押井守 東京ニュース通信社 2023.12.26
読書日:2024.6.14
70歳になった押井守がはまったYouTubeのチャンネルについて語り尽くすもの。
押井守はゲームの攻略法を探しにYouTubeの世界へ行ったのだが、そこで多様な番組に惹かれてハマったのだそうだ。
押井守は何かにハマるとそのことに時間を蕩尽するような人で、「Fallout4」というゲームではPCを新しくしてから、気がつくと7000時間をゲームに費やしていたそうだ。それが幸福と思っているような人なので、別にいいのだが、このような人がYouTubeの何かのチャンネルを気にいると、過去にさかのぼってすべてチェックして、その後の更新情報も残らずチェックする。YouTubeにもいったいどれだけ時間を使っているんだ、という感じだ。
押井守がハマる要素には一定の特徴があって、自分の幸福論(価値観)を追求していること、そして伝えるのにきちんと工夫していること、だそうだ。
しかし最近はYouTubeもマスメディア化して、自分の価値観にこだわり視聴者の望む価値を届けていないチャンネルは淘汰されつつある。なので、押井守は急速にYouTubeに関する関心を失いつつあるようだ。
動画投稿の今後は編集するという手間さえ省いて、単純にライブ化して、ご飯を食べたり、歌を歌ったりという親近感だけで少数のフォロワーを相手にするというスナック化が進んでいくのだろうという。そのぶん収益性も厳しくなる方向だ。
まあ、生活していくには厳しいかもしれませんが、収益に関係なく自分の好きなことをYouTubeにアップするのは別にいいんじゃないですかね。わしの!このブログも全然収益にはなっていませんが(広告すらないし)、止めるつもりもありませんし(笑)。
映画監督らしい話としては、テロップが強力なこととか、ハリウッドがYouTubeから新しい才能を発掘していること、などが少し目立ったかな。
日本のネットの特徴では、外国の場合はそれなりに議論の場として成り立っているのに対して、日本は議論の場というよりも暇な下層階級に支えられているんだとか。まあ、そうでしょうね。
以下に押井守がはまったチャンネルを記載しますが、わしはまったく見ておりません。
動画は時間ばかり使って、まとまっていないから苦手。特にTickTok(Liteの方)はお金をくれるからいちおう垂れ流しているけど、何が面白いのかわしには不明です。
****押井守がハマったチャンネル一覧****
・Fラン大学就職チャンネル
・ナカイドの実写/Fラン友の会
・たっちゃんねる
・ニカタツBLOG
・今日ヤバイ奴に会った
・映画日和
・あおぎり高校
・ライブドアニュース ゲーム散歩/よそ見
・RIDE X 三寶 事故警示録
・六丸の工房
・ももじオンライン
・M4ya qq
・NHG:中の人げぇみんぐ
・アイザックZ-IsaacZ