「新ジャポニズム産業史」を読んで思い出した小ネタを書く。
たぶんほとんどの人はこの本を読めば自分はどうだったかな、と考えるんじゃないだろうか。そしてなにか思い出すのではないだろうか。
わしはポケットモンスターのアニメについて読んでいて、ちょっと感慨にふけってしまいました。この本ではほんのちょっとしか述べられていないんだけど。
じつは10年くらい前に、アニメのポケットモンスターの構成、脚本を手掛けていた首藤剛志が亡くなったという新聞記事を見つけたことを思い出したのです。
首藤剛志の名前は「魔法のプリンセス ミンキーモモ」で知りました。80年代の1期のやつですね。たまたまミンキーモモを見て、なぜか気になって時間が合えば見るようになりました。
なんかこれってすごいんじゃないの、という気がしてたんですね。どこか戦略性を強く感じました。で、首藤剛志の名前もこのときに知ったのです。
もちろん、最終回も見ました。最終回に物議をかもして記憶に残る作品になったものって結構ありますよね。(興味のある方は、「ミンキーモモ 最終回」で検索)。
でもまあ、別に追っかけていたわけでもなく(だって別にアニメオタクじゃないですからね(苦笑))、久々に死亡記事で名前を見たという次第です。
ちなみに90年代のミンキーモモの2期は見ておらず、ポケットモンスターをやってたこともこの記事で知ったくらいです。
でもミンキーモモから20年以上たっていたのに、まだ名前を覚えていたわけですから、そうとう印象に残っていたということです。自分でもすごいと思いました。
これは首藤剛志が職人としてきっちり仕事をした上で、なにかフックのある作品を作り続けたということを意味しているのでしょう。ともあれ、アニメ関係でいろいろ有名人はいますけど、首藤剛志はミンキーモモただ1作でわしの記憶に残ってしまいました。
うん、いや、まあ、ただそれだけなんですけどね。なんか首藤さんの名前を残しておきたかったの。
ちなみに妻はわしをアニメオタクと信じているようですが、ぜんぜんそうではありません。妻は結婚後、わしが「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「魔法少女まどかマギカ」を熱心に見ていたというだけで、そう決めつけています。だけど、どちらもアニメというジャンルを越える傑作でしょ? ああ、「アキラ」も繰り返し何度も見てあきられてるけど。それに「Re:ゼロ」とかも見てるけど、べつにこのくらいではオタクと言えないでしょう。
それにしてもアニメ以上に本を読み漁ってるのに、読書オタクとは言われないのはどういうことなんでしょうか。