夢遊病者たち―第一次世界大戦はいかにして始まったか 1・2

クリストファー・クラーク (著), 小原 淳 (翻訳) みすず書房 (2017/1/26)読書日:2019年9月7日 近年、第1次世界大戦に注目が集まっている。単純に勃発した1914年から100年たったからという意味もあるが、今日の世界情勢が第1次世界大戦の頃と酷似し…

閉店間際のスタバにて

投資は自己責任で、と言いますが。。。 仕事帰りにスタバでコーヒーしてたら、二人の女性が話していて、一方が、「お金を返せ、いますぐ返せ」と大声で叫び始めて、周囲の目を顧みない醜態に、引いてしまいました。彼女は眉間に縦縞を寄せて、鬼の形相です。…

これからを生きるための無敵のお金の話

ひろゆき(西野博之)興陽館 2019年3月15日読書日:2019年8月30日 このところなぜかひろゆきの本を読むことが多いんだが、あんまり内容が薄いのでもう読むの止めようと思っていた。でも、この本は、まあ普通に読めた。ただし内容は数行で書ける。 ・お金がほ…

欲望の資本主義3:偽りの個人主義を越えて

丸山 俊一, NHK「欲望の資本主義」制作班 東洋経済新報社 2019年6月28日 読書日:2019年8月28日 ~やめられない、止まらない~ わしはNHKの「欲望の資本主義」シリーズのファンで、テーマ曲がヴィム・ヴェンダースの映画「 ピナ・バウシュ 踊り続けるいの…

市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

ハワード・マークス/著 貫井佳子/訳 日本経済新聞出版社 2018.11.1読書日:2019年8月25日 ハワード・マークスは低格付けの債券に投資するオークスツリー・キャピタルの創始者のひとりで、投資家に向かって定期的にレターを書いていますが、そのレターをも…

目からウロコが落ちる奇跡の経済教室 基礎知識編

中野剛志 ベストセラーズ 2019年4月22日読書日:2019年8月22日 MMT理論について分かりやすく解説した本。著者はかつて「富国と強兵」という本の中でMMT理論を説明しているが、なにぶんその本の目的は国を強くする方策を説明することにあるので、余分な…

人生は攻略できる

橘 玲 ポプラ社 2019年2月28日読書日:2019年8月20日 橘玲は趣を変えて何度も同じネタを使いまわしている。 今回も、ここ何年間に出してきた本を若者向けの指南書という形で書き直したものである。ひとつひとつは橘玲の本をよく読むわしのような人間にとって…

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見 一郎, 古賀 史健 ダイヤモンド社 2013年12月13日読書日:2014年05月28日 アドラー心理学の極意を伝える入門書。「人を動かす」のカーネギーさんなんかも影響を受けているのだそうだ。最後の結論をいうと、「人生に一般的な意味はない」「いまを生きる」…

自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術

ひろゆき(西村博之) SBクリエイティブ 2019年4月6日読書日:2019年8月19日 周囲のバカにストレスを受けることなくスルーする技術を伝授するという本。たしかに、ひろゆきは裁判に負けても平気でスルーしていることを考えると、この技術が高いのかもしれない…

数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて

マックス・テグマーク 講談社 2016年9月21日読書日:2019年8月18日 世界的な宇宙論の物理学者がたどり着いた宇宙の実在の仕方とは。研究生活を自伝的に振り返りつつ、宇宙論の最先端を語る好著。 物理学は世界を方程式で表現するので、世界が数学的だという…

世界の覇権が一気に変わる サイバー完全兵器

デービッド・サンガー 朝日新聞出版 2019年5月20日読書日:2019年8月10日 ニューヨークタイムズの記者による、国家間のサイバー戦争の記録。 取り上げられている事件のほとんどは新聞などで読んだことがあったが、そういう事件の内実をさらに詳しく知るには…

ない仕事の作り方

みうらじゅん 文藝春秋 2018年10月6日読書日:2019年8月4日 みうらじゅんのことを知らない人は、多分いない。でも、みうらじゅんが何者なのかと説明するのはたいへん難しい。それは誰もほとんどしていないビジネスをやってるから。 そういうわけで、この本で…

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

呉座 勇一 中央公論新社 2016年10月19日読書日:2017年03月20日 応仁の乱には苦い思い出がある。中学の時、室町時代が終わった理由が分からず、授業で質問したのだ。すると、クラスのあざけりの反応を受けた。「そりゃ、応仁の乱があったから・・・」今度は…

しょぼい起業で生きていく

えらいてんちょう イースト・プレス 2018年12月16日読書日:2019年8月2日 えらいてんちょうさんは、最近、あちこちで名前をよく見るようになった人で、ほとんどコストをかけずに起業して(数十万円)、すばらしい成績をあげていることで有名なようです。 こ…

上級国民/下級国民

橘 玲 小学館 2019年8月1日読書日:2019年8月3日 橘玲氏は、本人も認めているように、基本的には作家ではなく編集者です。 これまで発表された本をあるテーマに沿って編集し、まとめることで、驚くべき結果を導き出してきました。その殆どが、みんながうすう…

