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笑わない数学

NHK「笑わない数学」制作班・編 KADOKAWA 2023,12,11
読書日:2025.4.4

NHKで放送した「笑わない数学」の制作班が、放送できなかった内容も含めてまとめた本の第1弾。取り上げているのは、1.素数、2.無限、3.四色問題、4.フェルマーの最終定理、5.確率論、6.ガロア理論

わしは別に数学は得意ではないが、いちおうは理科系である。そのせいで多少は数学のことも理解しているつもりである。なので、1〜5までは、なんとなく内容をイメージできる。

しかしである。6のガロア理論だけは、昔からさっぱり理解できない。なんとも全体がイメージできない。たぶん最初に読んだのは大学時代だと思うが、5次方程式の話がいつのまにか対称性の話になって、ガロア群とかなんとかが出てきて、なんでこうなるのか、そもそもどういう関係があるのか、どうにもイメージできない。

というわけで、何十年かぶりにガロアと再会しました。もちろんいまとなっては5次方程式がどうしたとか群がどうしたという話をうっすら覚えているだけでしたが。

対象性がどこから来ているかについては、方程式の解をグラフ上の点で表すと、その位置が対称性を持っているとか、そういうところから来ていると書いてあります。そして、4次方程式まではこれがきれいに表現できるけれど、5次方程式では美しい対称性が出てこないので、このような対象性がない場合は解の公式として表現できないのだそうです。

うーん、まあ、それは分かったけど、やっぱりどうもいまいちピンと来ないなあ。もう少し、いろんな本を読んでみようかしら。もちろん、素人向けの入門書ですけれど。ちゃんと参考文献も載ってるしね。

それにしても、これだけ数学を勉強して番組にまとめるのって、ずいぶんスタッフの人も大変だなあ。なお、番組はみておりません。

★★★☆☆

 

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