西村博之 プレジデント社 2022.3.24
読書日:2023.3.25
ひろゆきが、問題解決のコツは自分の負担にならないように考え方を変えるだけ、と伝授する本。
まあ、ひろゆきももういいかな、という気がする。同じ話の繰り返しが多くなってきたし、しかも、わしはどうもひろゆきタイプらしく、思考回路も似ているようで、あまり参考にならない。彼ほど極端ではないが、やってる方向は一緒なので、なんか自分の体験と重なってしまう。
たとえば、大学受験のときにコスパのいい科目の倫理政経を選んだ、というのは、誰でもやってるのでは? わしも倫理政経を選んだ。簡単だからね。それどころか、学科も一番受かりやすいところを選んだ。地元の国立大学しか選択肢がなかったので、申込みの最終日まで待って、一番倍率の低いところを選んだ。その倍率というのが1.03倍で、なんと数人しか落ちないのだ。落ちるのが難しいくらいだ。ともかくわしは、非常に楽な道を選びがちと言えましょう。
だいたい調べれば(検索すれば)解決策は分かるというのもそうですよねえ。わしもしょっちゅう検索している。たぶん1日に10回以上検索していろいろ確認してる。単純な事実を求めていることが多いので、スマホですることがほとんどですが。画像検索をよく使うというのも、似ている。画像検索のほうが求めている内容をすぐに見つけるのに適しているんだよね。特に科学技術系の検索の場合は。
まあ、そういうふうに似ているなあと思うひろゆきだけど、彼によるとまず問題と課題は違うのだという。課題は正解があるもので、問題は正解がないものだそうだ。そして正解がない問題は、ゴールを自分で設定できる。もしうまくいかないのなら、ゴールを動かすのも手だし、ずるをしてもいい。つまりはこれは考え方次第、ということでありましょう。
まあ、正解がない問題については悩まずに、ひろゆきのようにゆるく考えたほうが生きるのが楽ですよね。
ひろゆきはトラブルに巻き込まれるのが趣味だそうで、そうやって解決してきた問題もこうやって本のネタに役立てているわけですが、個人的にはトラブルには巻き込まれないようにしたほうが当然楽だと思います。(笑)
★★★☆☆