蒲生俊敬 講談社 2018年8月22日
読書日:2018/11/25
飛行機に乗るとマップを表示させていることが多い。
太平洋上でマップを見ていると、天皇海山と表示されるけど、いったい何だろうと思っていた。この本を読んでやっと理解した。
アメリカ人の海洋学者ディーツさんがなぜ古代の天皇の名前を付けたかは、たぶん日本人がそのデータを初めて取ったことに対する敬意なんだろうけど、なんか不思議な気がする。
天皇海山群はハワイのホットスポットでできた火山が太平洋プレートに乗って移動したものだけど、ハワイからの直線状にはなくて、途中で折れ曲がっていて、それはどうやらホットスポット自体も移動しているせいらしいとか、いままで知らなかった話が満載。
ジェームズ・キャメロンが深海に潜った記録映画を観たことがあるけれど、まさか1万メートル以上の超深海へ行ったことがあるのは、彼を含めてたった3人とは知らなかった。ジェームズ・キャメロンはすごいと思った。自分のお金で潜水艇を作ったんだからねえ。
★★★★☆