2019-01-01から1年間の記事一覧
小林さやか 春秋社 2019.7.30読書日:2019.12.11 香港の安宿のボスの話ということで、てっきり中国人の話なのかと思ってたら、アフリカのタンザニア人の話なのだった。いま中国には大勢のアフリカ人が一旗上げるために来ているのだそうだ。その中でずっと香…
劉慈欣、訳:大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、監修:立原透耶、早川書房、2019.7.15読書日:2019.12.9 (ネタばれあり。注意) SFは年に1,2冊しか読まないと言ったばかりなのに、なめらかな世界とその敵、に続いて、今月2冊目のSFである。でも、…
伴名練 早川書房 2019.8.20読書日:2019.11.30 小説を読むことがそもそも少ない上に、SFはたぶん年に1、2冊しか読まない。この本に関しては、新聞の書評で「現代SFの到達点のひとつ」みたいなことが書かれてあって、読んでみた次第。 わしはミステリー…
アリス シュローダー 日本経済新聞出版社 2009年11月19日読書日:2013年04月03日 オマハの賢人のたぶんもっとも詳しい伝記。 投資の興味があるとどうしてもバフェットという名前を聞かざるを得ないし、そして断片的に聞くバフェットの人生を聞くと好奇心に駆…
トミー・コールドウェル 堀内瑛司・訳 白水社 2019.9.10読書日:2019.11.25 ヨセミテのエル・キャピタンという有名な岩壁のうち、最難関とされたドーン・ウォールをフリークライミングで初めて攻略したトミー・コールドウェルの自伝。とても、とても面白い。…
中川翔子 文藝春秋 2019.8読書日:2019.11.18 中川翔子が過去に自分がされたいじめを全告白し、いま苦しんでいる子どもたちに死なないように訴える本。 中川翔子がこんなにいじめを受けていたとは思わなかった。いじめられていると学校にいる1時間ごと1分ご…
チャールズ・A・オライリー マイケル・L・タッシュマン 渡部典子・訳 東洋経済新報社 2019.2.28読書日:2019.11.17 企業ビジネスモデルはすぐに廃れてしまうので、従来事業を深堀する深化と新機軸を見つける探索の両方を行わう必要がある、と主張する本。 テ…
アンソニー・レイ・ヒントン 栗木さつき・訳 海と月社 2019.8.5読書日:2019.11.15 アメリカのアラバマ州で70年代に無実の罪で死刑判決を受けた黒人男性が、諦めずについに無実を勝ち取った話。 原題は The Sun Does Shineで普通すぎてインパクトがないせ…
ジャレド ダイアモンド, Jared Diamond, 倉骨 彰 草思社 2000年読書日:2011年06月06日 言うまでもなく、ジャレド・ダイアモンドの代表作。インカがスペインに征服された歴史的事件の原因を、大陸ごとの発達の違いにまでの根本原因にさかのぼって考察し、人…
moto 扶桑社 2019.8.9読書日:2019.11.10 motoさんは、収入を増やすことだけを目標にして転職を繰り返すとともに、その経験を情報として売ることで、240万円の年収からいまでは5000万円に増やすことに成功したんだそうです。この本もベストセ…
前田裕二 幻冬舎 2019.5読書日:2019.11.8 SHOWROOMというライブアプリの会社を立ち上げた若き経営者が、自分の壮絶な人生を振り返りつつ、自分の思いを語る本。 前田裕二さんの恋人は石原さとみなんだそうだ。あら、そうなの?(笑)。彼女はいい役者さんだ…
安彦良和 言視舎 2018.10読書日:2019.11.10 ガンダムのキャラクターデザインで有名な安彦良和が学生運動崩れであることは、「原点」を読んで初めて知った。 安彦良和の仲間たち、弘前大学の学生運動のリーダーたちは、安田講堂にも参加したし、そればかりか…
李栄薫 文芸春秋 2019.11.20読書日:2019.11.16 韓国の反日運動が根拠のないことを、韓国の歴史学者自身が実証的に明らかにした本。韓国では10万部を越えるベストセラーになり、昨今の日韓激突から日本でも緊急出版されました。 「種族」という言葉を使うの…
ポール・シャーレ 伏見威蕃・訳 早川書房 2019.7.20読書日:2019.11.6 この本は1983年に起こった衝撃的な話から始まる。 まだソ連が存在し、米ソ冷戦が現実だったとき、ロシアの早期警戒システム・オコ(目)は米国が核ミサイル5発を発射したことを捉え…
堀江貴文 徳間書店 2019.7.31読書日:2019.10.28 全ての物、人間関係その他のことに執着することはなく、全て捨てていいと主張する本。 いや、そのとおりだと思うんで、全く異論がありません。(苦笑) いま住んでいるマンションにモノがあふれていますが、…
