ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

エッセイ

なぜ生物は生きようとするのか 新基礎情報論を読んで考えたこと

すまん。内容は題名とは異なっている。わしがこれから話すのは、別に生物は生きようとしているわけではない、という話なのだ。 新基礎情報論で著者の西垣は「意味」とは何かについて述べ、結局それは、「生物にとっての価値/重要性」なのだという。 そうす…

世界のリアルは「数字」でつかめ!

バーツラフ・シュミル 訳・栗木さつき、熊谷千寿 NHK出版 2021.3.25読書日:2021.8.30 夢のような未来ではなく、リアルな今を数字で感じとることが大切と主張する本。 シュミルはエネルギー関係が専門らしいが、徹底的なリアリストらしい。ここには、AI…

私の少女マンガ講義

萩尾 望都 新潮社 2018年3月30日読書日:2018年07月08日 いまだに第一線で話題作を提供し続ける萩尾望都がヨーロッパで行った講演をもとに、インタビューを追加し、最近発表したポーの一族の最新作までの話までを載せたもの。 萩尾望都のお話の作り方が聞け…

「良いデジタル化 悪いデジタル化」を読んで考えたこと

「良いデジタル化 悪いデジタル化」では、日本では分散、オープンな変化に対応できないのは、日本の組織構造とあっていないからとし、日本人の意識そのものを変えないとデジタル化は難しい、という話だった。 なぜ変わらないのだろうか? いぜんわしは、国民…

万引き 犯人像からみえる社会の陰

伊東ゆう 青弓社 2021.5.20読書日:2021.7.22 万引きGメンを20年以上やり、5000人以上を捕捉し、映画「万引き家族」の監修もしたベテランが、最近のコロナ禍を含めた最近の万引き状況を多数の実例をあげて報告する本。 わしはけっこう貧困問題に関心が…

「古代日本の官僚」を読んで思い出したこと

「古代日本の官僚」を読んで思い出した小ネタを書く。 わしは若い頃、なぜか役所が嫌いで、役人に自分からなりたいと思ったことは一度もないが、大学を卒業する少し前に、国家公務員試験を受けるという人がまわりになぜか多数いたので、じゃあ受けてみるかと…

あやうく一生懸命生きるところだった

ハ・ワン 訳・岡崎暢子 ダイヤモンド社 2020.1.15読書日:2021.5.30 人生に正解などないと主張し、親や世間の期待という荷物をおろして、他人と比べることをやめ、一度立ち止まってゆるく生きることを勧める本。 うーん、と読みながら考え込んでしまった。内…

「新しい哲学入門」で思い出したこと

「新しい哲学入門」では、一見哲学の問題のように見えて、哲学の問題にならないもの、問題として意味がないもの、についての話だった。 この土屋さんの講義を大学で受けていれば、いろんな問題に悩まなくても良かったのに、と正直に思う。 20代のころ、わ…

日本国民は無能な政府を望んでいる

日本のデジタル行政は散々だ。 直近でも ・コロナ対策で接触確認アプリCOCOAがバグがあって機能していなかった。・保険証をマイナンバーで運用することを発表したが、入力ミスやらなんやらで、結局、運用開始を半年間延期すると発表した。 などという…

ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち

ブレイディみかこ 筑摩書房 2020.6.5読書日:2021.1.10 英国の労働者階級の暮らしを地べたからレポートするブレイディみかこが、自分のまわりのおっさんたちの生態を伝えるエッセイ本。 ブレイディみかこのことは「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブル…

菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

星野保 岩波現代文庫 2020.9.15(オリジナル単行本は2015.12)読書日:2020.12.12 雪腐病菌(ゆきぐされびょうきん)というきのこの研究者が、きのこを追って北極や南極の極地をめぐる体験を述べた本。 申し訳ないがほとんどの人と同様に、きのこを含む菌類…

凡人として生きるということ

押井守 幻冬舎 2008年7月読書日:2008年09月23日 押井守はアニメ界でこそ有名な監督だが、説教をたれる文化人ではなかったはずだ。だが、自他共に認める「オヤジ」となったいま、その資格を得たようだ。 ここで述べられていることは、押井がこれまで一生をか…

昭和漫画雑記帳(ショウワマンガノオト)

うしおそうじ 同文書院 1995.7.15読書日:2020.11.16 映画、漫画、特撮、アニメの世界で活躍したうしおそうじが、昭和の時代を絵と活字で振り返った本。 出久根達郎が新聞に書いていたコラムで絶賛していて、うしおそうじにそれなりに興味があったので、図書…

発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

借金玉 ダイヤモンド社 2020.7.29読書日:2020.11.4 発達障害の著者が何とか生きていきためのライフハックを紹介する本。 これはとても参考になった。 わしは発達障害ではない(と思うが)、発達障害の人が困る点と普通の人間が困る点というのは、そのレベル…

食えなんだら食うな

関大徹 ごま書房 2019.6.3読書日:2020.10.7 曹洞宗の禅僧で、光源寺や吉峰寺の住職をした関大徹が75歳の時に著した自伝的著作の復刻版。初刊は昭和50年らしい。 関大徹なんてしらないから、最初、題名みたとき、摂食障害に関する本かと思ってしまいまし…

女と男 なぜわかりあえないのか

橘玲 文春新書 2020.6.20読書日:2020.9.12 橘玲が女と男について進化心理学の立場から身も蓋もないことを語る本。 橘玲はこれまでも進化心理学をネタに身も蓋もないことを語ってきたが、今回は女と男についてであり、たぶん進化心理学としては最も興味深い…

お金の減らし方

森博嗣 SBクリエイティブ株式会社 2020/4/15読書日:2020/9/12 お金は自分にとって価値のあるものに使うべき、と主張する本。 本来は、お金の増やし方、というよくあるテーマの依頼だったそうだ。なにしろ作家として成功し、年収が億単位で、貯金も20億…

トランプに学ぶ 現状打破の鉄則

橋下徹 プレジデント社 2019.8.11読書日:2020.9.3 橋下徹がトランプにかこつけて持論を展開する本。トランプを出しにしていますが、ほぼほぼ自分のやったことを述べている本です。 特に前半がひどい。自分のことを非難する学者などをコテンパンにこき下ろす…

カラスは飼えるか

松原始 新潮社 2020.3.20読書日 2020.7.20 カラスを巡るエッセイ。いちおうどの話もカラスを絡めているが、カラス自体の話は半分ぐらいで、学生時代のサルのフィールドワークの話まで入っている。 肝心の「カラスは飼えるか」という題名は、ウェブ連載時に一…

僕の人生には事件が起きない

岩井勇気 新潮社 2019.9.25読書日:2020.7.8 (ネタバレあり。注意) 芸人、ハライチのボケ担当の岩井勇気が、なにしろ事件が起きないので、日常に起こる些細なことを針小棒大に語るエッセイ。 事件が起きないというのは、バラエティ番組で、昔の苦労話をせ…

上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白

小田嶋隆 ミシマ社 2018年2月26日読書日:2018年07月02日 依存症全般に興味がある。アルコール依存症は肉体的な面も含めて依存症になるが、ギャンブル系なんかは完全に脳内構造だけで完結していて、そっちの方が興味深い。と思っていたが、オダジマによると…

パスタぎらい

ヤマザキマリ 新潮新書 2019.4.20読書日:2020.1.26 イタリアと日本を行き来する漫画家ヤマザキマリの食を巡るエッセイ。 題名のパスタ嫌いというのは、イタリアで貧乏学生だった頃、一生分のパスタを食い切ったからというのが理由らしい。彼女によると、ペ…

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