ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

人類学

幻のアフリカ納豆を追え!そして現れた<サピエンス納豆>

高野秀行 新潮社 2020.08.27読書日:2021.4.24 納豆は日本やアジアだけではなく、世界中で食されており、ホモ・サピエンスとともにあったことを報告する本。 高野秀行の行動力はとどまることを知らない(笑)。前著、「謎のアジア納豆」では、納豆が日本独特…

ブループリント 「良い未来」を築くための進化論と人類史

ニコラス・クリスタキス 訳・鬼澤忍、塩原道緒 NewsPicks 2020.9.27読書日:2021.3.24 人間には良い社会を築くための設計図(ブループリント)があらかじめ遺伝的に埋め込まれていると主張する本。 最近、ヒトの脳は社会的な生活を行うために進化したとする…

善と悪のパラドックス ヒトの進化と<自己家畜化>の歴史

リチャード・ランガム 訳・依田卓己 NTT出版 2020.10.22読書日:2021.1.30 人は仲間に対しては非常に寛容で穏やかである一方、仲間以外には戦争を起こして大量虐殺もしてしまうように、善と悪が同居しているというパラドックスがあるが、どちらも進化的な…

負債論 貨幣と暴力の5000年

デヴィッド・グレーバー 監訳・酒井隆史 訳・高祖岩三郎、佐々木夏子 以文社 2016.11.15読書日:2020.12.17 貨幣の起源は負債にあり、負債の起源は人間のモラルにあると主張する本。 貨幣の起源について述べるのは普通なら経済学者である。しかし、クレーバ…

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの

ジャレド・ダイアモンド 訳・楡井 浩一 草思社 2005.12.21 読書日:2009年06月04日 「文明崩壊」という題名がついているのだが、ちょっと違うんじゃないかと思う。この題名では、ローマ文明はほろびヨーロッパは中世に入った、などという話と勘違いしてしま…

反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー

ジェームズ・C・スコット 立木勝・訳 みすず書房 2019.12.19読書日:2020/11/30 農業が誕生すると人類がそれ待ちかねたように定住し、国家を作り、文明化にまい進したという物語は幻想にすぎず、実際には定住が起こっても国家はなかなか存在できず、できて…

地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史

ウィル・ハント 訳・棚橋志行 亜紀書房 2020.9.4読書日:2020.11.14 子供の頃にトンネルの中を冒険して地下世界に取り込まれた著者が、世界中で地下の冒険をして、人類における地下の意味を考察した本。 ウィル・ハント(意志狩り?)というかなりふざけたペ…

魂は社会脳仮説で説明できる? 人類はなぜ<神>を生み出したのか、で考えたこと

人類はなぜ<神>を生み出したのか、の著者アスランは、人類は古くから人には肉体と魂があると信じてきた、という。魂があると考えるのは、民族などによらない人類の普遍的な発想なのだという。そしてなぜ魂というものを人間が信じるのか、アスラン自身は分…

人類はなぜ<神>を生み出したのか?

レザー・アスラン 訳・白須英子 文藝春秋 2020.2.10読書日:2020.10.27 イスラム教からキリスト教に改宗し、さらにイスラム教に回帰した宗教学者が自伝的な要素も交えて、神とは人間そのものだ、と主張する本。 著者によれば神とは人間そのものなのである。…

歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史

ジャレド・ダイアモンド, Jared Diamond, ジェイムズ・A・ロビンソン, James A. Robinson 慶應義塾大学出版会 2018年6月6日読書日:2018年07月15日 これってジャレド・ダイヤモンドが監修していなかったら、絶対に翻訳されなかっただろうな。まったく一般人…

中村元選集〈第3巻〉/東洋人の思惟方法〈3〉日本人の思惟方法

中村 元 春秋社 1989年1月読書日:2018年09月18日 中村元が有名な学者であることは知っていたけど、やっぱりすごい。 日本のみならず、インド、中国、欧米の文化に習熟している中村は、具体的な文献をいちいち挙げながら、日本人の考え方のパターンを他国(…

チョンキンマンションのボスは知っている :アングラ経済の人類学

小林さやか 春秋社 2019.7.30読書日:2019.12.11 香港の安宿のボスの話ということで、てっきり中国人の話なのかと思ってたら、アフリカのタンザニア人の話なのだった。いま中国には大勢のアフリカ人が一旗上げるために来ているのだそうだ。その中でずっと香…

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