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呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

湯浅 邦弘 KADOKAWA 2017年10月25日
読書日:2018年12月12日

菜根譚」に並ぶ、明時代の処世術本。菜根譚は短い警句的な言葉が連なってるけど、これは処世術というよりは、作者の呂坤(りょこん、または呂新吾)の考えをまとめたもの。

中国に関心があるので、こういうものも読んでみようかと思うんだけど、正直に言って苦手。呂坤のような人たちは中国の古典をよく修めているので、昔はよかったけど今はダメ、みたいな発想になりがち。そんなわけないでしょ。

で、こういうものは、普段から警句のように使っているから意味があるので、わしのように、ささっと読むだけのものには、あまり影響は与えないんだろうなあ、という気がします。

それにしてもこの本の著者の湯浅さん、大阪大学の教授みたいだけど、こういう中国の古典の初心者むけの本をたくさん出している。湯浅さんに限らず、中国の古典(日本の古典でもいいけど)で、本を出している人はたくさんいるわけです。

同じコンテンツを用いて、手を変え品を変え、たくさんの人が収入を得ているわけで、古典というのは偉大だなあ、と思いました。

★★★☆☆


呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

 

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