎょっとした。…

インフレの時代 賃金・物価・金利の行方

渡辺努 中央公論社 2026.1.25読書日:2026.5.16 経済学者の渡辺努が、日本はなぜデフレに陥ったのか、どうやってデフレから脱出できたのか、これからどうなるのか、について説明した本。 わし流に非常に簡単にまとめると、デフレに陥ったのは世界がグローバ…

禁じられた装丁 皮膚でつくられた本の歴史と倫理

ミーガン・ローゼンブルーム 訳・阿部将大 原書房 2026.3.3読書日:2026.5.9 医学書専門図書館の司書をしている著者のローゼンブルームが、人間の皮膚で装丁された本に魅せられ、その歴史を追った本。 わしは本は読むものだと思っていて、書いてあることを読…

中世ヨーロッパの魔術師

タビサ・スタンモア 訳・ダコスタ吉村花子 河出書房新社 2025.12.10読書日:2026.5.5 中世ヨーロッパにたくさん存在していたらしい、失せ物や病気、恋愛など、人々の悩みを魔術を使って相談に応じていたカニングフォーク(賢い人たち)と呼ばれる魔術サービ…

スティグリッツ 資本主義と自由

ジョゼフ・E・スティグリッツ 訳・山田義明 東洋経済新報社 2025.6.3読書日:2026.4.27 ノーベル賞のスティグリッツが、新自由主義を批判し、進歩的資本主義を目指さなければいけないと主張する本。 この本を読むと、スティグリッツは本当に新自由主義が嫌…

はじめての圏論 ブンゲン先生の現代数学入門

加藤文元 講談社 2025.10.20読書日:2026.4.23 ZEN大学教授のブンゲン先生が「圏論」について、「米田の補題」までを理解できることを目標にした本。 なんか評判らしいので手に取ったわけです。ブンゲン先生については以前、次の本でお世話になったことがあ…

チャーリー・T・マンガーの金言

チャーリー・T・マンガー 編・ピーター・D・カウフマン 訳・貫井佳子 日本経済新聞 2025.9.30読書日:2025.4.14 バークシャー・ハサウェイの副会長、ウォーレン・バフェットの右腕だったチャーリー・T・マンガーの言葉や講演内容を集めた本。 マンガーと…

HACK

橘玲 幻冬舎 2025.10.20読書日:2026.4.9 (ネタバレあり。注意) 世の中の仕組みを理解してうまく利用して最適化するHACKという生き方を推奨する橘玲が、暗号通貨、グローバル経済・金融、ノマド、宗教、国際犯罪、国家などという現代文明を構成する内容で…

成瀬は信じた道をいく

宮島未奈 新潮社 2024.1.25読書日:2026.4.1 (ネタバレあり。注意) 常に周りの斜め上をゆく目標を掲げて目標達成に邁進する、アスペルガーチックな成瀬あかりが、今回も周りを巻き込みながら自分の道を行く様子を、周囲の人の視点から描く、大ヒットシリー…

日本人の9割が知らない遺伝の真実

安藤寿康 SBクリエイティブ 2016.12.15読書日:2026.3.30 知能(IQ)は遺伝の要素が大きく、環境の影響は小さいという身も蓋もない事実を明らかにして、IQにこだわらずそれぞれの遺伝子の能力を活かすような教育が必要と主張する本。 この本は、著者の研究が…

倫理の説明に「道徳的事実」は必要ない 「倫理資本主義の時代」を読んで考えたこと

マルクス・ガブリエルの「倫理資本主義の時代」を読んで一番びっくりしたのが「道徳的事実」という概念だった。 www.hetareyan.com マルクス・ガブリエルは、たとえば「溺れている子供は助けなくてはいけない」などのような道徳的事実は、まったく人間とは関…

倫理資本主義の時代

マルクス・ガブリエル 監修・斎藤幸平 訳・土方奈美 早川書房 2024.6.20読書日:2026.3.23 「なぜ世界は存在しないのか」という本で「新実在論」を示し、スター哲学者になったマルクス・ガブリエルが、新実在論の立場から倫理を語り、新自由主義的な資本主義…

