ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

起業は意志が10割

守屋実 講談社 2021.5.6読書日:2022.2.5 起業しては売却する起業のプロがそのノウハウを伝授する本。 守屋さんはこれまで38(社内起業17+独立起業21)の起業をおこない、14の週末起業を行ったという。とてつもない数の起業を行ってきたわけだ。い…

アルフレッド・ウォリス 海を描き続けた船乗り画家

塩田純一 みすず書房 2021.9.10読書日:2022.2.4 船乗りや中古の船具の販売で生計を立てていたイギリスの男が、妻の死後、70歳になってから本格的に絵を描き始めたという、ウォリスの評伝。 アルフレッド・ウォリスは、1855年頃に生まれて、1942年…

想定外 アフターコロナは戦争の時代?

世界に非常に大きな影響を与えたコロナが、やっと”終わりの始まり”の様相を呈してきて、次はどんな時代だろうとみなが思っていたとき、ロシアのウクライナ侵攻で、にわかに戦争がクローズアップされています。 これに対して、アメリカ、ヨーロッパは反発して…

自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

松本敏治 角川ソフィア文庫 2020.9.25読書日:2022.2.3 青森で臨床発達心理士の妻が話したことをきっかけに研究に乗り出した著者が、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder、ASD)の子供のことばを覚えていく過程が通常の定型発達(Typically Dev…

ヘタレイヤンの「億り人」はその後どうなったのか?

ヘタレイヤンが億り人になったことは、ここで述べました。それからどうなったのでしょうか? わしは配当とかそういう部分には興味がありません。成長する株にしか興味がないのです。そういうわけで、わしのポートフォリオはグロース株ばかりです。そしてグロ…

日本の最強ナラティブはデフレ・ナラティブ ナラティブ経済学を読んで考えたこと

「ナラティブ経済学」を読んでいるうちに、いま日本で一番強い経済的なナラティブといえば、デフレのナラティブではないかという気がしてきました。 1990年代、バブルが崩壊したときに、多くの企業が苦境に立たされました。リストラが普通になり、就職氷…

ナラティブ経済学 経済予測のまったく新しい考え方

ロバート・J・シラー 訳・山形浩生 東洋経済新報社 2021.8.12読書日:2022.01.28 住宅価格指数を作り、住宅バブルを警告したことで有名なシラーが、人々が語り合うナラティブ(物語)を計測すれば、経済の現状を確認し未来の傾向を予測することができると主…

言語学バーリ・トゥード Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか

川添愛 東京大学出版会 2021.7.21読書日:2021.1.20 プロレスオタクの言語学者・川添愛が、何でもありの格闘ルールで描く言語学エッセイ。 東京大学出版会が季刊で出している宣伝雑誌UP(ゆーぴー)で連載されたものだが、まあ、こういうところじゃないと…

Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章

ルトガー・ブレグマン 訳・野中香方子(きょうこ) 文藝春秋 2021.7.30読書日:2022.1.20 オランダの革新的なジャーナリズムプラットフォーム「デ・コレスポンデント」の創設者のひとりである歴史家、ジャーナリストのブレグマンが、人類は基本的に善である…

マーダーボット・ダイアリー ネットワークエフェクト

マーサ・ウェルズ 訳・中原尚哉 東京創元社 2021.10.15読書日:2022.1.15 「幣機」の一人称で語る、マーダーボットシリーズの初長編。 いや、去年読んだマーダーボット・ダイアリーがあまりに面白かったので、続編を楽しみにしていました。でもこの長編はそ…

日本人が知らない軍事学の常識

兵頭二十八 草思社 2012.3.26読書日:2022.1.10 押井守が愛読している人らしいので、とりあえず良さげなものを選んでみた。2012年の出版と10年前であり情報は古いが、しかしそこに書かれていることが正しかったかどうかを判断するにはちょうどいいかも…

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