エッセイ
ブレイディみかこ 筑摩書房 2020.6.5読書日:2021.1.10 英国の労働者階級の暮らしを地べたからレポートするブレイディみかこが、自分のまわりのおっさんたちの生態を伝えるエッセイ本。 ブレイディみかこのことは「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブル…
星野保 岩波現代文庫 2020.9.15(オリジナル単行本は2015.12)読書日:2020.12.12 雪腐病菌(ゆきぐされびょうきん)というきのこの研究者が、きのこを追って北極や南極の極地をめぐる体験を述べた本。 申し訳ないがほとんどの人と同様に、きのこを含む菌類…
押井守 幻冬舎 2008年7月読書日:2008年09月23日 押井守はアニメ界でこそ有名な監督だが、説教をたれる文化人ではなかったはずだ。だが、自他共に認める「オヤジ」となったいま、その資格を得たようだ。 ここで述べられていることは、押井がこれまで一生をか…
うしおそうじ 同文書院 1995.7.15読書日:2020.11.16 映画、漫画、特撮、アニメの世界で活躍したうしおそうじが、昭和の時代を絵と活字で振り返った本。 出久根達郎が新聞に書いていたコラムで絶賛していて、うしおそうじにそれなりに興味があったので、図書…
借金玉 ダイヤモンド社 2020.7.29読書日:2020.11.4 発達障害の著者が何とか生きていきためのライフハックを紹介する本。 これはとても参考になった。 わしは発達障害ではない(と思うが)、発達障害の人が困る点と普通の人間が困る点というのは、そのレベル…
関大徹 ごま書房 2019.6.3読書日:2020.10.7 曹洞宗の禅僧で、光源寺や吉峰寺の住職をした関大徹が75歳の時に著した自伝的著作の復刻版。初刊は昭和50年らしい。 関大徹なんてしらないから、最初、題名みたとき、摂食障害に関する本かと思ってしまいまし…
橘玲 文春新書 2020.6.20読書日:2020.9.12 橘玲が女と男について進化心理学の立場から身も蓋もないことを語る本。 橘玲はこれまでも進化心理学をネタに身も蓋もないことを語ってきたが、今回は女と男についてであり、たぶん進化心理学としては最も興味深い…
森博嗣 SBクリエイティブ株式会社 2020/4/15読書日:2020/9/12 お金は自分にとって価値のあるものに使うべき、と主張する本。 本来は、お金の増やし方、というよくあるテーマの依頼だったそうだ。なにしろ作家として成功し、年収が億単位で、貯金も20億…
橋下徹 プレジデント社 2019.8.11読書日:2020.9.3 橋下徹がトランプにかこつけて持論を展開する本。トランプを出しにしていますが、ほぼほぼ自分のやったことを述べている本です。 特に前半がひどい。自分のことを非難する学者などをコテンパンにこき下ろす…
松原始 新潮社 2020.3.20読書日 2020.7.20 カラスを巡るエッセイ。いちおうどの話もカラスを絡めているが、カラス自体の話は半分ぐらいで、学生時代のサルのフィールドワークの話まで入っている。 肝心の「カラスは飼えるか」という題名は、ウェブ連載時に一…
岩井勇気 新潮社 2019.9.25読書日:2020.7.8 (ネタバレあり。注意) 芸人、ハライチのボケ担当の岩井勇気が、なにしろ事件が起きないので、日常に起こる些細なことを針小棒大に語るエッセイ。 事件が起きないというのは、バラエティ番組で、昔の苦労話をせ…
小田嶋隆 ミシマ社 2018年2月26日読書日:2018年07月02日 依存症全般に興味がある。アルコール依存症は肉体的な面も含めて依存症になるが、ギャンブル系なんかは完全に脳内構造だけで完結していて、そっちの方が興味深い。と思っていたが、オダジマによると…
ヤマザキマリ 新潮新書 2019.4.20読書日:2020.1.26 イタリアと日本を行き来する漫画家ヤマザキマリの食を巡るエッセイ。 題名のパスタ嫌いというのは、イタリアで貧乏学生だった頃、一生分のパスタを食い切ったからというのが理由らしい。彼女によると、ペ…