2018-12-16から1日間の記事一覧
中国は、考慮するにも無視するにも大きすぎる国。 だが、なんとか片りんだけでも理解しないと、今後世界がどうなっていくか、想像することも不可能です。こういう場合、ネットが中心になった今でも、読書が手っ取り早いのは真実だと思う。とはいえ、そこはた…
ジョージ フリードマン, George Friedman 早川書房 2009年10月9日読書日:2010年04月20日 アメリカに追い詰められた日本は奇襲作戦でアメリカに戦争を仕掛ける…。これは20世紀の太平洋戦争の話でなく、21世紀の話だ。予想するのは地政学の知識を駆使して…
遠藤 誉 新潮社 2015年11月13日読書日:2018年01月28日 遠藤誉には本当にお世話になる。この本のおかげで中国共産党、および毛沢東がどのような人間なのか、大まかに手に入れることができた。そして、今の中国がどうしてあのような国家なのかも。 毛沢東が信…
アレクサンドラ・ハーニー 日経BP社 2008年12月11日読書日:2012年04月25日 なんか題名がなあ。間違ってはいないんだけど、あおりが入ってるよね。原題は「ザ・チャイナ・プライス」。 内容は、中国の驚くべき低価格の秘密を単に人件費が安いだけではなく、…
エドワード・ルトワック 芙蓉書房出版 2013年7月24日読書日:2013年11月01日 中国が歴史的に多国間の制度に不慣れな国家であり、経済の発展が他国に警戒心を起こさせ対中国の同盟を進めるため、中国が覇権を得ることはないと主張する本。 内容にはおおむね納…
近藤 大介 ベストセラーズ 2014年1月9日読書日:2014年10月06日 題名に誇張あり。だって中国と比較してるのは日本だけだもの。世界の常識とさんざん違うと言われ続けた(もしくは自分で言ってきた)日本とだけ比較されて中国も困っちゃうんじゃないの? まあ…
麻生川 静男 KADOKAWA/角川マガジンズ 2014年9月10日読書日:2016年02月23日 資治通鑑って毛沢東が愛読していたそうで、それにつられてこの本を読んでみました。しかし、半分も読まないうちに辟易してきました。やっぱり日本人には耐えられないというか、同…
ピーター・ティール, ブレイク・マスターズ NHK出版 2014年9月27日読書日:2016年05月10日 著者はリーン・スタートアップを非難していて、とりあえず問題を解決する小さなソフトを作って客の反応を見ながら徐々に改良していくという方法では、この世にない全…
橘 玲 ダイヤモンド社 2015年3月5日読書日:2017年08月20日 前にも書いたが、橘玲は、ごく少ない自分の経験から仮説を作り、膨大な引用文献でそれを理論づける作風。 これも、中国をまず旅行して、その印象から、中国のすべても問題は人が多すぎること、とい…
2006 新潮社 加藤 徹読書日:2017年09月02日 橘玲の本に紹介されていたので、興味を持ちました。 章別に中国を理解する断片が書かれていますが、貝の文化・羊の文化、人口から見た中国史、地政学から見た中国、が興味深かった。 わしは中国が遊牧民族の影響…
1996 徳間書店 小室 直樹読書日:2017年09月12日 1996年の本であるが、原論というだけあって、現在でもりっぱに通用する。最終章の中国経済の分析だけはさすがに役に立たないが。 まずは中国人特有の人間関係、ホウ(邦の下に巾、幇の異字体)、チンイー(情誼)…