ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史

ウィル・ハント 訳・棚橋志行 亜紀書房 2020.9.4読書日:2020.11.14 子供の頃にトンネルの中を冒険して地下世界に取り込まれた著者が、世界中で地下の冒険をして、人類における地下の意味を考察した本。 ウィル・ハント(意志狩り?)というかなりふざけたペ…

昭和漫画雑記帳(ショウワマンガノオト)

うしおそうじ 同文書院 1995.7.15読書日:2020.11.16 映画、漫画、特撮、アニメの世界で活躍したうしおそうじが、昭和の時代を絵と活字で振り返った本。 出久根達郎が新聞に書いていたコラムで絶賛していて、うしおそうじにそれなりに興味があったので、図書…

世界一高い木

リチャード・プレストン 日経BP社 2008年7月24日 読書日:2008年09月09日 リチャード・プレストンのホット・ゾーンを読んだとき、出だしの描写でたちまちその世界に引き込まれた。まるで見てきたかのような描写で、その本のテーマが単純明快、ストレートに提…

喧嘩両成敗の誕生

清水克行 講談社 2006.2.11読書日:2016.04.11 世界でもめずらしい喧嘩両成敗という制度について述べた本。 これはけっこう面白かったです。喧嘩両成敗という考え方が世界的にも珍しいらしいのですが、それが中世の人間が激しい性格で激昂しやすく攻撃的なひ…

ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界

ポール・メイソン 訳・佐々とも 東洋経済新報社 2017.10.5読書日:2020.11.15 イギリスの左派ジャーナリストが、資本主義はもうすぐ終わると主張する本。 ポール・メイソンのことは、「資本主義の終わりか、人類の終焉か? 未来への大分岐」で知って、その発…

リスクに背を向ける日本人

山岸 俊男, メアリー C・ブリントン 講談社 2010年10月16日読書日:2018年08月18日 最初に「冒険やリスクを求める」に自分が当てはまらない、と考えている人の割合が国別に出ています(2005-2008年調査)。日本人はダントツの1位で実に70%以上の人が、自…

発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

借金玉 ダイヤモンド社 2020.7.29読書日:2020.11.4 発達障害の著者が何とか生きていきためのライフハックを紹介する本。 これはとても参考になった。 わしは発達障害ではない(と思うが)、発達障害の人が困る点と普通の人間が困る点というのは、そのレベル…

ヘタレイヤン 億り人に

コロナ禍のなか、世界中で金融緩和が行われ、行き場を失った金で株価が上昇しています。そしてアメリカ大統領選に決着が付き、不透明感が払拭されたことを歓迎して、日本株はさらに上昇、29年ぶりの高値を付けました。 そういうわけで、わしの株資産も上昇…

コロナ大戦争でついに自滅する習近平

福島香織 徳間書店 2020.5.31読書日:2020.10.25 中国関連のスタージャーナリストである福島香織がコロナ・パンデミックはコロナ大戦争といっていい状況であり、習近平はグラスノスチを行わざるを得ず、これにより中国共産党は自滅する、と主張する本。 なに…

魂は社会脳仮説で説明できる? 人類はなぜ<神>を生み出したのか、で考えたこと

人類はなぜ<神>を生み出したのか、の著者アスランは、人類は古くから人には肉体と魂があると信じてきた、という。魂があると考えるのは、民族などによらない人類の普遍的な発想なのだという。そしてなぜ魂というものを人間が信じるのか、アスラン自身は分…

人類はなぜ<神>を生み出したのか?

レザー・アスラン 訳・白須英子 文藝春秋 2020.2.10読書日:2020.10.27 イスラム教からキリスト教に改宗し、さらにイスラム教に回帰した宗教学者が自伝的な要素も交えて、神とは人間そのものだ、と主張する本。 著者によれば神とは人間そのものなのである。…

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