第6の大絶滅は起こるのか―生物大絶滅の科学と人類の未来

ピーター・ブラネン 築地書館 2019年2月19日読書日:2019年7月26日 これまで、地球では5度の大絶滅が起きた。では現在、人間が環境に引き起こしている影響は6度目の大絶滅を引き起こすのだろうか。 これまでの5度大絶滅は、ほとんどが二酸化炭素と関係が…

大読書日記

鹿島茂 青土社 2015年5月25日読書日:2019年7月21日 日経新聞の書評欄に紹介されていたので、読んで見る。2001年ー2015年までの週刊文春に書かれた書評を集めたもの。 こういう書評集はたいへん面白いが、知らない本をたくさん紹介されて、読みたい…

宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃

加藤 文元/著 -- KADOKAWA -- 2019.4 読書日:2019年7月17日 数年前に不思議な数学の論文が出されて、査読に入っているという話を聞いたことがありましたが、どうもこれのことらしい。その時も宇宙と宇宙をつなぐなどという言葉が躍っていて、これはいった…

大人の週末起業 本物の「稼ぐ力」が身につく

藤井 孝一/[著] -- クロスメディア・パブリッシング 2019.6読書日:2019年7月8日 かつて週末起業という言葉が話題になったことがあって、わしも感化されたものでした。著者はITツールを駆使して、ビジネスを生み出しており、すごいなあと思ったものです。…

カメラ?カメラ!カメラ?!―計算をはじめた未来のカメラたち (丸善ライブラリー)

2016/4/1 児玉 和也 (著), 財部 恵子 (著), 国立情報学研究所 (監修)、丸善出版読書日:2019年7月7日 ちょっと前、ライトフィールドカメラとか、不思議なカメラが出てきた。興味を持っていたので、今頃だが、参考になるかと思って読んでみた。 昔からフーリ…

レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

レンタルなんもしない人 晶文社 2019年4月17日読書日:2019年7月6日 自分自身を貸し出すが、何もしない、という人の体験談。現在いまも絶賛貸出中らしい。料金は無料だが、交通費となにか食べた場合の実費はもらうというスタイル。非常に人気で、日に数件の…

このままだと、日本に未来はないよね。 ひろゆき流時代を先読みする思考法

ひろゆき/著 -- 洋泉社 -- 2019.3読書日:2019年6月31日 読書する楽しみのひとつに、自分がこれまで思ってもみなかった発想に出会えるというのがある。ひろゆきも、映画を観るのはそのためだそうだ。そういう意味では、この本にかかれてあることはそうとう…

日本国紀

百田 尚樹 幻冬舎 2018年11月12日読書日:2019年6月22日 コピペとかが話題になっているが、この本はどう見ても歴史書ではないし、たんに百田の見方を語っているだけだから、あまりその辺を強調しても仕方がないのではないか、という気がする。 たぶん百田氏…

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

ピーター・ブラウン, ヘンリー・ローディガー, マーク・マクダニエル エヌティティ出版 2016年4月14日読書日:2019年6月21日 どうすれば効率的な学習ができるかということについて述べた本。 具体的には、(1)想起練習を組み込む。繰り返し読むよりも、軽…

書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで

フェルナンド・バエス 紀伊國屋書店読書日:2019年6月16日 書物や図書館が破壊された歴史を振り返る本。分厚い本だけど、意外に面白くて、長さを気にせずに読めた。本に興味のある人には楽しめると思う。 昔、この本でも紹介されているブラッドベリの「華氏…

大富豪の投資術

マーク・モーガン・フォード ダイレクト出版 2017読書日:2019年6月9日 パームビーチグループという資産管理をアドバイスする会社が、「いまなら5000円相当の本が無料で当たる」(実際は配送料が取られるらしい)とネット上で盛んに宣伝している本。 あんま…

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)

ジム・ロジャーズ PHP研究所 2019年1月17日読書日:2019年6月8日 国際的に有名な投資家ジム・ロジャーズは、今後に期待できる国として、北朝鮮を挙げる。理由は、もしも北朝鮮が開国して韓国と統合したら、統合朝鮮はとんでもなく発展する可能性があるからと…

マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書)

野口悠紀雄 新潮社 2019年5月22日読書日:2019年6月5日 野口悠紀雄は信頼できる経済学者の一人だ。彼はどんな議論でもできる限り1次資料にあたり、自分の頭を使った議論を展開するからだ。こういう人はありがたい限りである。 今回のこの本の執筆動機は、も…

マイ遺品セレクション

みうらじゅん 文藝春秋 2019年2月7日読書日:2019年6月1日 みうらじゅんが産経新聞で連載している自分の奇妙なコレクションを紹介するコラムを書籍化したもの。 何でこんなものを集めているんだという内容が56項目並んでいる。そのほとんどの物に首を傾げ…

ファーウェイは生き残れるのか

アメリカ政府がアメリカ製品の輸出規制のリストにファーウェイを加えた、というニュースが2019年5月15日に伝えられた。 わしからみて、ファーウェイって、中国の企業のなかでは共産党にあまり頼らず頑張ってきた(というか冷遇されてきた)企業というイメー…

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