ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論

千葉雅也 山内朋樹 読書猿 瀬下翔太 講談社読書日:2021.9.20 書く悩みを抱えている(いちおう)プロの書き手たちの座談会で、最初はアウトラインプロセッサとか最新の便利ツールの話をしているが、そもそも書けない、書くネタに困る、モチベーションが上が…

新ジャポニズム産業史 小ネタ

「新ジャポニズム産業史」を読んで思い出した小ネタを書く。 たぶんほとんどの人はこの本を読めば自分はどうだったかな、と考えるんじゃないだろうか。そしてなにか思い出すのではないだろうか。 わしはポケットモンスターのアニメについて読んでいて、ちょ…

新ジャポニズム産業史 1945−2020

マット・アルト 訳・村井章子 日経BP 2021.7.26読書日:2021.9.19 80年代のアメリカで日本の文化に耽溺して成長した著者が、戦後の日本文化がいかに世界、特にアメリカに影響を与えてきたかを検証した本。 いちおう2020年まで書かれているけど、中身の…

アクセスランキング 2021.9.19

非常にアクセス数が少なく(みなさんご想像の通りです)、駄文を書き散らしているこのブログですが、1年も経つと、さすがに何やら薄っすらと変化というものが現れてきます。 そうです。アクセスランキングが変わるのです。 アクセス数の多い他のブログでし…

日本経済学新論  渋沢栄一から下村治まで

中野剛志 ちくま新書 2020.5.10読書日:2021.9.16 ナショナリストの中野剛志が、日本の経済を引っ張った偉人たちは合理的な学問としての経済学ではなく、プラグマティズムと国の発展を考慮した経済ナショナリズムを展開したと主張し、それはいまの最先端の経…

つりばしゆらゆら

もりやまみやこ つちだよしはる あかね書房 1986.3読書日:2021.9.9 (ネタバレあり 注意) つりばしのむこうにきつねの女の子がいると聞いて、女の子に会いたくて苦手なつりばしを渡ろうとがんばるきつねの男の子の絵本。 一時期、児童文学ばかり読んでいた…

なぜ生物は生きようとするのか 新基礎情報論を読んで考えたこと

すまん。内容は題名とは異なっている。わしがこれから話すのは、別に生物は生きようとしているわけではない、という話なのだ。 新基礎情報論で著者の西垣は「意味」とは何かについて述べ、結局それは、「生物にとっての価値/重要性」なのだという。 そうす…

新基礎情報学 機械を越える生命

西垣通 NTT出版 2021.6.21読書日 2021.9.7 生命と機械は別の情報システムであり、コンピュータから人間を越えるスーパーインテリジェンスが誕生する可能性はなく、生命を中心とする新しい情報学が必要と主張する本。 2010年代に入ってからシンギュラ…

世界のリアルは「数字」でつかめ!

バーツラフ・シュミル 訳・栗木さつき、熊谷千寿 NHK出版 2021.3.25読書日:2021.8.30 夢のような未来ではなく、リアルな今を数字で感じとることが大切と主張する本。 シュミルはエネルギー関係が専門らしいが、徹底的なリアリストらしい。ここには、AI…

ターシャの庭

ターシャ・テューダー 写真:リチャード・W・ブラウン 訳:食野雅子 メディアファクトリー 2005.6.3読書日:2021.8.28 絵本作家ターシャ・テューダーがバーモント州の山奥に作っている庭の写真集。日本オリジナルの本。 ターシャ・テューダーってどんな本を…

混迷の国ベネズエラ潜入記

北澤豊雄 産業編集センター 2021.3.22読書日:2021.8.28 無能な左派政権により国家が破綻寸前と言われるベネズエラに潜入して、国民の生活は意外に普通であることを報告した本。 昔(19世紀ぐらいまで?)の冒険者というのは、未知の土地にでかけて、そこ…

LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界

デビッド・A・シンクレア マシュー・D・ラブラント 訳・梶山あゆみ 東洋経済新報社 2020.9.29読書日:2021.8.24 老いとは自然現象ではなく病気であり、治療することが可能だと主張する本。 シンクレアはオーストラリア出身の生物学者で、生物が老化するメカ…

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