ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

読書録

上流思考 「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法

ダン・ヒース 訳・櫻井祐子 ダイヤモンド社 2021.12.14読書日:2022.5.1 問題が起こってから対応する下流思考ではなく、問題の根本から問題が起こらないように予防する上流思考が社会問題を解決するときに求められると主張する本。 トヨタ生産方式のカイゼン…

時間は存在しない

カルロ・ロヴェッリ 訳・富永星 NHK出版 2019.8.30読書日:2022.4.26 イタリアの物理学者カルロ・ロヴェッリが、時間は存在しないというループ量子重力理論の結論を報告する衝撃の書。 読んでいると、頭がくらくらしてきた。ロヴェッリの描く時間の世界は…

物価とは何か

渡辺努 講談社 2021.1.11読書日:2022.4.22 物価は経済学の基礎概念にもかかわらず、その計測方法から、何が物価を動かすか、物価に対して何ができるのか、など今も未知な部分が多く、現在の経済学が到達している地点について解説してくれる本。 著者はかつ…

ライフピボット 縦横無尽に未来を描く人生100年の転身術

黒田悠介 インプレス 2021.2.21読書日:2022.4.16 現在の自分のキャリアから適応可能な隣接したキャリアを考えて、隣接のさらに隣接したキャリアまで想定しておき、現在のキャリアでそのための蓄積をしておくと、その隣接したキャリアに次々に転職が可能だと…

オーラの発表会

綿矢りさ 集英社 2021.8.30読書日:2022.4.14 (ネタバレあり。注意) 社会性に問題があって周りと合わせることができず友達も恋人もいない海松子(みるこ)が、奇跡的になんのトラウマもなく大学生になると、独自の考えと確信を持つ彼女が少しずつ輝きを増…

認知バイアス事典 世界と自分の見え方を変える「60の心のクセ」のトリセツ

情報文化研究所(山崎咲紀子/宮代こずゑ/菊池由希子) 監修・高橋昌一郎 フォレスト出版 2021.4.26読書日:2022.4.12 いろいろな認知バイアスを論理学、認知科学、社会心理学から20ずつ全部で60を集めて解説した本。 事典ということになっているが、最…

ビーバー 世界を救う可愛すぎる生物

ベン・ゴールドファーブ 訳・木高恵子 草思社 2022.2.2読書日:2022.4.7 かつて北米やヨーロッパに多数存在して水の保水や湿原の形成に貢献していたビーバーを復活させて自然環境を回復させようとする、ビーバー狂の人たちの熱意と奮闘を描いた本。 わしはア…

貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術

かぶ1000 ダイヤモンド社 2021.1.21読書日:2022.4.3 バリュー株投資を極めた著者がその技を惜しげもなく公開する、日本でバリュー株投資を行うときの教科書的な決定版。 いやー、これは素晴らしい本だ。題名がちょっと一般受けするような軽いものになっ…

心理的安全性のつくりかた 「心理的安全性」が困難を乗り越えるチームに変える

石井遼介 日本能率協会マネジメントセンター 2020.9.10読書日:2022.4.2 全員の知恵が求められる現代の組織では、自由に発言できて責められることのない、「心理的安全性」がある組織運営が求められるが、そのためには具体的な行動という形で示すことが大切…

Invent & Wander ジェフ・ベゾス collected Writings

ジェフ・ベゾス 訳・関美和 ダイヤモンド社 2021.12.7読書日:2022.3.29 アマゾンのジェフ・ベゾスの過去の株主へのレター、寄稿文を集めたもの。 この本の3分の2くらいは、株主への過去20年ぐらいのレターとなっていて、アマゾンのそのときどきの状況や…

スノーボードを生んだ男 ジェイク・バートンの一生

福原顕志 文藝春秋 2021.11.20読書日:2021.3.27 スノーボードというスポーツがなかった頃、スノーボードというものを構想し、そしてスポーツとしても事業としても成功を収めたジェイク・バートン(1954−2019)の評伝。 こういうのってたいていは翻…

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

モーガン・ハウセル 訳・児島修 ダイヤモンド社 2021.12.7読書日:2022.3.22 一生お金に困らずに暮らすというのは、収入が多いことではなく、何か不測な事態が起きても困らないように余裕がある状態を保つことであり、そのためにはなんの目的がなくても倹約…

世界を貧困に導くウォール街を超える悪魔

ニコラス・ジャクソン 訳・平田光美、平田完一郎 ダイヤモンド社 2021.11.2読書日:2022.3.20 金融業が国の経済の中心になると、国民になんの利益ももたらさず、かえってその国の経済を衰退させ、国民を貧困に陥れると主張する本。 この本で書かれているのは…

生涯弁護人

弘中惇一郎 講談社 2021.11.30読書日:2022.3.14 村木厚子事件、三浦和義事件、薬害エイズ事件など、無罪引受人として有名な弘中さんが、これまで受任したうちから、記憶に残る事件を記載した本。 弘中さんが弁護士になってから50年、半世紀が過ぎたのだそ…

日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白いことばの世界

国立国語研究所 幻冬舎新書 2021.11.25読書日:2022.3.9 国立国語研究所に寄せられた様々な質問に、第一線の研究者が答える本。 「言語学バーリ・トゥード」がけっこうわしの琴線に触れたので、言語学もいいかと思ってこの本を手にとってみた。しかしあまり…

