ポイ活がやめられない(苦笑)。
世の中にはポイ活で年間数千万円も稼いで、裕福な生活している人もいるらしいが、わしのポイ活は非常にささやかなもので、ポチポチと地味にクリックをして1円、2円と稼ぐようなそんなポイ活である。
そうすると、1ヶ月数千円という、とてもささやかな収入が得られるのだが、まあ、実際あってもなくてもいいような活動である。しかしながら、これがやめられないのである。
もともと近所のスーパーをいくつも回って、最安値を目指して買い物をするような性格なので、数円という細かい金額にとてもリアルに反応してしまう。
いっぽう、わしの金融資産は1日数十万円、数百万円という幅で上下しているのだが、こちらの方に関しては、わしはまったくリアリティを感じずとても鈍感である。いつもふーん、という感じで見ている。単なる数字にしか見えない。
何にリアリティを感じるかというのは、これはもう性格であろう。
それでどんなポイ活をしているかと言うと、広告を見て1回1円あるいは2円を稼ぐというのがほぼ全てである。ちょっと前までは、広告をクリックできる回数を1日何回とか制限されているものが多かった。制限されていなくても、やればやるほどだんだん交換比率が下がってくるようなものが多かった。
わしはそれを見ながら、こんな制限をなくして、1日中でもできるようにしたらほんとうに一日中やる人が出てくるんだろうなあ、なぜそうしないんだろうか、と不思議に思っていた。
しかしやっぱり世の中はそういう方向に進んでいたのである。
ある日、あるポイ活アプリに「あなたはとても熱心にクリックしてくれるので評価を上げます」とかいうメッセージが流れて、1回1円のクリックが無限に出てくるようになったのである。こうなると、クリックをすればするほど小銭がたまる。
しかし無限にこのようなクリックをして、わしは割に合うのだろうか。もっとマシなことに時間を使ったほうが有益なのではないだろうが。
100回クリックすると100円だけど、1回のクリックには数10秒かかる(たいてい複数回クリックする必要がある)。いろいろ合わせると概ね1回30秒くらいだろうか。そうすると、100回のクリックには約50分かかることになる。50分というとかなりの時間である。わしはこの時間を無駄にしているのであろうか。
しかし、1回数10秒だとすると、このような時間はけっこう取れるのである。わしはかなりテレビを見るほうで(ほとんどドキュメンタリー系)、最近は何も考えずにテレビを見ながらポチポチとクリックするようになった。なにか切りのいいときとか、トイレに入ったときもポチポチするようになった。スキマ時間を集めると、意外に50分程度は確保できてしまう。
こういうことを書くと、そこまでやるのなら、プログラムを書いて無限にやらせればいいのではないか、という人もいるだろう。でも、それはあまりに本気すぎて、わしは引いてしまう。あくまでも、空き時間にポチポチして小銭を稼ぎたいという、そういう心境なのである。これもなににリアリティを感じるかという問題と共通点がある。
そういうわけで、ポイ活はますますやめられなくなった。やめようと思ったらいつでもやめられると思っているけど、いまのところは続けるでしょうねえ。
(参考)