民俗学
井上章一 朝日新聞出版 2022.5.30読書日:2022.9.10 明治になって洋装が普及したものの下着はふんどしのままであり、戦後も1960年ぐらいまではふんどしが残っており、ふんどしはどうしてこんなに長く残ったのかを考察する本。 女性の下着のズロースが普…
ルトガー・ブレグマン 訳・野中香方子(きょうこ) 文藝春秋 2021.7.30読書日:2022.1.20 オランダの革新的なジャーナリズムプラットフォーム「デ・コレスポンデント」の創設者のひとりである歴史家、ジャーナリストのブレグマンが、人類は基本的に善である…
高野秀行 新潮社 2020.08.27読書日:2021.4.24 納豆は日本やアジアだけではなく、世界中で食されており、ホモ・サピエンスとともにあったことを報告する本。 高野秀行の行動力はとどまることを知らない(笑)。前著、「謎のアジア納豆」では、納豆が日本独特…
佐藤常雄 大石慎三郎 講談社現代新書 1995.8.20読書日:2020.8.12 時代劇などに出てくる貧しい農民の姿は事実ではなく、日本の農民の生活は豊かだったと実証する本。 どこかでこの本のことを知り、読まなくてはいけないリストに入っていましたが、夏休みにな…
中村 元 春秋社 1989年1月読書日:2018年09月18日 中村元が有名な学者であることは知っていたけど、やっぱりすごい。 日本のみならず、インド、中国、欧米の文化に習熟している中村は、具体的な文献をいちいち挙げながら、日本人の考え方のパターンを他国(…
宮本 常一 平凡社2002読書日:2007年07月25日 民俗学者、宮本常一の「忘れられた日本人(岩波文庫)」を読んで、驚嘆した経験がある。日本人を見る確かな目がそこにはあった。 そんな宮本常一が、明治初期に東北、北海道を旅したイザベラ・バードの『日本奥…