青山透子 河出書房新社 2017.7.30
読書日:2024.8.19
御巣鷹山に墜落した日航123便は墜落まで多くの人に目撃されており、その目撃証言は公式発表とは一致していないことから、隠された真実があることを示唆する本。
この本のことは、森永卓郎の「書いてはいけない」で知ったのである。そのときには、なにか日本政府が隠しているとしても、あまりにも多くの人が関与しているから、隠し通すのは難しいのではないか、という印象を持った。つまり、陰謀論に近いのではないかと。
しかし、気になったので、とりあえず読んでみようと思ったのである。
読んだ印象としては、これは思っていた以上に信憑性があるのではないか、ということである。
やはり公式記録にないファントムが、違う場所の複数人に目撃されていたという話は気になる。そして墜落場所の特定がこれだけ遅れたこと、日本政府が救援活動をしようとした米軍にそれを断ったらしい、という部分である。
1985年の墜落からもうすぐ40年である。もしも秘密があったとしたら、そろそろその秘密がどこからともなく出てきても良さそうな時期なのではないか。
日本が資料の保管に熱心とは思えないので、残っているのはアメリカ側の資料だろうから、きっと最初の衝撃はアメリカから来るだろう。
まだ半信半疑ではあるが、なにか衝撃的な真実が出てきても不思議ではないという気にはなった。
★★★★☆
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