ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

起業には基本形があるらしい

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最近、「しょぼい喫茶店」が閉店したことを知りました。閉店したのは今年の2月のことだけど、昨年の11月末には店を休業して実質的に閉店状態になったそうなので、新型コロナの影響というわけではありません。

しょぼい喫茶店を知ったのは、えらいてんちょうの「しょぼい起業で生きていく」に出ていたからです。

わしはこの本を読んで、えらいてんちょうのやり方は、結局のところSNSを通して、自分を売り込む商売だと判断しています。このやり方は、ちょっとわし好みではありません。

ところで、しょぼい喫茶店の方は、えらいてんちょうは開店のお手伝いをしただけで、実際に経営をしていたのはえもいてんちょうという人です。(名前が紛らわしい)。

閉店に至る経緯については、ここに記載があります。

この人、朝は起きれないし、ひとに混じって集団生活も苦手なんだそうで、就活を諦めて店を始めることにしたらしい。だから、喫茶店の営業もやったりやらなかったりで、開店時間も不安定だったようです。

そんなゆるゆるな感じが受けてSNSでバズったので、開店当初はあちこちから多くの客が来たようですが、しばらくすると客は減り、0人だった日もあったといいます。こうして、売上がほとんど上がらない中、結婚したこともあり、がんばって店を続けましたが、ついに心が折れて休業に至ったようです。

その文章の中には、こうすればよかった、と反省の弁もあります。それによると、店の運営はアルバイトでも雇ってその人にやってもらい、自分は客を引っ張ってくる部分に注力すべきだった、とか。労働する人が自分しかいなかったために、店の運営に全面的に関わらなければならず、それ以外のことがまったくできなかった、といいます。

これはまったくその通りなので、次になにか起業したときには、ぜひこのルールを守ってほしいなあ、と思います。といっても、わしは起業したことはないので、偉そうなことは言えないのですが(笑)。

失敗のしようがない 華僑の起業ノート」によると、華僑は起業するときに、必ず「お金を出す人」、「アイディアを出す人(経営者)」「作業する人」の3人を用意して起業するといいます。アイディアを出す人は、ビジネスを軌道に乗せ、発展させるのが仕事で、それに注力しなくてはいけないのです。経費を減らそうと、経営者が自分で作業するのは厳禁です。

このレビューに、そのころわしの近所にオープンした、出前とテイクアウトに特化した中華料理屋の話を書きました。中国人しかいないので、まさしく華僑のスモールビジネスです。そこで料理を作ってるおっさんは、一見店の主人ですが実は雇われ人で、ときどきやって来てあれこれ指示している小太りのおっさんが、本当の経営者なのです。経営と作業の分離がなされているわけです。(なお、出前は少なくともバイトが二人いて、バイクで配達しています)。

その店舗スペースは次々いろんな店が撤退したいわく付きの物件でした。しかし、もしかしたら華僑の起業スタイルならうまくいくのか注目していました。

結果はどうだったか。

2年たったいまでも、その店は元気に営業しています。相変わらず店には誰も立ち寄らずテイクアウトは閑古鳥が鳴いており、出前一本の経営ですが、なんの問題もないようです。(出前ですので、もちろん新型コロナは関係ありません)。

わしもその店で買うことはないのですが(店の中が整理整頓されていなくてごちゃごちゃで、なんとも入りにくい雰囲気なんです)、その店の前を通るたびに、華僑ってすごいなあ、と感心しています。

ともかくビジネスって、仕組みをきちんと作って回さないと、うまく行かないってことですよね。

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