矢野茂樹 山川出版社 2017.7.15
読書日:2025.4.3
きちんと議論するために必要な国語の技術について述べた練習問題付きの本。
何かを述べるときには、理解できるか相手のことを考え、事実なのか考えなのかを明確にし、話題ごとにまとめて順序を考え、文と文のつなげる接続詞でわかりやすくつなげて述べる必要がある。そして相手の主張を読み取るときには枝葉ではなく幹を捉え、意見を述べるときには根拠を示し、相手の主張に的確な質問をして、水掛け論にならないように反論する必要がある……だそうです。
というわけなので、この辺に興味がある人は読んでいただければよいのではないかと思います。でもねえ、こういうことって結局たくさん読んでたくさん書かないと身につかないと思いますよ。
わしからひとつアドバイスがあるとすると、書いてから一晩は置いて読み返すこと。たぶん、ほとんどの人は前日に書いた自分の文章を読んで、何を書いてあるのかわからん、と思ったことはあるんじゃないでしょうか(笑)。もちろん、わしにもそういう経験はたくさんあります。訓練あるのみでしょう。
わしがこのブログを書いていて、大丈夫かなあと思っていることは、それが本の著者の意見なのかそれともわしに意見なのか、読んでいる人に分かるように書いているかしら、ということですね。そのへん、曖昧になっているんじゃないかと危惧しております。でも、それは自分で読み返してもなかなか気が付かないんじゃないかと思うんだ。
紛らわしい書き方になっていることもあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
★★★☆☆
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