2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2019.3.30読書日:2024.5.17 (ネタバレあり。注意) 人生の全てに行き詰まっている修一は一台のタクシーに乗るが、そのタクシーは謎のポイントをメーターに表示し、そのポイントが残っている分だけ、修一の運命…
ウリケ・シェーデ 訳・渡部典子 日経BP、日経新聞社 2024.3.8読書日:2024.5.13 失われた30年と言われているが、日本経済は遅くとも着実に体質転換を図っており、悲観することはないと主張する本。 わしは日本経済について悲観したことはないのではある…
宮脇昭 講談社 2013.6.1読書日:2024.5.16 植物生態学者の宮脇昭が、スギ、ヒノキ、マツの林は偽物だと主張し、全国の植生を調査した結果からその土地にあった森を再生していく実践の様子を述べた本。 ともかく、宮脇さんは現場第一主義のひとらしい。日本中…
自分の読書が普通の人からはずいぶん離れていて、変態的なのは知っています。 会社でも昼休みに本を読んでいるので、他の本好きな人から、どんな本を読んでいるの?、などと聞かれ、それがもとでお互いに読んでいる本を教え合ったりします。読書離れが著しい…
立花隆 講談社 2021.3.1読書日:2024.5.14 立花隆が1996年に東大で行った講義をまとめたもので、テイヤール・ド・シャルダン(1881−1955)の進化に対する考え方に基づいて、人類の進化の進んでいく方向を述べたもの。 未来のことに興味があるわしではあるが…
石井暁 講談社 2018.10.16読書日:2024.5.13 自衛隊の中に首相も防衛大臣もその存在を知らない、旧日本陸軍の流れを継いだ情報部隊「別班」の存在を世の中に知らしめた著者による、取材の経緯を書いた本。 ほとんどの人は別班のことは、テレビドラマ「Vivant…
中山淳雄 日経BP 2024.2.26読書日:2024.5.7 エンタメは社会の矛盾を心理的に昇華させる逃避世界だという著者が、アップロードネイティブ世代であるZ世代(1995〜2010生まれ)のエンタメについて語った本。 日本は世界に冠たるエンタメ大国なんだ…
間宮改衣(まみや・かい) 早川書房 2024.3.10読書日:2024.5.1 (ネタバレあり。注意) 機械の体になる融合手術を受けて歳を取らない身体になったわたしが、亡くなっていった家族の話を語り、本当の自由を得るまでの物語。第11回ハヤカワSFコンテスト特…
松本真由美 ワニブックス 2023.12.25読書日:2024.4.30 元国連職員でロンドン在住の松本真由美が、日本人に知られていない外国のニュースや実際に体験したことをもとに、日本人がありがたがっている他の先進国もじつはダメダメで、日本のシステムがいかによ…
長谷敏司 早川書房 2022.10.25読書日:2024.4.25 (ネタバレあり。注意) バイク事故で右足を失ったコンテンポラリー・ダンサーの後藤恒明は、AI搭載の義足で再起を決意するが、義足はダンサーの思うように動いてくれない。はたして、AIは非言語的なダン…