ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史

ジャレド・ダイアモンド, Jared Diamond, ジェイムズ・A・ロビンソン, James A. Robinson 慶應義塾大学出版会 2018年6月6日読書日:2018年07月15日 これってジャレド・ダイヤモンドが監修していなかったら、絶対に翻訳されなかっただろうな。まったく一般人…

告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル

ブリタニー・カイザー 染田茂+道本美穂+小谷力+小金輝彦(訳) ハーパーコリンズ・ジャパン 2019.12.20読書日:2020.10.23 トランプの選挙キャンペーンでフェイスブックのデータを違法使用したケンブリッジ・アナリティカ(CA)の社員の回想記。 著者の…

クビでも年収1億円 人生を好転させる11のリスト

小玉歩 角川学芸出版 2012.9.25読書日:2020.10.12 サラリーマンはまったく理不尽な世界であり、自分で稼いだ方がはるかにもうかり、時間も自由になると主張する本。 この本は8年前のものだが、いま読んでも面白い。 どうもネットビジネスで儲けたら、その…

年収100万円で生きる -格差都市・東京の肉声-

吉川ばんび 週刊SPA取材班 芙蓉社新書 2020.5.1読書日:2020.10.11 いろんな理由で貧困レベルに落ちてしまった人のルポルタージュ。 例えば夫が突然のリストラをきっかけに家庭内暴力化して離婚した妻とか、ブラック企業でうつ病発症して失業とか、とても…

資本主義の終わりか、人類の終焉か? 未来への大分岐

齋藤幸平、マイケル・ハート、マルクス・ガブリエル、ポール・メイソン 集英社新書 2019.8.14読書日:2020.10.12 気鋭の経済思想家、齋藤幸平が3人のビジョナリーたちと資本主義、民主主義の未来について語り合った本。 これは面白かった。3人と話している…

食えなんだら食うな

関大徹 ごま書房 2019.6.3読書日:2020.10.7 曹洞宗の禅僧で、光源寺や吉峰寺の住職をした関大徹が75歳の時に著した自伝的著作の復刻版。初刊は昭和50年らしい。 関大徹なんてしらないから、最初、題名みたとき、摂食障害に関する本かと思ってしまいまし…

サルは大西洋を渡った 奇跡的な航海が生んだ進化史

アラン・デケイロス みすず書房 2017年11月11日読書日:2018年09月03日 『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』で、ナスDが活躍した「部族アース」なんかを観てると、アマゾンのジャングルにサルがいっぱいいるので驚く。南米はサルの王国なのだ。 普通…

スノーデン独白 消せない記録

エドワード・スノーデン 川出書房 2019.11.20読書日:2020.10.5 米国の諜報機関NSAがインターネットの全データを傍受していることを内部告発し、ロシアに亡命したスノーデンの自伝。 でも、あの事件を赤裸々に語ってくれているかというとそういうわけでは…

椿井文書 -日本最大級の偽文書

馬部隆弘 中公新書 2020/3/25読書日:2020/9/22 日本最大級の偽文書である椿井(つばい)文書について研究し、解説した本。 18~19世紀の近江に、椿井正隆という人物がいて、自分に都合の良い偽書を大量に作成し(あまりにも多いので工房があったのでは…

女と男 なぜわかりあえないのか

橘玲 文春新書 2020.6.20読書日:2020.9.12 橘玲が女と男について進化心理学の立場から身も蓋もないことを語る本。 橘玲はこれまでも進化心理学をネタに身も蓋もないことを語ってきたが、今回は女と男についてであり、たぶん進化心理学としては最も興味深い…

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