ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

異常【アノマリー】

エルヴィエ・ル・テリエ 訳・加藤かおり 早川書房 2022.2.15読書日:2023.1.31 (ネタバレあり。注意) ニューヨークに向かうエールフランス機が危険な積乱雲に入り無事に脱出したが、三ヶ月後にまったく同じ旅客機が同じ乗客を乗せて出現し、大混乱になる様…

人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小

チャールズ・グッドハート マノジ・プラダン 訳・澁谷浩 日本経済新聞社 2022.5.19読書日:2023.1.31 今後は世界の労働年齢人口が減少するというこれまでと逆転する局面になり、労働力不足から供給が減ってインフレが起こる一方、労働力が貴重になり労働者の…

衝撃的! 日本人の若者の25人に1人は1日ゼロ食!

ときどき目を疑うような記事を読むけど、これは久々に衝撃的だった。 社会学者の舞田敏彦氏によれば、日本人の15歳から24歳の25人にひとりは1日1食も取らないゼロ食だというのである。つまり食事をしない。土日ではない。平日の話である。(https://…

辻政信の真実 失踪60年-伝説の作戦参謀の謎を追う

前田啓介 小学館 2021.6.8読書日:2023.1.24 ノモンハン事件やマレー作戦などを主導し、半藤一利から「絶対悪」と呼ばれた、日本陸軍参謀、辻政信の新資料を加えた評伝。 タモリによれば、いまは「新しい戦前」なんだそうだ。今後、戦争の時代になる予感を感…

歩きながら考える

ヤマザキマリ 中央新書ラクレ 2022.9.10読書日:2023.1.22 コロナ禍で日本に留まっていた漫画家のヤマザキマリが、ようやくコロナが落ち着きかけた2022年に書いた、自らの死生観や日本社会などに関する考え方をまとめたエッセイ。 この作品の前に、「立…

言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム

モーテン・H・クリチャンセン ニック・チェイター 訳・塩原道緒 新潮社 2022.11.25読書日:2023.1.15 言語はコミュニケーションを成り立たせるために脳が即興的にそのときどきで生み出しているものであり、脳に遺伝子で設定された特別な隠れた構造があるわ…

教養としてのラテン語の授業 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流

ハン・ドンイル 監訳・本村凌二 訳・岡村暢子 ダイヤモンド社 2022.9.27読書日:2023.1.10 東アジア人で初めてバチカン裁判所の弁護士になったハン・ドンイルが、韓国の西江(ソガン)大学でラテン語の講義で、ラテン語に絡めてローマ人の考え方などを語った…

病の神様 横尾忠則の超・病気克服術

横尾忠則 文藝春秋 2006.4.25読書日:2023.1.6 病気と常に向かい合っている横尾忠則が、病気との付き合い方を述べたエッセイ。 「原郷の森」が、よくはわからないが、なぜか印象に残り、横尾忠則に興味が湧いたので読んでみた本。 いまもいろいろ身体の不調…

ランディ・コミサー あるバーチャルCEOからの手紙

ランディ・コミサー 訳・石川学 ダイヤモンド社 2001.1.12読書日:2023.1.3 スタートアップのCEOを助ける役割を自分の天職と考えるランディ・コミサーが、起業の目標を設定するときには、単に利益を出すことだけを考えるといった小さくまとまるのではなく…

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