ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

考えすぎない練習

ジョゼフ・グエン 訳・矢島麻里子 ディスカバリー・トゥエンティーワン 2024.1.26読書日:2025.5.21 ネガティブな感情の原因は自分の思考であり、考えることをやめて思考を捨て、フローな精神状態を保てればポジティブになれ、うまくいくと主張する本。 まあ…

オードリー・タン わたしはこう思考する

語り・オードリー・タン 取材・執筆・楊倩蓉 訳・藤原由希 かんき出版 2024.11.5読書日:2025.5.21 台湾の元デジタル大臣オードリー・タンの生い立ち、考え方を全体的にまとめた本。 わしはオードリー・タンに注目している。 世界のIT業界を眺めると、極端…

科学の本、危険、絶対

科学の本は昔から、特に宗教関係者から危険視されてきましたが、今でも危険です。 というのは、科学関係の本を読んでると、わしは極めて高い確率で電車を乗り過ごしてしまうからです(笑)。 わしは行きの電車ではめったに乗り過ごすことはありません。遅刻…

アリの放浪記 多様な個が生み出す驚くべき社会

オドレー・デュストゥール アントワーヌ・ヴィストラール 訳・丸山亮 日本語監修・丸山宗利 山と渓谷社 2025.1.30読書日:2025.5.22 アリの、特に餌を集める採餌アリの驚くべき行動と社会性の話と、それを解き明かそうとした研究者の奮闘の本。 わしも子供の…

世界最凶のスパイウェア・ペガサス

ローラン・リシャール サンドリーヌ・リゴー 訳・江口泰子 早川書房 2025.1.25読書日:2025.5.10 イスラエルのNSOが開発したスマホを乗っ取るスパイウェア、ペガサスはテロや犯罪対策用という触れ込みで各国政府に販売されていたが、実際には独裁国家では…

ネット右翼になった父

鈴木大介 講談社 2023.2.1読書日:2025.5.2 父親とあまりコミュニケーションを取ってこなかった著者だったが、高齢となった父がネット右翼のスラングや物語を語るようになって驚き、父の死後に、なぜ父親がネット右翼になったのかを調査した本。 世の中の現…

「ほんとうの会議」を読んで思い出したこと

「ほんとうの会議」は、言いっぱなし、聞きっぱなし、討論なし、結論なしのネガティブ・ケイパビリティを発揮するミーティングについての本だった。 しかし、これがほんとうの会議だ、明日から会社の会議もこういうふうにしましょう、と言われても誰もが困っ…

ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法

帚木蓬生(ははきぎほうせい) 講談社 2025.4.1読書日:2025.5.3 ギャンブル依存症には効果的な薬がなく、自助グループによるミーティングだけが唯一効果がある方法で、そのミーティングでは言いっぱなし、聞きっぱなしで、結論も要約もなしであり、この会議…

「夢のエネルギー」核融合の最終解答

アーサー・タレル 監修・横山達也 訳・田澤恭子読書日:2025.4.30 核融合(nuclear fusion)がいよいよ実現に向けて大きく前進しており、民間企業の設立も相次いで活況を呈している状況を取材した本。 最近、核融合関係のニュースが相次いでおり、例えば中国…

未来学 人類三千年の<夢>の歴史

ジェニファー・M・ギドリー 訳・南龍太 白水社 2025.2.10読書日:2025.4.26 人類がこれまで未来についてどのように考えて、取り組んできたかを概説する本。 念のために言うと、この本は「未来学」という学問を紹介する本で、未来を予測したり予測する方法を…

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