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カーテンコール

筒井康隆 新潮社 2023.10.30
読書日:2024.6.4

筒井康隆の最後の短編集と言われているもの。

まあ、これが最後ということですので、読んでみたわけですが、これまでのいろんなパターンをとりあえず取り揃えてみました、という感じでしょうか。残念ながら、わくわくしながら読むようにはできておりません。

この辺が、筒井康隆の衰えなのか、それとも安易な方向に流れないという巨匠としての矜持なのかは分かりませんが。

昔からのファンが喜ぶようなことは、表題の「プレイバック」でしょうね。時をかける少女の芳山和子とか、唯野教授とか、富豪刑事の神戸大助とか、パプリカとかが病院にいる作者のところに挨拶に来る。これが唯一の読者サービスかな。

なんだか、ちょっと、さびしいなあ。みんな亡くなって、筒井康隆だけが残った感じ。豊田有恒はまだいるらしいけど。

わしとしては、これで最後とは言わず、どんどん書いていただければよいのではないかと思います。晩節は汚すためにある。そして読者はただそれを読めれば幸せだ。

★★★☆☆

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