ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ人類のIQは上がり続けているのか? --人種、性別、老化と知能指数

ジェームズ・R・フリン 太田出版 2015年5月28日読書日:2018年10月06日 人類のIQが毎年伸び続けていて、それは性別や人種に関係なくのびている。これをフリン効果というらしいが、フリンというのはこの本の著者である。これだけ技術社会になっているのだから…

平等は正しいのか 「暴力と不平等の人類史」読んで考えたこと

「暴力と不平等の人類史」は興味深くて、いろいろ考えさせられた。ここでは本の中身というよりも、この本を読んで考えさせられたことを書く。必ずしも、この本の趣旨の通りではなく、自由に書きます。 www.hetareyan.com まず違和感を持ったのは、著者のシャ…

暴力と不平等の人類史 戦争・革命・崩壊・疫病

ウォルター・シャイデル 訳・鬼澤忍・塩原道緒 東洋経済新報社 2019.6.20読書日:2020.4.19 人類は農業が始まって以来、不平等な状態が定着しており、これまで平等化が起きたのは圧倒的な暴力によってでしかなく、今後は圧倒的な暴力は望みにくいので、新し…

悪魔を出し抜け!

ナポレオン・ヒル 訳・田中孝顕 きこ書房 2013.11.2読書日:2020.4.12 超有名な「思考は現実化する」(1937年)のナポレオン・ヒルがその翌年に書き上げたもの。しかし悪魔が直接できてくるので、評判が悪くなることをおそれた親族によって70年以上封印され…

新型コロナウイルスの影響をどう見るか(3)

皆さん、順調に引きこもっていますか? わしは会社には全く行かず、テレワークで引きこもっています。会議はネットで行うしかないのですが、まあ、ほとんどしてないですね。心なしかメールも減ってる気がします。 妻も会社からたくさんの休業を言い渡され、…

生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像

武村政春 講談社ブルーバックス 2017.4.20読書日:2020.4.7 巨大ウイルスの観察を通して、細胞がウイルスを取り込んだ結果、細胞核が誕生し、真核細胞ができたと主張する本。 なにしろコロナウイルスが世界的にパンデミックを起こしているのである。安倍首相…

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社 2009年6月19日読書日:2009年08月17日 (「反脆弱性」をアップした後、ブラック・スワンのレビューを載せていないことに気が付いたのでアップする。しかしこれを読むと、タレブはずっと言ってることが変わってい…

反脆弱性(はんぜいじゃくせい) 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

ナシーム・ニコラス・タレブ 望月衞・監訳 千葉敏生・訳 ダイヤモンド社 2017.6.21読書日:2020.4.5 変動のあるものはオプション性があり、オプション性をうまく使うことで大きく資産や健康などの良いものを増やすことができると主張する本。 ブラックスワン…

生物に世界はどう見えるか 感覚と意識の階層進化

実重重実(さねしげ・しげざね) 新曜社 2019.12.1読書日:2020.3.30 上から読んでも実重重実、下から読んでも実重重実というふざけた名前の著者だが、どうもこれは本名らしい。親はもしかしたら相当変わっている人だったのかしら。まるで生物の左右対称を名…

新型コロナウイルスの影響をどう見るか(2)

一か月前、コロナウイルスはしょせん一過性と言ってましたが、あえなくその見方は撤回せざるを得なくなりました。たった一か月でこんなに様相が変わってしまうとは。実は感染は中国で止まると思っていました。先進国では蔓延しないと思っていました。しかし…

英国貴族、領地を野生に戻す 野生動物の復活と自然の大遷移

イザベラ・トゥリー 三木直子・訳 築地書館 2020.1.8読書日:2020.3.28 イングランド南西部のクネップという土地を所有する貴族が農業に行き詰まり、農地を自然に戻す再野生化で生き延びようとすることで発見した様々なことを記した本。 なんとなく英国は自…

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