ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

どん底サラリーマンが株式投資で2億円 いま息子に教えたいお金と投資の話

DokGen ダイヤモンド社 2021.4.20
読書日:2022.5.19

妻の浮気で離婚して父子家庭になり、全財産が90万円になってから本気で株式投資をして2億円以上の資産を築いたことを述べた本。

サラリーマン投資家が株式投資をして億り人になったって話は多いですけど、DokGenさんの話は共感が持てます。地方の中堅会社に勤めて仕事の方でもIT部門の責任者をして、海外のプロジェクトでも実績を残しています。なんの実績も残していないわしとは大違いですね。

しかもここぞと思ったときには、信用取引も活用して、急速に資産を増やすことにも成功しています。信用取引の活用ができていないわしには耳が痛いですね。やはり大きく資産を増やす方は信用取引を否定しないんですね。

うらやましいと思ったのは、ずっと社宅住まいでそれが月に8000円だったというところですね。地方の会社とはいえ、なんてうらやましいことでしょう。

DokGenさんのいう、サラリーマンが勝つ条件には納得です。

まず借金をしないこと、住宅ローンを背負うだけでものすごく不利になる、というのはそのとおりです。わしも住宅ローンは背負いたくなかった。妻に負けたんですね(苦笑)。この話は何度もしていますが、ほんとうに今でも頭にきますからね。

でもDokGenさんは、あえて超低金利で長期でお金を借りて投資するという手もある、と言ってくれている。ありがとう。そうさせていただいています。目一杯、借りました(笑)。苦肉の策でしたが。

次は投資の勉強をすること。うーん、最近、あまり投資の勉強はしていないかも。反省です。

仕事を頑張る、というのは、わしはどうかな。いつも目標は達成できているけど、がんばるというほどではないな。海外のプロジェクトを任されて、将来は海外移住も視野に入れているとは眩しすぎます。

最後は仕事をする伴侶を選ぶこと。これはなんとか達成できています。そもそも自分で仕事を持たないような自立心のない人とは付き合わないですね。妻は自分が遊ぶお金は自分で稼いでいるし、投資すらしていますからね。この前は安くなったペッパーフードを大量に買っていた。いや、これは儲けようというのではなくて、単にいきなりステーキが好きなので、優待狙いだそうですが。そういうわけで、株式投資にそれなりに理解があります。年金の運用をどうすればいいか聞いてきたのでアドバイスしたら、素直にそのとおりにしたので、なんか資産が増えているようです。同僚のほとんどが年金を定期預金で運用しているそうで、ばかじゃないの、と言っていました。いいことですね。

会社の人には投資の話をしないこと。いや本当に。わしも会社で投資の話をしてたら、上の人たちから、「君には失望した」「株式投資はするべきではない」といろいろ言われましたので、それ以来まったく話はしなくなりました。

いまは早期退職の機会をうかがいながら、筋トレをして健康に気を配り、信用のあるサラリーマンのうちに銀行からお金を借りて太陽光発電に投資をして、すでに年間600万円の収入を確保しているとのこと。…か、完璧です。

最後に、この本の印税は全額寄付するとの記載があり、あまりに完璧すぎるお話に脱帽してしまいました。

いやー、なんかこの人は、このまま引退して優雅に暮らすなんてことはないんじゃないかな。きっともうひと波乱、ふた波乱あるような気がしてきました。20年後には、そんなつもりじゃなかったけど会社を5つ経営するようになっていました、とか、NGOみたいなのを経営しているとかみたいになっているんじゃないかしら。

まだまだこれからって気がしますね。

DokGenさんの息子さんは父親にならって株式投資を始めたそうですけど、わしの息子は株式投資はやらないと言っています。やらずにわしの遺産をもらうと言っています。息子の質も大違いだー(笑)。

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