ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

未来学

未来学 人類三千年の<夢>の歴史

ジェニファー・M・ギドリー 訳・南龍太 白水社 2025.2.10読書日:2025.4.26 人類がこれまで未来についてどのように考えて、取り組んできたかを概説する本。 念のために言うと、この本は「未来学」という学問を紹介する本で、未来を予測したり予測する方法を…

シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき

レイ・カーツワイル 訳・高橋則明 NHK出版 2024.11.25読書日:2025.2.11 2005年に出版した「シンギュラリティは近い」(日本語版は2007年「ポスト・ヒューマン誕生」)で、著者は2029年にAIが人間の知能を越え、2045年に人類がAIと融合して永遠の命を…

資本主義が人類最高の発明である グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

ヨハン・ノルベリ ニューズピックス 2024.9.30読書日:2025.2.5 脱グローバル化、製造業の国内回帰が叫ばれる今という時代に、もう一度グローバル化、自由市場がこれまで人類にもたらした多大な恩恵を見つめ直し、資本主義が過去の問題を解決してきたのと同…

「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む

ピーター・ゼイハン 訳・山田美明 集英社 2024.7.31読書日:2024.12.30 少子高齢化で多くの国の社会が破綻し、さらにアメリカが世界秩序の維持から撤退する結果、脱グローバル化が進行し、今後、アメリカ以外の世界は大混乱に陥ると主張する衝撃の本。 この…

エリート過剰生産が国家を滅ぼす

ピーター・ターチン 早川書房 2024.9.20読書日:2024.12.2 歴史を物理的、数学的に取り扱うという「クリオダイナミクス(歴史動力学)」によれば、人口が増えるとエリート層の人口も増えるがエリート層の職は十分に増えないので、職にあぶれたエリートが労働…

知価革命(堺屋太一著作集15)

堺屋太一 東京書籍 2018.2.23読書日:2024.11.11 いまから40年前、1985年に堺屋太一が、世界はこれから中世の価値観に近い世界になり、「ハイテク中世」の時代が来ると、予言した本。 トランプ大統領が再選したとき、「ああ、これからは本当に中世の時…

ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」

坂本貴志 講談社 2024.10.15読書日:2024.10.16 「ほんとうの定年後」の姿をデータで示した著者が、人口動態を用いて、これから日本経済に起こることを示した本。 バブル崩壊後の日本経済(の停滞)についていろいろな話を読んできたが、この本の人口動態、…

テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

橘玲 文藝春秋 2024.3.20読書日:2024.9.17 シリコンバレーなどにいるテクノオタクたちの多くは、自由をもっとも価値が高いと考えるリバタリアンで、あり得ないほどの財力とテクノロジーの力を使って、世の中を変えようとしていることを報告した本。 リバタ…

サピエンスの未来 伝説の東大講義

立花隆 講談社 2021.3.1読書日:2024.5.14 立花隆が1996年に東大で行った講義をまとめたもので、テイヤール・ド・シャルダン(1881−1955)の進化に対する考え方に基づいて、人類の進化の進んでいく方向を述べたもの。 未来のことに興味があるわしではあるが…

世界の取扱説明書 理解する/予測する/行動する/保護する

ジャック・アタリ 訳・林昌宏 プレジデント社 2023.10.17読書日:2024.4.10 ジャック・アタリがその驚異的な知識により、2050年の世界の状況を予測し、読者の行動を求める本。 この本では2050年の世界について非常に多くのことが語られているが、大…

レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換

ジェレミー・リフキン 訳・柴田裕之 集英社 2023.9.30読書日:2024.4.8 「限界費用ゼロ社会」で有名なリフキンが、進歩と成長が絶対だった文明が終わり、レジリエンスの時代が来る、と主張する本。 まあ、この手の本は多いわけですが(苦笑)、リフキンが書…

未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

河合雅司 講談社 2022.12.20読書日:2023.12.26 日本では少子高齢化で人口が減るという状況なのに、それに対する備えができていないとし、実際に何が起きるのかをリアルに予想し、企業が進めるべき未来の戦略を提示した本。 2部構成になっていて、第1部で…

2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全

堀江貴文 徳間書店 2023.6.30読書日:2023.12.3 ホリエモンが58のトピックスについて未来の輪郭を手っ取り早く示す本。 うーん。なんか意外性がない。既視感に満ち溢れている。まるでChatGPTに未来予測のトピックスを書かせて、それに少し手を加え…

名著の予知能力

秋満吉彦 幻冬舎新書 2023.5.30読書日:2023.8.21 NHK Eテレの「100分de名著」のプロデューサーが、名著には現代に通じる視点があり、生きていくための参考になると主張するとともに、企画を進めていくためのコツのあれこれを述べた本。 「100分…

超圧縮 地球生物全史

ヘンリー・ジー 訳・竹内薫 ダイヤモンド社 2022.9.14読書日:2023.4.13 地球が誕生してから6〜8億年後に生命が誕生し、進化を続けてついには人類が大繁栄し、さらに人類の絶滅までも視野に入れる、壮大な地球生物全史をたった300ページに圧縮した本。 …

