フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス)

藤岡 換太郎 講談社 2018年8月22日
読書日:2019年2月26日

富山、長野から山梨の日本を代表する山岳地帯、日本アルプス。この中を北から南に貫いている溝がフォッサマグナ、ということは学校で学んだが、これがどうやってできたのかいまだに分かっていないとは知らなかった。

しかもよく知られている糸魚川から静岡県清水市にいたる溝は、フォッサマグナの西側を示しているにすぎず、東側の境界はどこなのか、まだ確定していないという。

フォッサマグナとは西日本と東日本の古い地質に挟まれた、新しい地質の領域を示しているのだそうで、世界的にも例のない唯一の構造なんだそうだ。

フォッサマグナは日本列島の成り立ちと深くかかわっているから、フォッサマグナ以外の研究の結果が整ってきて、フォッサマグナを考え直す状況が生まれているということらしい。

あまりに大きな対象なので、研究者も容易に取り掛かるのは難しいらしく、著者の藤岡換太郎さんも、定年退職とともにフォッサマグナに取り組むようになったらしい。

というわけで、これまで分かっていることや、歴史、いま俎上に上がっている仮説などを示して、藤岡さんの今のところの仮説が述べられるのですが、壮大なブラタモリみたいで、読んでいて楽しいです。

それにしても、定年退職しても、こういう人は研究者を止めることはないんですね。あちこちに旅行にも行けるからいいのかも。

★★★★☆

 


フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス)

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