ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

読書録

ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

ジム・コリンズ ビル・ラジアー 訳・土方奈美 日経BP 2021.8.23読書日:2022.8.23 偉大な企業を作ることにこだわるビジョナリーシリーズのジム・コリンズが、かつて自分が書いたスタートアップについての本をリニューアルしたもので、偉大な企業を作るには…

世界最高の雑談力

岡本純子 東洋経済新報社 2022.7.7読書日:2022.8.20 雑談力とは聞く力と質問力であり、自分のことを話すことではないと主張する本。 著者によれば人は自分のことを話したがるものだという。というわけで、雑談をするということは、相手の言うことを聞き、話…

デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

堤未果 NHK出版新書 2021.8.30読書日:2022.8.19 日本の大切なデジタル情報資産が外国に無償で提供され、このままいけば国家主権さえも外国のものになってしまうと主張する本。 わしはテクノロジーOKの人間であるから、GAFAMが邪悪だという議論に…

成しとげる力

永守重信 サンマーク出版 2021.11.25読書日:2022.8.17 日本電産創業者の永守重信が自身の経営に対する信念を述べた本。 永守重信の本は何年かごと、最近では毎年のように出版されていて、これまで何冊か読んだことがあるが、ほぼどれも同じである(笑)。 …

グレート・ナラティブ 「グレート・リセット」後の物語

クラウス・シュワブ ティエリ・マルレ 訳・北川蒼 日経ナショナルジオグラフィック 2022.7.4読書日:2022.8.13 ダボス会議で有名な世界経済フォーラムの創設者のクラウス・シュワブが、アフターコロナ後の世界で世界を動かすであろうナラティブを語った本。 …

いずれすべては海に中に

サラ・ピンスカー 訳・市田泉 竹書房文庫 2022.6.7読書日:2022.8.12 音楽と不思議な言葉の結びつきから生まれる詩情あふれるフィリップ・K・ディック賞受賞のSF短編集。 サラ・ピンスカーはシンガー・ソングライターでもあり、いままで4枚のCDをリリー…

ミュージカルの歴史 なぜ突然歌い出すのか

宮本直美 中公新書 2022.6.25読書日:2022.8.11 ミュージカルは普通のお芝居と違って物語に歌やダンスが入っており、そうするとお芝居をしていて役者が突然歌い出すという日常にはない不思議な光景を見ることになるが、それはなぜかという謎に、ミュージカル…

生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

高橋宏知 講談社 2022.1.12読書日:2022.8.5 機械系エンジニアである著者が、エンジニアの立場から脳の研究を行い、生命の知能はダーウィンの進化論をもとにした試行錯誤を伴う自律化の知能であり、一方、人工知能は試行錯誤のない自動化の知能であると主張…

韓国民主政治の自壊

鈴置高史 新潮社 2022.6.17読書日:2022.7.30 韓国の民主主義は大統領が司法を押さえてベネズエラ的な独裁的な方向に進んでおり、自壊していっていると主張する本。 高名な韓国観察者である鈴置高史さんの最新刊ですが、なんか韓国はもういいかな、って気が…

となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」

大江英樹 朝日新書 2021.12.30読書日:2022.7.30 金融資産1億円の億り人というのは目立たず地味な人が多いが、意外にその数は多く、100人のうち2、3人いて、まさしくとなりのひとがそうであってもまったく不思議ではないとして、普通の人でも億り人に…

不自然な死因 イギリス法医学者が見てきた死と人生

Dr.リチャード・シェパード 訳・長澤あかね 解説・養老孟司 大和書房 2022.4.20読書日:2022.7.29 子供の頃に法医学の教科書に心を奪われて法病理学者になることを決意した著者が、イギリスの法医学の変遷から自身が関わった正しい拘束に関する社会運動、育…

わたしの好きな季語

川上弘美 NHK出版 2020.11.20読書日:2022.7.20 俳句もたしなむ小説家の川上弘美が自分の好きな季語をネタにしたコラム集。「すてきにハンドメイド」という婦人誌に連載したもの。 小説をほとんど読まないから川上弘美もこれが初めての本。ちなみに小泉今…

世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

カルロ・ロヴェッリ 訳・富永星 NHK出版 2021.10.30読書日:2022.7.18 イタリアのループ量子力学の研究者、カルロ・ロヴェッリが量子力学の本質について述べた本。 カルロ・ロヴェッリの「時間は存在しない」はわしに大変感銘を与えた。というわけで、こ…

脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論

ジェフ・ホーキンス 訳・太田直子 早川書房 2022.4.25読書日:2022.7.10 脳の知能はどのように実現されているのか、その原理を発見したと確信する著者がその原理を説明するとともに、汎用AIの実現性と、AIはさほど恐れるほどのものではないという楽観的…

正義の教室 善く生きるための哲学入門

飲茶 ダイヤモンド社 2019.6.19読書日:2022.7.6 小説仕立てで、正義とはなにか、善い人生とはなにかについて哲学の全体像を語ってくれる本。 うーん、これはとてもわかりやすい。どんな哲学の本を読むよりも、この本を読む方が哲学の全体像を把握できるんじ…

中国経済の謎 なぜバブルは弾けないのか?