作家で億は稼げません

吉田親司 エムディエヌコーポレーション インプレス 2021.12.1読書日:2022.3.8 架空戦記ものの作家である吉田親司が、天才でなく平凡な小説家がサバイバルする方法を具体的に伝授する本。 最近、この手の創作の手法とか作家で生きていく方法とかの本がやた…

息吹

テッド・チャン 訳・大森望 早川書房 2019.12.15読書日:2022.3.7 (ネタバレあり。注意) 寡作で知られる人気SF作家、テッド・チャンの短編集。 テッド・チャンの日本での人気はすごいらしく、この本も増刷を重ねているようです。というわけで、読んでみ…

THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか

ノリーナ・ハーツ 訳・藤原朝子 ダイヤモンド社 2021.7.13読書日:2022.3.1 人類史上例のない規模で「孤独」が広がっており、人々の健康に影響を与えるだけでなく、なにより民主主義の根幹を揺るがしており、コミュニティを生み出すインフラへの投資を行わな…

食品の裏側

安部司 東洋経済新報社 2005.11.10読書日:2022.2.23 添加物を販売する商社に勤めていた著者が、作った製品を自分の子供が食べているのを見て衝撃を受け、会社を辞めて、日本の食品業界で起きている真実を報告する本。 この本は2005年の発売なのに、まだ…

クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの社会

ヤニス・バルファキス 訳・江口泰子 講談社 2021.9.13読書日:2022.2.20 2008年のリーマン・ショックのあと、資本主義が倒れたあとのあり得たもう一つの世界を描く小説。 左派の人たちのおめでたさには呆れることが多いけど、どのへんで呆れるかというと…

糖尿病の真実 なぜ患者は増え続けるのか

水野雅登 光文社新書 2021.6.30読書日:2022.2.8 これまでのインスリンを与える治療方法や食事療法は間違っていることを指摘し、糖質オフの食事で糖尿病は改善できることを主張する本。 わしも糖尿病の境界にいる人間なので、こうして関連本を読んでいるわけ…

なぜか日本人が知らなかった 新しい株の本

山口揚平 ランダムハウス講談社 2005.7.20読書日:2022.2.8 株の初心者向けの入門書。 わしはときどき株の入門書を読むようにしている。知っているはずのことをもう一度チェックするためだ。なのであまり面白いと思うことはないのだが、この本は入門書なのに…

人生を変えた韓国ドラマ 2016〜2021

藤脇邦夫 光文社新書 2021.11.30読書日:2022.2.17 ドラマに耽溺する著者が、近年の韓国ドラマの傑作とそのドラマ史における意義について、熱を込めて解説する本。 わしはドラマをほとんど見ない。わしも「愛の不時着」の評判を聞いて、ネットフリックスで見…

荒木飛呂彦の漫画術

荒木飛呂彦 集英社新書 2015.4.22読書日:2022.2.13 「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦が、自分の漫画の創作過程を公開した本。 これまで小説や脚本の創作に関する本を何冊か読んだせいか、またアマゾンがお勧めしてきた。そう言えば漫画に関するものは…

孤独からはじめよう

中野善壽(よしひさ) ダイヤモンド社 2021.11.16読書日:2022.2.8 子供の頃から孤独だったという経営者が、孤独というのは自由ということだと主張し、軽やかな経営を目指す本。 元寺田倉庫CEOの中野さんの「ぜんぶ、すてれば」が面白かったので、近刊の…

世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道

荒木博行 日経BP 2021.10.18読書日:2022.2.6 会社のプロジェクトが失敗するのはなぜか、有名な失敗例からそれをさぐり、成功への近道を示す本。 という触れ込みなので読んでみたが、これは確かに失敗したけど本当に失敗なの?というものがほとんどだった…

健康もマネーも人生100年シフト! 勝間式ロジカル不老長寿

勝間和代 宝島社 2021.7.27読書日:2022.2.6 勝間和代が健康でゆとりある老後をロジカルに考えて実践している内容をまとめたもの。 このところの長寿関係の読書をしており、その延長で本書を選んでみた。長寿関連はとりあえずこれで終了かな。 ここ数年、勝…

起業は意志が10割

守屋実 講談社 2021.5.6読書日:2022.2.5 起業しては売却する起業のプロがそのノウハウを伝授する本。 守屋さんはこれまで38(社内起業17+独立起業21)の起業をおこない、14の週末起業を行ったという。とてつもない数の起業を行ってきたわけだ。い…

アルフレッド・ウォリス 海を描き続けた船乗り画家

塩田純一 みすず書房 2021.9.10読書日:2022.2.4 船乗りや中古の船具の販売で生計を立てていたイギリスの男が、妻の死後、70歳になってから本格的に絵を描き始めたという、ウォリスの評伝。 アルフレッド・ウォリスは、1855年頃に生まれて、1942年…

自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

松本敏治 角川ソフィア文庫 2020.9.25読書日:2022.2.3 青森で臨床発達心理士の妻が話したことをきっかけに研究に乗り出した著者が、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder、ASD)の子供のことばを覚えていく過程が通常の定型発達(Typically Dev…

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