ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

結局、人生最後に残る趣味は何か

林望 草思社 2024.10.3読書日:2025.2.9 リンボウ先生こと林望が趣味について、どんなものが良いとか、どんなふうに取り組めばよいかなどを読者に自分の考えを示すつもりの本であるが、実際には先生の趣味の物凄さにただただ驚いて終わる本。 まずはじめにネ…

酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する

高野秀行 本の雑誌社 2025.01.23読書日:2025.2.2 2019年にエチオピアのパルショータという酒しか摂らないという謎の民族の情報をキャッチして以来、ぜひ行ってみたいと思っていた高野秀行が、TBSのクレイジージャーニーという番組に乗じてエチオピアのコン…

資本主義が人類最高の発明である グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

ヨハン・ノルベリ ニューズピックス 2024.9.30読書日:2025.2.5 脱グローバル化、製造業の国内回帰が叫ばれる今という時代に、もう一度グローバル化、自由市場がこれまで人類にもたらした多大な恩恵を見つめ直し、資本主義が過去の問題を解決してきたのと同…

死体と話す NY死体調査官が見た5000の死

バーバラ・ブッチャー 訳・福井久美子 河出書房新社 2024.8.20読書日:2025.1.30 アルコール依存症だった著者が、運命に導かれるように法医学調査官(死体調査官)の仕事についてみると、それは天職だった。以後、5000体以上の死体を見るなど仕事に没頭し、…

家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか

アンジェラ・サイニー 訳・道本美穂 集英社 2024.10.30読書日:2025.1.24 家父長制の起源については未だ不明な点が多いが、過去に起きた家父長制の起源に関する議論を追い、家父長制は絶対ではないと主張する本。 (注:以下の文では、母系社会と母権社会、…

ヒットの崩壊

柴那典(とものり) 講談社 2016.12.1読書日:2025.12.15 CDが売れなくなり、音楽ビジネスは曲を売らずにライブが中心になっていく一方、海外の音楽(洋楽)にまったくコンプレックスがない世代が台頭し、今後は日本オリジナルのJ−POPが世界に進出して…

世界一流エンジニアの思考法

牛尾剛 文藝春秋 2023.10.30読書日:2025.1.15 コンサルタントとして活躍していたものの、どうしても世界的なプログラマーになりたくてマイクロソフトの本社に勤務することになった著者が、世界一流のエンジニアの高い生産性に衝撃を受けたけれど、彼らは天…

日本映画の「働き方改革」 現場からの問題提起

深田晃司 平凡社 2024.10.17読書日:2025.1.13 日本映画は絶好調の興行収入を得ているのに、政策の現場では、最低賃金以下の報酬と長時間労働という最悪の労働環境であり、さらにはパワハラ、セクハラも常態化しており、フランスや韓国のように国の労働規制…

入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才

中野剛志 PHP研究所 2024.11.29読書日:2025.1.12 創造的破壊という概念を作ったシュンペーターだが、日本政府はこの言葉を曲解し真逆の方法をとったため日本を長期停滞させたとし、さらに、シュンペーターの透徹した目は、資本主義が成功しすぎるため資本主…

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