生まれながらのサイボーグ 心・テクノロジー・知能の未来

アンディ・クラーク 訳・呉羽真、久木田水生、西尾香苗 春秋社 2015.7.25読書日:2023.4.2 電子的に繋がれていなくても、人間は道具を使っているだけで肉体も精神も拡張されており、事実上のサイボーグ状態だと主張する本。 この本の原著は2003年に出版…

いままで起きたこと、これから起きること。 「周期」で読み解く世界の未来

高城剛 光文社新書 2022.8.30読書日:2023.3.24 高城剛が世界に起きている周期を読み解くことによって、これから起きることを予測する本。 わしの出自がエンジニアのせいか、周期で説明しようという話を聞くと、どうも眉唾な印象を受けてしまう。何かを説明…

最近読んだ本で未来の社会を想像する

最近読んだエマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか」と柄谷行人「力と交換様式」などを読み比べて、未来の社会がどうなるのか考えてみたい。 「我々はどこから来て、今どこにいるのか」から次のようなことを学んだ。 家族の形式が社会…

我々はどこから来て、今どこにいるのか

エマニュエル・トッド 訳・堀茂樹 文藝春秋 2022.10.30読書日:2023.2.18 家族形態と現代政治との関係を見つめてきた人口歴史学者のエマニュエル・トッドが、これまでの研究成果をまとめて、民主主義の行く末を示唆する衝撃の書。 「第三次世界大戦はもう起…

22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家は猫になる

成田悠輔 SB新書 2022.7.15読書日:2023.2.9 イェール大学の成田悠輔が、国民の無意識からデータを収集して、アルゴリズムにより自動的に政策を立案、実行する「無意識民主主義」を主張する本。 この本、やたら評判がいい。というわけで、読むまでにずいぶ…

人口革命 アフリカ化する人類

平野克己 朝日新聞出版社 2022.7.30読書日:2022.10.31 アフリカの人口増加率は1950年代から2%以上であり、世界のどの地域よりも高く、未曾有の人口膨張を続けており、21世紀の後半には人口の半分がアフリカ人になってしまい、人類はアフリカ化する…

次なる100年 歴史の危機から学ぶこと

水野和夫 東洋経済新潮社 2022.2.10読書日:2022.9.16 資本主義は蒐集のシステムであるが、金利がゼロ以下になったことでこの蒐集のシステムは崩壊しており、これ以上の生産、供給が必要なくなったことを示しているから、これから100年ほどをかけて次のシ…

不条理な会社人生から自由になる方法 まだ間に合う! 働き方2.0 vs 4.0

橘玲 PHP文庫 2022.4.1 (2019年に発売された本の文庫化)読書日:2022.9.8 日本社会の実体は前近代的な身分制社会で、イエ単位の戸籍制度、正社員と非正規社員の身分差別、ジェンダー差別などがあるが、今後はこのような差別的な身分制度は解体され…

裏道を行け ディストピア世界をHACK(ハック)する

橘玲 講談社新書 2021.12.20読書日:2022.8.25 世界をハックできたものが成功し富を獲得するが、世界の方も人をハックしようとしていて、ハックされたくないという人は経済的独立を得つつ、物を所有しないミニマリストとして生きるのが主流になると主張する…

グレート・ナラティブ 「グレート・リセット」後の物語

クラウス・シュワブ ティエリ・マルレ 訳・北川蒼 日経ナショナルジオグラフィック 2022.7.4読書日:2022.8.13 ダボス会議で有名な世界経済フォーラムの創設者のクラウス・シュワブが、アフターコロナ後の世界で世界を動かすであろうナラティブを語った本。 …

脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論

ジェフ・ホーキンス 訳・太田直子 早川書房 2022.4.25読書日:2022.7.10 脳の知能はどのように実現されているのか、その原理を発見したと確信する著者がその原理を説明するとともに、汎用AIの実現性と、AIはさほど恐れるほどのものではないという楽観的…

「ジャック・アタリの未来予測」で描かれたウクライナ危機

2017年出版の「2030年 ジャック・アタリの未来予測 不確実な世の中をサバイブせよ」では2030年までに起こり得るさまざまなリスクを列挙しています。 このなかには、例えば未知のウイルスによるパンデミックのリスクについても記載されており、コ…

無理ゲー社会

橘玲 小学館新書 2021.8.3読書日:2021.12.26 リベラルが目指す社会はメリトクラシー(能力主義)の社会であり、能力がない人は収入も結婚もできず、悲惨なディストピアを生きなければならず、その根本の解決策はないと主張する本。 サンデルの「実力も運の…

メディアの未来 歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの将来は導き出せる

ジャック・アタリ 訳・林昌宏 プレジデント社 2021.9.16読書日:2021.12.16 ジャック・アタリが、過去にメディアに起こったことは未来でも同じことが起こるに違いないから、このままテクノロジーが進むと恐るべき未来が訪れる可能性があるとし、いますぐ行動…

未来に先回りする思考法 テクノロジーがすべてを塗りかえる

佐藤航陽(かつあき)ディスカヴァー・トゥエンティワン 2015.8.30読書日:2021.11.21 メタップスの創業者の佐藤航陽が、未来は一定のパターンで変化すると主張し、意思決定するにはこのパターンにあっているかどうかで思考し、その意思決定を実行に移すとき…

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