小説
アイン ランド, 脇坂 あゆみ・訳、ビジネス社 2004読書日:2017年04月23日 **** ネタバレあり。注意 *** アイン・ランドの作品を読むのは「水源 」以来だ。「水源」では、主に個人が問題だった。自由や才能を押しつぶそうとする社会の中で個人がどのように生…
エレナ・フェッランテ 飯田亮介・訳 早川書房 2019.12.19読書日:2020.1.21 (ネタバレあり。注意) 天才的なリラと努力家のレヌーのナポリの物語もついに最終巻の第4巻を迎えた。 この物語の発端を思い浮かべてみると、第1巻の最初で、リラが自分がこの世…
アイン・ランド, 藤森 かよこ 2004.7 ビジネス社 読書日:2005.11.8、(当時書いた感想が気に入らずに2019年12月に書き直したもの) ご存じリバタリアンの始祖アイン・ランドの主要著書のひとつ。1943年に発表され、アメリカ人にはとてもなじみの深い小…
劉慈欣、訳:大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、監修:立原透耶、早川書房、2019.7.15読書日:2019.12.9 (ネタばれあり。注意) SFは年に1,2冊しか読まないと言ったばかりなのに、なめらかな世界とその敵、に続いて、今月2冊目のSFである。でも、…
伴名練 早川書房 2019.8.20読書日:2019.11.30 小説を読むことがそもそも少ない上に、SFはたぶん年に1、2冊しか読まない。この本に関しては、新聞の書評で「現代SFの到達点のひとつ」みたいなことが書かれてあって、読んでみた次第。 わしはミステリー…