ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く

森川すいめい 青土社 2016.7.14読書日:2024.7.22 精神科医の著者が、自殺が少ない地域を旅して、共通する地域の特徴を述べた本。 日本は世界的に自殺が多い国で、心のケアをする精神科医の著者は当然ながら自殺をした知り合いがいる。そんなわけで、自殺が…

トークの教室 「面白いトーク」はどのように生まれるのか

藤井青銅 河出書房新社 2024.2.28読書日:2024.7.15 伊集院光やオードリーの地味な方の若林さんをブレークさせたことで有名な放送作家の藤井青銅が、面白いトークの極意を伝える本。 藤井青銅さんは主にラジオで活躍している人。ラジオは当然トークしかない…

書いてはいけない 日本経済墜落の真相

森永卓郎 三五館シンシャ 2024.3.20読書日:2024.7.15 森永卓郎がメディアの仕事をしていて、触れてはいけないとされたジャニーズ事務所、財務省、日航機123号の墜落、について書いた本。 ジャニーズ事務所についてはBBCが報道してからいかにメディア…

ANNA アナ・ウィンター評伝

エイミー・オデル 訳・佐藤絵里 河出書房新社 2023.11.20読書日:2024.7.18 雑誌ヴォーグの生きる伝説的な編集長アナ・ウィンターの評伝。 全身ユニクロで固めているわしはファッションにはほぼ興味はない。雑誌ヴォーグを見たこともない。だがアナ・ウィン…

ブレードランナーの未来世紀 <映画の見方>が分かる本

町山智浩 新潮社 2017.11.1読書日:2024.6.30 映画評論家の町山さんの代表作(たぶん)で、1980年代のサブカル的なカルトムービーの数々を取り上げた本。 この本は出版社を変えて何度も出版されている。2006年に洋泉社から出版され、2017年に新…

鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々

鈴木敏夫、押井守 DU BOOKS 2024.3.3読書日:2024.7.11 鈴木敏夫と押井守の過去の対談を収録したもの。 たぶん過去のほぼすべての対談を集めたんじゃないかと思われる。ここでびっくりなのは、アニメージュの編集者だった鈴木敏夫が、毎週のように土曜日に押…

タテ社会と現代日本

中根千枝 講談社 2019.12.1読書日:2024.7.7 日本のタテ社会の構造を発見した中根千枝の入門書。 いちおう入門書的な扱いになっているけど、まあ、これで十分な内容が含まれているんじゃないかな。社会生態学者の中根千枝がタテ社会について発表したのは19…

ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト

森永卓郎 三五館シンシャ 2023.6.1読書日:2024.6.4 財政均衡を絶対視する財務省はほとんどカルト集団と化していて、国民のほとんどが財務省に洗脳されていると主張する本。 わしは完全に森永卓郎の味方である。財務省の増税路線を憎んでさえいる。 わしの周…

マチズモの人類史 家父長制から「新しい男性性」へ

イヴァン・ジャブロンカ 訳・村上良太 明石書店 2024.3.15読書日:2024.7.5 家父長制というシステムが何万年もの間人類を支配していたが、フェミニズムの発展により女性の権利が拡大され、さらに男性にとっては挫折しやすい社会になり、新しい男性性を模索す…

妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話

山中浩之 日経BP 2023.10.23読書日:2024.6.24 差別化が難しく地元密着の企業が多い豆腐産業で、妻の実家のとうふ店に就職し業界No.1の400億円企業、相模屋を作り上げた、ガンダム語を使う異色の経営者、鳥越淳司さんの話。 わしが相模屋のことを知っ…

すばらしい新世界

オルダス・ハクスリー 訳・黒原敏行 2013.6.20 光文社 2013.6.20読書日:2024.6.12 (ネタバレあり、というか内容はだいたい知ってるよね?) 2540年の未来、戦争はなく平和な時代で、人類は安定的な階級社会を作っている。子供は工場で生産され、睡眠学…

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