ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

8週間語学の旅 水先案内人はずれっちと様々な言語の海へ

山本冴里 KADOKAWA 2025.8.21読書日:2025.10.29 初めての国へ行ってもその日のうちからその国の言語を話し始めるという、日本人としては規格外れの外国語習得能力を持つ『はずれっち(外れ値)』こと山本冴里さんが、新しい言語を習得するしきい値を大幅に…

脳・心・人工知能 <増補版>

甘利俊一 講談社 2025.6.1読書日:2025.10.22 日本の人工知能をリードした甘利俊一が自分の成果を踏まえて解説した2016年のオリジナル版に、最新の大規模言語モデルなどについて述べた章を加えた増補版。 この本を読んでいると、なぜ甘利は2024年のAI関連…

AIは開発元の社風を表す?

たぶん、現在ほとんどの人は、何か調べたいときにAIを使うようになってきているのではないか。 なんといっても自分で検索して、いくつものサイトをめぐって、いちいち中身を読んで、そのなかから答えを探さなくてもよい。AIが自動的に知りたい部分だけを…

科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

三田一郎 講談社 2018.7.1読書日:2025.10.15 偉大な科学者の多くは神を信じており、科学による真理の追求と神を信じることは矛盾しないと主張する本。 三田さんはキリスト教徒で、かつては神についてそれほど深い信仰を持っていなかったが、宇宙理論を研究…

言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

堀元見、水野太貴 あさ出版 2023.4.18読書日:2025.10.14 言語学オタクの水野太貴が、理科系素人の堀元見を相手に言語関係の話を語り続けたYoutubeを書籍にした本。ただし中身はすべて新作なんだそうだ。 どんな分野でも極めれば底なしなんだろうけど、言語…

遺伝子は不滅である

リチャード・ドーキンス 訳・大田直子 早川書房 2025.7.20読書日:2025.10.10 遺伝子中心主義者のリチャード・ドーキンスが、遺伝子は祖先の出来事が何重にも上書きされた古代の羊皮紙(パリンプセスト)のようなものだ、と主張する本。 チャード・ドーキン…

映画「FALL フォール」を観て思ったこと ハリウッド映画が入れがちなコードが嫌いな件

(ネタバレあり。注意) この前、APAホテルに泊まる機会があって、大浴場でサウナしたあとに、暇だから部屋で無料の映画を見ていたんですね。「FALL―フォール」という映画で、女の子2人が昔のテレビ放送用の高さ600メートルの鉄塔に登るんだけど、はしごが崩…

恐竜研究の未来 化石から見えること、見えないこと

デイヴィッド・ホーン 訳・野口正雄 原書房 2025.7.30読書日:2025.10.3 恐竜について分かっていないことがたくさんあり、その課題が解決されそうかどうかの見込みについて述べた本。 19世紀に恐竜という動物が過去に存在したということが認識されてから、た…

歴史の大局を見渡す 人類の遺産の創造とその記録

ウィル・デュラント アリエル・デュラント 訳・小巻靖子 パンローリング 2017.2.3読書日:2025.9.26 3400年にわたる人類の歴史には、一定の同じようなパターンを繰り返すという一面も持っており、そのようなパターンについてエッセイ形式で述べた本。 なんと…

事業拡大意欲が強すぎるお寺

わしは地元を出てずっと帰っていない。郷土愛が足りなさすぎる。 しかし、そういうわしの悩みは、実家のお墓のことだったんだよね。なにしろ、兄弟はばらばらに散ってしまっているし、長男のわしがなんとなく遠隔で面倒を見ていたけれど、わしが死んでしまえ…

PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則

レイ・ダリオ 訳・斎藤聖美 日本経済新聞出版社 2019.3.30読書日:2025.9.26 投資会社ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者レイ・ダリオが、人生と仕事の両面において長年蓄積してきた原則を公開した本。 人生の目的を叶え、成功するために何が必要かと…

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