ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則

ジェフリー・ウェスト 訳・山形浩生、森本正史 早川書房 2020.10.15読書日:2021.2.18 法則がないように見えることも、スケール則を通してみると数値化できて、科学的に解析可能になると主張する本。 昔、「ゾウの時間、ネズミの時間」という本を読んだこと…

反省記 ビル・ゲイツとともに成功を掴んだ僕が、ビジネスの“地獄”で学んだこと

西和彦 ダイヤモンド社 2020.9.8読書日:2021.2.9 マイクロソフトの創業時に活躍し、アスキーを創業した超有名人西和彦の自伝。 反省記の題名はもちろん、前半生の驚異的な活躍に比べて、後半生は没落と言っていいほどの状況に陥ったから。だけど、まあ、反…

中古典のすすめ

斎藤美奈子 紀伊国屋書店 2020.9.10読書日:2021.2.8 かつてベストセラーだったもので古典に入りそうな本を紹介する本。 斎藤美奈子によると、古典になる本はまず発売された当時、評判にならないといけないという。どんなに傑作でも人の目にとまらなかった本…

トーキング・トゥ・ストレンジャーズ 「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと

マルコム・グラッドウェル 訳・濱野大道 光文社 2020.6.30読書日:2021.2.6 マルコム・グラッドウェルが、未知の人とのコミュニケーションがいかに困難かを述べた本。 思い込みと誤解で事態が人の命に関わる方向に容易に向かってしまうことをこの本は述べて…

死の講義 死んだらどうなるか、自分で決めなさい

橋爪大三郎 ダイヤモンド社 2020.9.29読書日:2021.2.3 社会学者の橋爪大三郎が、死について世界の宗教の考え方を紹介して、自分にあった考え方を選ぶのがよい、とする本。 橋爪さんによると、死んだらどうなるか、それは確認できないので、自分で好きなよう…

砂戦争 知られざる資源争奪戦

石弘之 角川新書 2020.11.10読書日:2021.2.2 世界的な都市化の進展とともに、コンクリートに使う砂が足りなくなり、違法な採掘はもちろん、利権争いでつぎつぎ人が殺され、環境破壊が起きている現状を報告した本。 砂戦争って、まるでファンタジー小説のよ…

善と悪のパラドックス ヒトの進化と<自己家畜化>の歴史

リチャード・ランガム 訳・依田卓己 NTT出版 2020.10.22読書日:2021.1.30 人は仲間に対しては非常に寛容で穏やかである一方、仲間以外には戦争を起こして大量虐殺もしてしまうように、善と悪が同居しているというパラドックスがあるが、どちらも進化的な…

なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断

渡瀬裕哉 株式会社すばる舎 2019.12.31読書日:2021.1.17 選挙のプロである著者が、分断は政治家が選挙のために仕掛けていると主張しつつ、民主主義の将来について今後の展開を予想する本。 著者は選挙のプロ。選挙を仕掛ける側からのリポートというのが新し…

奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき

ジル・ボルト テイラー 訳・竹内薫 新潮社 2009年2月読書日:2010年01月26日 脳卒中を起こして、左脳を損傷した脳科学者の体験記。これまで右脳と左脳の機能分担からなんとなく予想されていた、右脳と左脳の世界の捉え方の違いを実地に体験して、それを報告…

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