ひろゆき 宝島社 2021.7.16
読書日:2021.12.7
ひろゆきが独学の意味と極意を語る本。
独学が流行りだ。わしもたとえば「独学大全」なんかを読んだが、いまいちぴんとこなかった。この本で独学の悩みを解決できるのかとても疑問だ。
その点、ひろゆきの独学は実践的な気がして、おすすめかも知れない。身も蓋もないことも書いてあるし(笑)。
たとえば、バカは独学してはいけない、とか。バカは学校に行って学ぶのがいちばん早いんだそうです。そして先生を使い倒せと。そうやってとりあえず学歴を手に入れることを目指せと。
さらに人のやったものをそのままパクれと。うまくパクって効率をあげろと。
何か分からなかったらすぐにググれと。
やる気なんてものはないから、なにか仕掛けをつくれと。後回しもオーケーだと。
まあ、そんなことが書いてあります。
目次と中身がきちんと一致していますので、目次を1分で読むのと、実際に本を読むのとほとんど変わらないと思いますので、忙しい人は目次だけ見ればいいじゃないかと。
でも、独学で悩んでいる人って、いるんですかね。だって変じゃない? 英語を話せるようになりたいとか、経済のことを知りたいとか、そういう願いは分かるけど、独学ができるようになりたい、ってそんな願いがそもそも成立するんですかね。努力すること自体が目的みたいな。
そういう意味で、わしは独学にまったく悩んでいないので、この本の中身はすぐにわすれることでしょう。でもまあ、ひろゆき節はけっこう面白かったです。さいきん、ひろゆきは、また面白くなってきたね。
★★★☆☆
(2022.1.6追記)
わしが理解できないのは、こういうこと↓。何を学んでいいかわからないけど独学はしたいってどういうこと? 意味不明すぎる。
「独学したいけど何を学べばいいかわからない人に。一流の知識人たちによる “2つのアドバイス”」