ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

民主主義の死に方 日本と韓国の場合

民主主義の死に方は、主にアメリカの話だったが、日本はどうなんだろうか。日本に独裁政権が生まれる余地はあるのだろうか。 ないとは言わないが、日本の場合は超越的な権力をもったひとりの独裁者というのはなかなかイメージしにくい。わしが考えるには、日…

民主主義の死に方 二極化する政治が招く独裁への道

スティーブン・レビツキー ダニエル・ジブラット 訳・濱野大道 解説・池上彰 新潮社 2018.9.25読書日:2021.1.20 現代においては、独裁者は民主主義の選挙で選ばれ、民主主義の手続きを使って独裁的な権力を握ると主張する本。 ここにはヒトラーをはじめとし…

ランド 世界を支配した研究所

アレックス・アベラ 訳・牧野洋 文藝春秋 2008年10月29日読書日:2009年04月19日 出てくる人物や書かれているそれぞれのアイテムにそれほどの驚きはない。それはすでによく知られていることだから。しかし、このよく知られているこれらのことが全てあるひと…

フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体

藤岡 換太郎 講談社 2018年8月22日読書日:2019年02月28日 フォッサマグナの謎を書いた本。 富山、長野から山梨の日本を代表する山岳地帯、日本アルプス。この中を北から南に貫いている溝がフォッサマグナ、ということは学校で学んだが、これがどうやってで…

ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち

ブレイディみかこ 筑摩書房 2020.6.5読書日:2021.1.10 英国の労働者階級の暮らしを地べたからレポートするブレイディみかこが、自分のまわりのおっさんたちの生態を伝えるエッセイ本。 ブレイディみかこのことは「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブル…

エニグマ アラン・チューリング伝

アンドルー・ホッジス 勁草書房 2015年2月25日読書日:2016年02月29日 コンピュータを構想したアラン・チューリングの伝記。 チューリングはコンピュータ業界では有名な人だと思っていたので、この本のあちこちでチューリングが世間的に知られていないことが…

2030年 ジャック・アタリの未来予測 不確実な世の中をサバイブせよ!

ジャック・アタリ 訳・林昌宏 プレジデント社 2017.8.15読書日:2021.1.6 フランスのジャック・アタリが、このまま何もしないと2030年までに起きることを予測し、読者に立ち上がることを求める本。 ジャック・アタリの本は実は初めて読んだ。日本に住ん…

中村元選集 決定版 第2巻 東洋人の思惟方法 / シナ人の思惟方法

中村元 春秋社 1988.12.8読書日:2021.1.4 中村元が述べる東洋人の思惟方法については、第3巻の日本人の思惟方法について、すでに読んでいる。このとき、あまりに納得性が高かったので、シナ人の思惟方法についても今回読んでみようと思った次第。 ただ、日…

東大教授がおしえる やばい日本史

監修・本郷和人、文・滝乃みわこ、イラスト・和田ラヂオ、、マンガ横山了一 ダイヤモンド社 2018.7.18読書日:2020.12.28 日本史の中の有名人のやばい、欠点の部分に焦点を当てた本。子供向けだが、大人が読んでも十分面白い。 というのも、日本史に疎いわし…

サンスクリット原典現代語訳 法華経(上下)

植木 雅俊 岩波書店 2015年3月25日読書日:上巻2018年08月17日、下巻2018年11月11日 法華経をサンスクリット語から訳したもの。(中国語を経ていないところが重要なのかな?)。 最近、法華経に興味を持ったので、読んでみることにした。ただし現代語訳(笑…

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