まさに軍拡競争。AIは規模が命 ドワルケシュ・パテル 訳・株式会社クイープ 翔泳社 2026.6.10読書日:2026.10.21 人工知能系の作家兼ポッドキャスターのパテルが、AI開発の最前線の人たちからの証言を集めて、AIや社会が今後どうなるかを述べた本。 AIを開発…
メソポタミアの源流域を下る 高野秀行 集英社 2026.6.30読書日:2026.10,11 辺境ノンフィクション作家の高野秀行が、川下り冒険家の山田隊長とともに、ティグリス・ユーフラテス川の源流域をパックラフトというゴムゴート型のカヌーで下っていく体験談。 う…
最強の君主 『ネオ君主論』を読んだ。 www.hetareyan.com で、ちょっとがっかりしたけど、個人的には現代の君主制は議院内閣制にあると思っているので、その話をしようと思う。というか、たぶん、議院内閣制は最強の君主制だ。 君主制とはおおむね次のような…
お花畑の君主論 カーティス・ヤ―ヴィン 訳・大野和基 PHP研究所 2026.6.19読書日:2026.10.4 民主主義とリベラルは肥大化した官僚の大聖堂(カテドラル)を作るばかりで、まったく機能していないので、民主主義を廃止し、テック企業のCEOのような新しい君主…
全部捨てる 中崎タツヤ 新潮社 2015.6.1(オリジナルは 飛鳥新社 2010.12)読書日:2026.9.28 「じみへん」で有名なマンガ家の中崎タツヤは、物を持つのが嫌いで、できるだけ物を少なくするために、ともかく家にあるものを見ると、どんどん捨てた結果、仕事…
中心が空だから無限のキャラを作れる 村田沙耶香 集英社 2025.3.10読書日:2026.9.22 (ネタバレあり。注意) 空っぽで自分というものが存在しない如月空子は、周囲の空気を読んで自分のキャラと感情を作り上げるような人物で、状況に応じて自分のキャラと思…
と言っても、危ない動画ではない。常々申し上げている通り、わしはデジタルコインマーとしてTikTok Liteで広告を見ながらデジタルコインを集めている。 www.hetareyan.com TikTokでは中国で作成された怪しげな広告が流されているのだが、昔から漢字が簡略体…
望郷のインセクト? 朝野維起(あさのつなき) 筑摩書房 2026.7.10読書日:2026.9.10 例えばクジラのように、陸で進化した生物が海に進出することはよくある。昆虫は海の甲殻類が陸上に進出して進化した生物であるが、昆虫が逆に海に進出したという例はまだ…
架空のマジョリティの前では誰もがマイノリティ 朝井リョウ 新潮社 2021.3.25読書日:2026.9.13 (ネタバレあり、注意) LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)を許容しようという世間の風潮に対して、それをあざ笑うかのように、世…
ゴミから緑を作る! 大山修一 昭和堂 2015.3.31読書日:2026.8.31 アフリカのサヘル地域のニジェールで、現地の人々の中に入り込んで地域研究を行っている大山さんが、現地の人に倣って、砂漠化を緑化するためにゴミを活用して、生えた草木を牧畜用の餌にし…
マインドリセットは無用 アレクサンダー・C・カープ、ニコラス・W・ザミスカ 訳・村井章子 日本経済新聞社 2026.3.25読書日:2026.8.27 軍事ソフトウェア会社パランティア・テクノロジーズのCEOらが、技術者は国家の安全や発展につくすという気概を取り戻…
想定外の想定化? モーガン・ハウセル 訳・小島修 ダイヤモンド社 2021.12.7読書日:2026.8.16(前回は2022年) この本は1度読んでいたのだが、もう一度読みたくなって再読した。 www.hetareyan.com そうしたら、前回以上に夢中になって、すぐに全部読んで…
元気いっぱい少女の決断 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 訳・浅倉久志 早川書房 1987.10.15読書日:2026.8.12 (ネタバレあり。注意! なお、読んだのは旧文庫本です) 人類が宇宙に進出した未来、リフトと呼ばれる星の少ない暗黒の未開拓領域の入り口…
イカルスは半球睡眠ができなかったので墜落した? 渡辺佑基 中央公論社 2026.4.25読書日:2026.7.29 バイオロギングという手法で、動物に取り付けられる小さな機械で動物の自然な姿を観察し続けた著者が、自分で見た動物や論文で知った動物の驚きの生態を語…
社會部部長の『地政学』を読んだとき、ひとつの地図に目を見張った。それはユーラシア中央部のハートランドを示した地図だった。 www.hetareyan.com 目を見張ったのは、これと全く同じ地図を見たことがあったからだ。それは地政学とはまったく関係ない、家父…
