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SF超入門 「これから何が起きるのか」を知るための教養

冬木糸一 ダイヤモンド社 2023.2.28
読書日:2023.5.25

はてなブログの「基本読書」でSF書評専門の冬木糸一が、SFは未来予測のための良質なツールであり、SF初心者のために56の書籍を分野別に紹介した本。

冬木さんの「基本読書」を読むときっと読みたい本がいろいろ見つかるだろう。有用だ。残念ながら、わしのブログではそのような効用は極めて小さい。このブログはただ読んだ本に対するわしの考えを垂れ流すために存在している。他の人の役に立とうという発想は皆無である。(どうもすみません)。

しかしわしが本を読む理由として、未来を知りたいということが強い動機になっているから、この本の趣旨はよく分かる。わしは小説はほとんど読まないが、読むとしたらミステリーよりも圧倒的にSFを好む。SFは思考のパラダイムをぐらぐらゆすってくれるから。(というか、ミステリーはどこが面白いのか理解できない)。

この中のほとんどの本は残念ながら読んでいないが、やっぱり読んでおいたほうがよいよなあ、というものもたくさんあったので、読まなくては。古典としては、「すばらしい新世界」と「スターメイカー」はやはり読まないとなあ。

この中にはわしが読んだ本もそれなりにあったけど、そんなこと書いてあったっけ? とか、注目すべきはそこ? とかいう部分が多数あった。冬木さんとわしでは相当読み方が違うようだ。うーん。まあ、いいけど。

もうひとつ思ったのは、冬木さんが紹介している本の中で、日本人の作家の作品がたくさんあったこと。でも、日本人のSFでベストセラーになった作品って、ほとんど知らないなあ。日本ではSFって不遇だなあ、と思いました。神林長平は読もうと思ったことないけど、いちど読んでみようかしら。

日本のSFがもっと発展しますように。

★★★★☆

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