ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

固定資産税をクレジットカードで支払ってポイントをもらう

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2021.9.19 

わしは税金に関してはおとなしく支払う方だと思うが、所得税や消費税はともかく、どうも固定資産税だけはなんとなく払いたくない。この税はとてもよろしくない。好きになれない。住んでいるところのせいか、少しずつ上がっていくのも憂鬱だ。

きっと買いたくもなかったマンションを買わされ、住宅ローンも抱えているのに、さらに税金まで払わされるのが我慢できないのだろう。住宅ローンを払っている間は、自分のものというより正確には銀行のものなので、銀行が払うべきじゃないか、という気もしている。

ともかく固定資産税を支払うときは、日本国土の本当の所有者、大家さんは日本政府だと実感するときだ。わしらは賃貸料を国に払ってなんとか使わせてもらっているにすぎない。そこが一番嫌いなところだ。おかげでぜんぜん自分の所有物という気がしない。

支払い方法は、ほとんどの人は銀行引き落としにしていると思うが、わしはそうしていない。簡単に相手にお金をあげる気がしないからだ。もちろん、あらかじめ振り込みの用紙が一年分送られてくるが、無視する。

すると督促状が送られてくる。それも無視していると、また送られてくる。以前は3回目の督促状を無視すると、延滞金が取られるので、3回目の督促状で支払っていた。最近は、どうも支払猶予は2回までになったみたいだ。そうなるとしかたなく督促状をコンビニに持っていって、支払っている。

この方法の難点は、支払うのを忘れてしまい、本当に延滞金が発生して、しかも市役所に呼び出されて支払うハメになることだ。わしは一度そうなってしまったことがある。

さて、コンビニで支払うときにまた頭にくるのは、クレジットカードが使えないことだ。しかたなくコンビニのATMで現金を引き落として支払っていた。固定資産税をクレジットカードで支払う方法はないわけではない。国税庁が指定するサイトで支払いが可能だ。この場合、クレジットカードの使用手数料を税額に応じてこちらが支払わなくてはいけない。しかも入力する項目がやたら多くうんざりする。だったら誰だってコンビニに行って現金で払うよね。

ちなみに、わしは日常生活でほとんどコンビニを使わない。単純にコンビニの商品は高いからで、すぐそばのスーパーやドラッグストアで買えばすむものを、コンビニで買う動機がないからだ。なのでセブンイレブンnanacoとかそういうものは持っていない。

7月のある日、いちばん近いコンビニのファミマで、わしはたまたまATMを使っていた。すると、へんなおっさんがにこやかに話しかけてきて、クレジットカードを作りましょうと言ってきた。ファミマTカードの勧誘だった。

「このクレジットカードにはなんのメリットがあるんですか」とあまり興味はなかったが、いちおう聞いてみた。
「公共料金の支払いができますよ」という。そりゃ普通できるだろう。電気代とかそういうのだったら。
「固定資産税は?」
「固定資産税はちょっと分かりませんが、だいたいの税金は払えます。固定資産税もいけるんじゃないですか?」
「それはコンビニで支払うときに使えるということ?」
「そうです」
「すると、税金を支払った上に、その支払いにポイントが付く?」
「おっしゃる通りです」

半信半疑だったが、税金の支払いにポイントが付くということは、税金の割引を受けていることと同じだ。これが本当ならとても愉快だ。そういうわけで早速、カードを作ることにした。

さて、ファミマTカードが届いて、固定資産税の督促状も無事に届いた。この日本で税金の督促状が届かないことはないのだ。わしは支払期限をさらに無視して、10日以上過ぎた今日やっとコンビニに行った。なに、少し遅れてもなんの問題もない。向こうもそのくらいは待ってくれる。

使い方はこうだ。

まずファミペイというアプリをダウンロードして、そこにファミマTカードを紐付けする。すると、ファミペイにカードからチャージができるようになる。そしてチャージしたファミペイで、固定資産税の支払いをする。なお、このチャージしたときにポイントが付くので、間違っても現金でチャージしてはいけない。

もちろん無事に支払いができた。

このときのチャージは、9月末にしめられて支払い金額が確定し、10月に支払金額の通知が来て、11月に引き落としがあるようだ。すると、督促期限ギリギリに支払って、さらに2ヶ月弱の支払い余裕があるということになる。支払いはなるべく遅いほうがいいに決まっている。そしてそこにポイントが付く。

わしは感激して(笑)、高校生の息子にそのことを伝えたが、「そんなことに1ミリも共感せんわ。国民なら税金は黙って支払うもの」という。まじめだなあ。まあ、いいや。

調べてみると、セブンイレブンnanacoでも同じことができるらしい。他のコンビニでもできるかどうかは知らないが、きっとできるんじゃないだろうか。すると、わしはずいぶん気がつくのが遅かったらしい。コンビニをあまりに使わなさすぎて、その進化に遅れてしまったのだ。

どうもnanacoのチャージ上限は5万円のようだ。ちょっと心もとない金額だ。しかしファミペイは10万円のようだ。これなら、まあ、わしの利用には十分だろう。

と、喜んでいたら、実はいつの間にかわしの住んでいる自治体はペイペイで固定資産税を支払えるようになっていたようだ。(今年の8月かららしい)。あれま。これなら、コンビニに行く必要もなく、バーコードをスマホでスキャンするだけなのだ。すばらしい。

ともかく、今後は少しは気分良く固定資産税を支払えそうだ。こうなると、所得税地方税社会保険も年金も全部クレジットカードで支払いたいなあ。まあ、源泉徴収されている間は無理なんじゃないかと思うが、もしかしたらできるのかな?

 

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