ブルー・オーシャン・シフト: 新たな成長機会を掴むステップ

W・チャン・キム, レネ・モボルニュ ダイヤモンド社 2018年4月20日
読書日:2019年2月4日

市場での切磋琢磨により製品やサービスが向上していくのが資本主義システムですが、もしビジネスするのであれば競争が激しい市場はなるべく避けたいですね。

という、身もふたもない考え方を表しているのが「ブルーオーシャン戦略」ですが、この本はすでに血で血を洗うレッドオーシャンにいる皆様に、いかにしてブルーオーシャンに移っていただくかという、その手順を示したものです。

この手順を実行するのは、レッドオーシャンにいる会社の会社員の皆様なのですが、この辺でどうしても引っかかりますね。

「えっ、おれたちがやるの?」

もちろんです。

関係する全部署から集められた会社員たちが、通常業務の傍ら、この本に書かれてあるスキームを実行するのだそうです。全部署から集めるのは、特定の部署が「聞いてないよ」と言って、ぶち壊されることがないようにするためだそうです。

大変な作業になりますので(30%ぐらいの業務量アップだそうです)、なるべくその負担を分担するような工夫が必要のようです。

こんなのやっていけるの?

問題ないようです。なぜなら、すぐにメンバーに情熱がみなぎるようになるからだそうです(^^;。

さて、どんな改革でもそうですが、このプログラムも、経営層が深く関与し関心を示さないと、実を結ばないそうです。少なくとも、メンバーの話を聞くふりはしないといけないそうです。

正直に言って、これだけの条件をそろえるだけでもハードルは高いと言えるでしょう。そもそも、これだけ条件が整えば、ブルーオーシャンに限らず、どんな改革運動でも成功しそうです。

もしも、自分の所属している会社でこのようなプロジェクトが進行した時に、どのような態度をとるか微妙ですね。少なくとも経営層の本気度を見ることになるでしょう。これは経営問題そのものであり、経営層の深い関与なくして成功はあり得ません。

すでに経営陣に入っているなら別ですが、一会社員として働いているなら、あまりお勧めできません。が、会社員というあなた自身について、この戦略を行うのならいいかもしれません。

つまり、会社の中で、なるべく競争が少なくて有利なポジションに自分を持っていくツールに使うのです。言うまでもなく、同僚は仲間でもあり競争相手でもありますから、なるべく競争の激しいポジションではなく、唯一無二で、あまり忙しくないポジションがいいですね。

いい会社員生活を。グッドラック。

★★☆☆☆


ブルー・オーシャン・シフト

 

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