ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか

J・L・オースティン 訳・飯野勝巳 講談社 2019.2.1読書日:2025.11.20 人間が動詞によって行為を示す表現は真とも偽とも言えない表現であり、そうすると全ての言明は人間が発するという行為である以上、それら全ての言明は真とも偽とも言えないという結論…

物語論 基礎と応用

橋本洋介 講談社 2017.5.1読書日:2025.11.18 物語とは「時間的な展開のある出来事を言葉で語ったもの」であるから、ここには語り手がおり、語り手の視点があり、語るときの形式があり、語るときの時間の流れがあり、言語により語り方が異なったりするなどの…

呼吸を取り戻せ 肺移植がもたらす奇跡と悲劇

デヴィッド・ワイル 訳・小田島由美子 監修・仲野徹 みすず書房 2025.8.8読書日:2025.11.14 肺移植の責任者として数々のプログラムを成功に導いてきたワイルが、死者の数が増えるにしたがって耐えられなくなり、ついにはPTSDを発症してバーンアウト(燃え尽…

学歴狂の詩

佐川恭一 集英社 2025.3.310読書日:2025.11.10 田舎町の神童だった著者が、有名進学校や塾で出会った人物を回想した本。 滋賀の田舎町でとくに勉強もしていなかったのに、中学時代、全国の実力試験で常に4位以内だった著者は「天才」の称号をほしいままに…

成瀬は天下を取りにいく

宮島未奈 新潮社 2023.3.15読書日:2025.11.7 (ネタバレあり。注意) 滋賀県大津市の成瀬あかりは、何をするにも普通の人と一味違う発想でスケールの大きい目標に臨み、それを淡々と実行し、周りのひともその一途さに引き込まれるお話。 わしはこの本の題名…

複眼の映像 ―私と黒澤明

橋本忍 文藝春秋 2006.6.25読書日:2025.11.5 巨匠・伊丹万作のたった一人の弟子である脚本家の橋本忍が、長年付き合ってきた黒澤明や黒澤組の脚本家たち、助監督との出来事をまとめ、特に黒澤明が何者だったのかについて述べた本。 非常に面白かった。 橋本…

なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論

鈴木健 筑摩書房 2022.10.10(オリジナルは勁草書房、2013年)読書日:2025.10.19 複雑な世界を複雑なままに生きられる社会は可能なのか。300年後に可能となるかもしれない社会をラディカルに検討してみせた本。 資本主義の基本原理である私的所有や新しい投…

最近知ったハリウッドの無残な状況

わしはそれなりにエンターテイメント業界のことを気にかけています。 それで、このところハリウッドの調子が悪いなあという認識はありましたが、実際はわしの想像以上にひどいようで愕然としました。 それは10月10日付のウォール・ストリート・ジャーナル日…

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