私が間違っているかもしれない

ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド キャロライン・バンクラー ナビッドモディリ 訳・児島修 サンマーク出版 2025.7.20読書日:2025.3.18 スウェーデンのエリート経済人が仕事を辞め、タイで仏教の僧になり、17年間の修行の末に還俗し、求められるままに…

ホルムズ海峡問題 中国はどう出るのか

AIによる生成画像。 4月2日(日本時間)のトランプ大統領の演説は、従来の主張を繰り返しただけだった。つまり、トランプ大統領の主張によれば、すでに目標を達成したのでイランへの攻撃はあと数週間で終わる、ホルムズ海峡の管理はしない、石油のほしい国…

#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった

大塚あみ 日経BP 2025.1.14読書日:2026.3.13 何事にも集中できず、楽をすることには熱心な著者が、ChatGPTを使ったプログラミングだけは集中することができ、毎日必ずアプリを作って連続100本、Xに投稿しするチャレンジをしたら、プログラミングの腕がメキ…

締切と闘え!

島本和彦 筑摩書房 2025.10.10読書日:2026.3.8 漫画家の島本和彦が、21歳のデビュー以来40年以上締切と闘ってきて、締切と付き合い、締切を超える方法を伝授する本。 島本和彦の「アオイホノオ」のファンなのでこの本を読んだわけです。なにしろ1980年…

蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか

紀田順一郎 松籟社(しょうらいしゃ) 2017.7.14読書日:2026.3.1 紀田順一郎が蔵書の扱いに苦慮し、世の中の何万冊もの蔵書を持っている人がそれをどう処理したかを考察した本。 この本は紀田順一郎が自らの半生をかけて集めた蔵書に別れを告げる、衝撃的な…

女二人のニューギニア

有吉佐和子 河出書房 2023.1.10(初出版 朝日新聞社 1969.1)読書日:2026.3.4 文化人類学者の畑中幸子の誘いに応じて、1968年、ニューギニアの未開地ヨリアピを1ヶ月訪問したエッセイ。 なんかこの作品、河出書房が再文庫化したら、すごく評判らしいので、…

ビル・ゲイツ自伝I SOURCE CODE 起動

ビル・ゲイツ 訳・山田文 早川書房 2025.12.10読書日:2026.2.24 ビル・ゲイツが少年時代からハーバード大学在学中にマイクロソフトを創業して、マイクロプロセッサにおけるBASICの地位を確立するまでの、自伝の第一弾。 非常に興味深かった。わしのビル・ゲ…

5分後に意外な結末 ベスト・セレクション

桃戸ハル(編・著) 講談社 2019.10.16読書日:2026.2.17 累計230万部を超えた人気シリーズのベスト・セレクション。 まあ、ショート・ショート集なんですが、星新一のショート・ショートとは違って、とくに文明論的な深みがあるわけでもなく、せいぜい中学…

サトシ・ナカモトはだれだ? 世界を変えたビットコイン

ベンジャミン・ウォレス 訳・小林啓倫 河出書房新社 2025.9.20読書日:2026.2.21 ジャーナリストのウォレスが、ビットコインを作って偽名のまま消息を断ったサトシ・ナカモトの問題に取り憑かれ、仕事を辞めてまでサトシが誰かを探した結果を述べた本。 最初…

言語化するための小説思考

小川哲(さとし) 講談社 2025.10.21読書日:2026.2.9 SF作家の小川哲が、自分が小説を書いているときにどんなふうに思考しているのかを述べた本。 わしはあまり小説は読まないのだが、芸術家がどんなふうに発想しているのかということには興味がある。その…

世界史の食べ歩き方

陶山健人(すやまけんと) クロスメディア・パブリッシング 2026.2.1読書日:2026.2.8 限界国境系ユーチューバーとして、人があまり行かない土地と食を紹介する「SU(すー)さん」こと陶山健人が、訪れた各地の食を中心にまとめた本。(なので、本では移動経…

1%の革命 ビジネス・暮らし・民主主義をアップデートする未来戦略

安野貴博 文藝春秋 2025.2.10読書日:2026.2.9 2026年2月8日の衆議院選挙で「チームみらい」を率いて11議席を得た安野貴博が、東京都知事選挙に出馬して約1%の議席を得て注目を浴びた頃に出した、テクノロジーと民主主義を結びつける構想を述べた本。 安野…

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