安彦 良和, 斉藤 光政 岩波書店 2017年3月11日読書日:2017年09月11日 出版社が岩波だったことにびっくりでしょうか。(笑) 冗談はさておき、安彦良和がこれほどまでに全共闘の人間だったことにびっくり。ただデモに参加したっていうくらいじゃなくて、弘前…
中野 剛志/著 -- ベストセラーズ -- 2019.7読書日:2019.10.25 基礎知識編に続く戦略編だが、中身はこれからどうするかという話ではなくて、平成の経済政策はなぜ失敗したかを、しつこく語る内容だった。それはもう何度もあちこちで読んだので、今後どうす…
マルクス・ガブリエル 講談社 2018年1月11日読書日:2019.10.21 マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」を読んだ。いろんな意味で、非常に好ましい。経済学でMMTを知ってスッキリしたように、哲学でこの本を読んでかなりスッキリした。完全…
小田嶋隆 岡康道 清野由美 日経BP 2019.7読書日:2019.10.15 日経ビジネスオンラインは、今は改装してほとんど雑誌の拡販に特化した内容になってしまいましたが、その前はなんでもありのサラリーマンが時間を潰すにはもってこいの企画がたくさんありました。…
清水洋 新潮社 2019/8/21読書日 2019/10/11 イノベーションは飼いならすことができない、イノベーションを起こすときにも、起きたあとでも。 という内容を書いていて、たしかにそのとおりなのですが、きっと企業の開発の現場では誰もが身に沁みていることな…
「死にがいを求めて生きてるの」を読んでると、人生に意味を与えようとする雄介も理解できる気もするが、何しろ、わしは昔、知り合いの女の子に「人生に意味はない」と力説して不興を買った人間なので、たぶん彼とは違うタイプの人間である。でも、雄介はち…
朝井リョウ 中央公論新社 2019.3.7読書日:2019.10.9 あんまり小説は読まないのだけれど、読んでみた。ネタバレありますので、ご注意。 死にがい、というのは「これができれば死んでもいい、命を捧げてもいい」と思えるようなことですから、結局、普通の生き…
ちきりん ダイヤモンド社 2019年4月3日読書日:2019年10月3日 ちきりんさんの本は大抵は自分で買うことが多いんだけど、これは図書館で。だってリノベをする予定がないからね。 リノベをする予定はなかったけど、この本を読んでいるうちに、自分ならいま住ん…
ポール・ウエイド CCCメディアハウス 2017年7月28日読書日:2018年05月13日 長年定期的な運動をしていなかったので、普段は使わない筋肉とかに衰えを感じています。それでラジオ体操をしてみたら、なかなか良かったので、何年も前からラジオ体操第1、第2…
セス・スティーブンス=ダヴィドウィッツ 酒井泰介(訳) 光文社 2018年2月20日読書日:2019年9月29日 あとがきによれば、著者はベストセラー「ヤバい経済学」を読んでデータ分析の道に進んだという。ヤバい経済学は、その後データの処理の仕方がおかしいと…
勝間和代 文藝春秋 2016.4読書日:2019年9月29日 我が家がマンションを買ったときからすでに10年目に入りました。(そのときの悲惨な経済状況を思い浮かべると未だに目に涙が。。。) 勝間さんの場合、部屋に物があふれ、汚部屋になると、無理やり引っ越して…
カビール・セガール 早川書房(文庫版) 2018年10月15日読書日:2019年9月25日 わしはときどき想像してみることがある。お金を見たことも使ったこともない未開人をいきなり現代社会に連れて行ったとして、その彼/彼女は、どのくらいでお金が使えるようにな…
田中修治 幻冬舎 2018年8月読書日:2019年9月19日 この本はベストセラーなんだそうだ。オンデーズの話はテレビ東京のカンブリア宮殿にも出ていたので、読んでみることにした。 借金が14億円あり、事実上の倒産状態のオンデーズを田中さんが買ってから再生し…
橘玲 集英社 2019年7月31日読書日:2019年9月12日 なんか日々橘玲ばかり読んでる気がする。この本は、基本的に週刊プレイボーイに連載されているものをまとめたものだが、たぶん、ほとんど全てを読んでいる。プレイボーイを買っているわけではなく、橘玲のコ…
大野正人 文響社 2018.04.27読書日:2019年9月11日 子供向けの自己啓発本みたいなもの? 偉大と言われている人でもダメダメ人間で失敗をしてるから、君も失敗しても大丈夫だし、この本を読めば失敗によるダメージからの回復方法も教えちゃうよ、という本。 …