トーマス・オーリック 訳・藤原朝子 ダイヤモンド社 2022.3.29読書日:2022.7.5 何度も崩壊すると言われながら中国経済が崩壊しなかったのは、中国共産党が過去の世界経済を反面教師とした柔軟で独創的とも言える対応をしたことだったとし、一方、今後もその…

スモールビジネスの教科書

武田所長 実業之日本社 2022.4.7読書日:2022.7.1 新しいビジネスモデルを作るのではなく、すでにあるビジネスモデルで、大企業が相手にしていないセグメントの顧客に特化したビジネスを行うことで数百万〜100億円程度の成功率の高いビジネスができると主…

引力の欠落

上田岳弘 角川書店 2022.3.29読書日:2022.7.3 (ネタバレ注意) これまで3社の上場に成功し一生困らないだけのお金も貯めた上場請負人の会計士、行先馨(ゆきさきかおる)が、人間からはみ出した存在UEH(未確認生存人間、なんか霊的な存在)の集団の一…

人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

上田啓太 河出書房新社 2022.4.30読書日:2022.6.30 仕事を辞めて、友人宅の物置に転がり込んだまま、2000日をそこで過ごした著者が、自分がやったことや至った心境などについて語った本。 著者の上田さんは大学三年のときに今後の進路を悩んだ末に、大…

原郷の森

横尾忠則 文藝春秋 2022.3.25読書日:2022.6.30 画家の横尾忠則が死者の集う「原郷の森」にアブダクト(拉致)され、そこで過去の画家、文学者など歴史上の彼が話したい人と自由に議論した内容を記録した本。 横尾忠則のことはあまり良く知らないが、わしは…

実在とはなにか 量子力学に残された究極の問い

アダム・ベッカー 訳・吉田三知世 筑摩書房 2021.8.30読書日:2022.6.24 量子力学の観測問題と量子もつれに関するこれまでの進展と現状を報告し、物理学における実在について考察した本。 わしは学校で新しいことを習うと、さっそく躓くという経験をする人間…

ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生

ウィリアム・H・マクレイヴン 訳・伏見威蕃 早川書房 2021.10.25読書日:2022.6.20 (ネタバレあり。注意) アメリカ軍、特殊作戦部隊のトップに上りつめたマクレイヴンが、自分の人生に起きたトピックスを振り返る本。 マクレイヴンはネイビーシールズ出身…

BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル全真相

ジョン・キャリールー 訳・関美和、櫻井祐子 集英社 2021.2.28読書日:2022.6.16 スティーブ・ジョブズを崇めるセラノス創業者、エリザベス・ホームズが、現実歪曲フィールドに関してだけはジョブズを越えたことを報告する本。 エリザベス・ホームズとその会…

起業のすすめ さよならサラリーマン

佐々木紀彦(PIVOT創業者) 文藝春秋 2021.10.30読書日:2022.6.12 東洋経済オンライン編集長をしていた著者が、批評する立場から自ら起業する身となり、まるで自分を鼓舞するために書いているような、読者にも起業をすすめる本。 まあ、くどいですが、わし…

長生き地獄 資産尽き、狂ったマネープランへの処方箋

森永卓郎 角川新書 2022.1.10読書日:2022.06.10 年金財政の破綻で将来は1ヶ月13万円の年金しかもらえないと主張し、その中で生活していくためにはトカイナカ生活(都会+田舎、都会の近くの田舎)がもっとも良いと主張する本。 森永卓郎さんは経済学者と…

ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義 「永遠の命」への本能的欲求が人類をどう進化させたのか?

スティーヴン・ケイヴ 訳・柴田裕之 日経BP 2021.12.13読書日:2022.6.9 人間の文化は「不死」への探求の結果生じたと主張し、不死にいたる4つのシナリオを検討し、そのどれもが満足できるものではなく、今を生きることに集中する第5のシナリオを勧める…

ディープラーニング 学習する機械 ヤン・ルカン、人工知能を語る

ヤン・ルカン 訳・小川浩一 監訳・松尾豊 講談社 2021.10.21読書日:2022.6.4 畳み込みのルカンと呼ばれるディープラーニングの第一人者が、ディープラーニングのたどってきた道、その原理、そしてAIの未来について、自分自身の研究の軌跡を振り返りつつ語…

世界のシワに夢を見ろ!

高野秀行 小学館 2009.1.13(文庫版)読書日:2022.6.1 高野秀行が世界の辺境で経験した、ありえない経験をつらつら書いた爆笑エッセイ。 いやー、特に何かあったわけではないが、なにか気分が優れないときには高野秀行の本を読むに限る。まあ、アマゾンがむ…

ブロークン・ブリテンに聞け

ブレイディみかこ 講談社 2020.10.26読書日:2022.5.22 2018年から2020年まで群像に連載した、ブレイディみかこのイギリス社会の断片を記した時事エッセイ集。 連載の期間、イギリスはブレグジットあり、あいかわらずの王室問題あり、パンデミックあ…

ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ

前野ウルド浩太朗 光文社 2020.5.30読書日:2022.5.25 ファーブルに憧れてバッタ研究のポスドクになった著者が、就職先が決まらないまま最後のお金をアフリカのフィールド研究に賭けて、バッタを倒すか、貯金がなくなって自分が倒れるか、というぎりぎりのポ…

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