ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課

篠原匡 朝日新聞出版 2022.6.30読書日:2022.9.24 座間市では少しでも座間と関係ある人ならば相談されるとそれを断らず、外部のNPOとのネットワークを活用して支援するだけでなく、さらにいま相談がなくても支援が必要な人をあらかじめ探るアウトリーチを…

カタストロフィ 大惨事の人類史

ニーアル・ファーガソン 訳・柴田裕之 東洋経済新報社 20220.6.2読書日:20220.9.23 人類が経験した大惨事のほとんどがパンデミックであり、大惨事はべき乗分布のロングテールに存在するので予測は不可能であり、我々ができるせめてもの目標は大惨事が起きて…

一生お金に困らない山投資の始め方

永野彰一 クロスメディア・パブリッシング 2022.2.1読書日:2022.9.19 普通の人には気が付かない独自の視点で投資を実践する著者が、その独自性をもっとも発揮している山投資について説明した本。 これはむちゃくちゃ面白かった。発想が普通とぜんぜん違う。…

次なる100年 歴史の危機から学ぶこと

水野和夫 東洋経済新潮社 2022.2.10読書日:2022.9.16 資本主義は蒐集のシステムであるが、金利がゼロ以下になったことでこの蒐集のシステムは崩壊しており、これ以上の生産、供給が必要なくなったことを示しているから、これから100年ほどをかけて次のシ…

ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史

井上章一 朝日新聞出版 2022.5.30読書日:2022.9.10 明治になって洋装が普及したものの下着はふんどしのままであり、戦後も1960年ぐらいまではふんどしが残っており、ふんどしはどうしてこんなに長く残ったのかを考察する本。 女性の下着のズロースが普…

<叱る依存>がとまらない

村中直人 紀伊國屋書店 2022.2.17読書日:2022.9.9 叱らずにはいられないというのは依存症の一種で、病気であるから、<叱る>を手放さなければいけないと主張する本。 わしは人を叱るということが理解できない。めったに叱ることはないし、そもそも叱って何…

不条理な会社人生から自由になる方法 まだ間に合う! 働き方2.0 vs 4.0

橘玲 PHP文庫 2022.4.1 (2019年に発売された本の文庫化)読書日:2022.9.8 日本社会の実体は前近代的な身分制社会で、イエ単位の戸籍制度、正社員と非正規社員の身分差別、ジェンダー差別などがあるが、今後はこのような差別的な身分制度は解体され…

魔術師と預言者 2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い

チャールズ・C・マン 訳・布施由紀子 紀伊國屋書店 2022.3.24読書日:2022.9.6 科学技術を活用して危機を突破しようと主張する魔術師側の科学者と、地球の資源は有限だから人類の活動を抑制することが大切と主張する預言者側の科学者との闘いを描く本。 「お…

映画の正体 続編の法則

押井守 立東舎 2022.7.15読書日:2022.8.31 押井守が続編という縛りの中で映画について話す本。 押井守は独自の映画論を持っていて、それは自分の個人的な欲望を満たしつつ監督としてサバイバルする、という視点から得られたものなので、なかなか含蓄が深い…

のんのんばあとオレ

水木しげる 筑摩書房 1977.10.25読書日:2022.8.30 漫画家水木しげるが境港での少年時代を振り返った自伝。 最近、NKHで水木しげる関連の番組が多く出ていて(日曜美術館やブラタモリなど。偶然? それともなにか意図があるのか?)、そういえばこの本を…

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