山口揚平 ランダムハウス講談社 2005.7.20
読書日:2022.2.8
株の初心者向けの入門書。
わしはときどき株の入門書を読むようにしている。知っているはずのことをもう一度チェックするためだ。なのであまり面白いと思うことはないのだが、この本は入門書なのにとても面白く読めた。さすがに、17年前の本なのに、いまでもあちこちで勧められることのある本だと感心した。
企業価値の簡単な計算方法とか、割安かどうかの判断とか、どんなふうに株があがるのかとか、投資家の心理とか、まったくそのとおりだ。ためになる。
各章にあるコラムの内容も面白い。「貨幣の本質」とか「株式投資の本質」とか、本当に本質的なことが記載されている。
ここにわしが付け足すことはほぼないが、内容がややバリュー株投資に集中し過ぎてるかな。なので成長株投資については記載が少ない。成長株の見つけ方については、リンクの本を参考にしてもらいたい。具体的には「新高値をつけた銘柄から投資先を見つける」という手法だ。
まあ、なにぶんヘタレなので、偉そうなことは言えませんが。
★★★★★
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