世界は大陸勢力と海洋勢力のせめぎあい 社會部部長 サンマーク出版 2025.1.30読書日:2026.7.26 地政学の基本を分かりやすく説明し、今の時代を決定している、アメリカ、ロシア、中国と日本のそれぞれの立場を取り上げ、各国の思惑を明快に示した本。 正直に…
自分の体がどうなっているか分からない 伊藤亜紗 朝日新聞社 2026.2.25読書日:2026.7.24 いろいろな病気を抱えて、自分の体との折り合いをつけるのに難のある人たちへのインタビュー集。 拒食症、過食症などの摂食障害、ナルコレプシー、ALS(筋萎縮性側索…
エンキドゥは権力分散の象徴? 訳・矢島文夫 筑摩書房 1998.2.10読書日:2026.7.12 <AIによる要約>古代メソポタミアの都市ウルクの王ギルガメシュは、強大な力を持つ一方で暴君でもあった。人々の嘆きを受けた神々は、彼に対抗する野人エンキドゥを創る…
どうでもいいけど、いちおう実話 2026年のワールドカップが終わろうとしている。 じつはワールドカップが始まる直前までDAZNと契約するかどうか迷った。 しかし、リアルタイムで全試合を見るにはDAZNしかないのだ。 というわけで、ワールドカップが始まる前…
2つの歴史、釣り合うかな? デイビッド・クリスチャン 訳・水谷淳・鍛原多恵子 ニューズピックス社 2022.12.21読書日:2026.7.11 ビッグバンからの宇宙全体の歴史を描いたビッグヒストリーの著者が、ビッグヒストリーの立場から未来とは何かを描いた本。 ビ…
彼のがむしゃらな思いは、空を飛んでいるかのよう 浮谷東次郎 筑摩書房・文庫版 1990.8.26(オリジナルは1972.7.28)読書日:2026.7.4 伝説のレーサー浮谷東次郎が中学3年(1957年)の夏休みに大阪までのバイク旅行をした旅行記と中学時代の日記をまとめた…
オープンダイアローグ。一番オープンでいなくてはいけない者は? 森川すいめい 講談社 2021.5.1読書日:2026.6.28 フィンランドのオープンダイアローグ(対話を中心とした支援によって、薬や入院に頼らず精神の病から回復すること)の事例が紹介されているが…
世界最古にして、いまでも最先端 林望 祥伝社 2010年3月25日読書日:2026.6.22 作家、書誌学者の林望による源氏物語の現代語訳の第一巻。桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫まで。 やはり日本人として生まれたからには、源氏物語は一度は読んでおきたいコンテンツ…
宇宙の戦士は75歳! ジョン・スコルジー 訳・内田昌之 早川書房 2007.2.28読書日:2026.6.12 (ネタバレあり、注意) 妻のキャシーを亡くし独り身のジョン・ペリーは、75歳以上しか入隊を認められないという、コロニー防衛軍(CDF)に入隊する。未来の技術で…
ソシオパス 「怪物」と呼ばれて パトリック・ガーニェ 訳・高橋知子 早川書房 2025.10.20 読書日:2026.6.9 女性の心理学者でありソシオパスである著者が、ソシオパスの中で何が起きているのかを自らの体験で語る本。
いつのまにか一緒にいてくれる影 ジョン・ガイガー 訳・伊豆原弓 新潮社 2014.4.1(単行本は2010.9)読書日:2026.6.4 山で遭難したり、海で漂流したり、災害からの脱出などで極限状態に陥った時、実在しないはずのリアルな第三者(サードマン)が現れて、危…
海から陸へ――中東のエネルギー地政学は変わるのか。 2026.4.6にホルムズ海峡のことを書いた。 www.hetareyan.com もしこのあとトランプが本当に米軍を引き上げたら、わしはトランプをまじですごいやつだと思っただろう(笑)。しかし、実際にはホルムズ海峡…
P・ボグダノビッチ 訳・高橋千尋 九藝出版 1978.4.28(復刻版は文遊社、2011年)読書日:2026.5.28 大映画術で扱われなかったボグダノビッチ(ボグダノヴィッチ)によるジョン・フォードのインタビュー。 「大映画術」という本を読んだ。 www.hetareyan.com…
ピーター・ボグダノヴィッチ 訳・宮本高晴 国書刊行会 2026.2.5読書日:2026.5.25 2022年に亡くなった映画監督のボグダノヴィッチが、過去にインタビューをした偉大な映画監督の録音をカットなしにそのまま書籍化したもの。 わしは、小説と同じように映画も…
我が自治体のゴミ回収は、専用のゴミ袋を買ってゴミ出しをしないと持って行ってくれないという、よくあるシステムになっている。 日曜日、スーパーに買い物に行ったときに、ゴミ袋が足りないことを思い出して、日用品コーナーに行った。そこでぎょっとした。…

