ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

数学

統計学の極意

デイヴィッド・シュピーゲルハルター 訳・宮本寿代 草思社 2024.2.29読書日:2024.11.9 必要最小限の数式で統計学の全体を伝えることで米英でベストセラーとなった本。 日本では普通高校で理系と文系のどっちに進むか選択させられる。わしは理系を選んだが、…

未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン

アナニヨ・バッタチャリヤ 訳・松井信彦 みすず書房 2023.9.19読書日:2024.3.21 ハンガリー出身の数学の天才で、数学の力を量子力学、コンピューター、ゲーム理論、AIなど、純粋数学の枠を越えて貢献し、手がけた分野のすべてがその後大きく発展して、い…

天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す 偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略

エドワード・O・ソープ 訳・望月衛 ダイヤモンド社 2019.4.3読書日:2023.3.4 世界で初めてブラックジャックのカウンティングの技術を発見し、オプションの価値を計算するブラック=ショールズの式を発表前から自力で発見し、適正価格から外れた銘柄をリスク…

高次元空間を見る方法 次元が増えるとどんな不思議が起こるのか

小笠英志 講談社 2019.9.20読書日:2022.12.30 3次元以上の高次元空間をイメージする方法を教える本。 物理の超弦理論なんかでは、10次元とか11次元とかの高次元の空間を取り扱うが、研究している人はよくそんな空間をイメージできるなあ、と感心する。…

三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題

浅田秀樹 講談社ブルーバックスB−2167 2021.3.20読書日:2021.4.30 天体が3つ以上関係する三体問題は原理的には解けないが、特殊な状況では解くことができ、しかも最近ではスーパーコンピュータにより数値計算が可能となり、特異な解も見つかっている…

とてつもない数学

永野裕之 ダイヤモンド社 2020.6.3読書日:2021.2.27 大学で数学を勉強してJAXAに行った後、音楽に転身して指揮者になり、結婚したあと、数学の塾を始めたという著者が、広大な数学の宇宙を垣間見せてくれる本。 子供が小学生のころ、話題の算数の塾へ連れて…

有限の中の無限 素数が作る有限体の不思議

西来路文朗 清水健一 講談社ブルーバックス B-2137 2020.5.20読書日:2020.7.8 0,1,2と進んで、次が0に戻るような数字の体系のことを有限体というらしい。例えばカレンダーの曜日は7日ごとにぐるぐる回るから有限体と関係がある。時計もそうだ。この…

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