ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

土を育てる 土を蘇らせる土壌革命

ゲイブ・ブラウン 訳・服部雄一郎 NHK出版 2022.5.30読書日:2022.8.28 現代の農業では土壌が痩せていくばかりなので、農業をしないときも複数の種類のカバークロックを播いて土を覆うようにするとともに、不耕起により土のなかの生態系を壊さないように…

裏道を行け ディストピア世界をHACK(ハック)する

橘玲 講談社新書 2021.12.20読書日:2022.8.25 世界をハックできたものが成功し富を獲得するが、世界の方も人をハックしようとしていて、ハックされたくないという人は経済的独立を得つつ、物を所有しないミニマリストとして生きるのが主流になると主張する…

ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

ジム・コリンズ ビル・ラジアー 訳・土方奈美 日経BP 2021.8.23読書日:2022.8.23 偉大な企業を作ることにこだわるビジョナリーシリーズのジム・コリンズが、かつて自分が書いたスタートアップについての本をリニューアルしたもので、偉大な企業を作るには…

世界最高の雑談力

岡本純子 東洋経済新報社 2022.7.7読書日:2022.8.20 雑談力とは聞く力と質問力であり、自分のことを話すことではないと主張する本。 著者によれば人は自分のことを話したがるものだという。というわけで、雑談をするということは、相手の言うことを聞き、話…

デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

堤未果 NHK出版新書 2021.8.30読書日:2022.8.19 日本の大切なデジタル情報資産が外国に無償で提供され、このままいけば国家主権さえも外国のものになってしまうと主張する本。 わしはテクノロジーOKの人間であるから、GAFAMが邪悪だという議論に…

成しとげる力

永守重信 サンマーク出版 2021.11.25読書日:2022.8.17 日本電産創業者の永守重信が自身の経営に対する信念を述べた本。 永守重信の本は何年かごと、最近では毎年のように出版されていて、これまで何冊か読んだことがあるが、ほぼどれも同じである(笑)。 …

日本の労働生産性向上率はG7で最高? グレート・ナラティブに書いてあった興味深いこと

グレート・ナラティブのなかに興味深いことが書いてあった。 人口減少と成長率0の絶望的なケースのはずの日本で、生産性が伸びているというのだ(p43)。それによると、2007年以降のG7の中で、生産人口一人あたりのGDPはどの国よりも伸び率が大…

グレート・ナラティブ 「グレート・リセット」後の物語

クラウス・シュワブ ティエリ・マルレ 訳・北川蒼 日経ナショナルジオグラフィック 2022.7.4読書日:2022.8.13 ダボス会議で有名な世界経済フォーラムの創設者のクラウス・シュワブが、アフターコロナ後の世界で世界を動かすであろうナラティブを語った本。 …

いずれすべては海に中に

サラ・ピンスカー 訳・市田泉 竹書房文庫 2022.6.7読書日:2022.8.12 音楽と不思議な言葉の結びつきから生まれる詩情あふれるフィリップ・K・ディック賞受賞のSF短編集。 サラ・ピンスカーはシンガー・ソングライターでもあり、いままで4枚のCDをリリー…

ミュージカルの歴史 なぜ突然歌い出すのか

宮本直美 中公新書 2022.6.25読書日:2022.8.11 ミュージカルは普通のお芝居と違って物語に歌やダンスが入っており、そうするとお芝居をしていて役者が突然歌い出すという日常にはない不思議な光景を見ることになるが、それはなぜかという謎に、ミュージカル…

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