ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

本当に頭のいい人の思考習慣100

齋藤孝 宝島社 2021.5.26
読書日:2021.11.15

齋藤孝が、頭のいい人というのはインプットとアウトプットが正しくできることだと主張し、正しいインプット、アウトプットができるためのコツを伝授する本。

齋藤孝によると、正しいインプット、アウトプットということはつまり、情報を整理、要約する力、構成する力、説明する力なんだそうだ。そのためにはキーワードを3つぐらい選んで、その3つのキーワードを使って整理、構成して、説明するといいという。

などと、まあ、なかなか良いことを書いているのだが、読んでるうちにだんだんどうでもいいやという気分になって、読むのを止めようかと思いましたが、通勤中で他に持っている本がなかったので結局最後まで読んでしまいました。あれま(笑)。

ここに書いていることはけっこうもっともなことですが、こんなこと読んだ端から忘れてしまうでしょうし、こんな事いちいち考えながら本を読んだり生活したりするわけないじゃん。

なんなんでしょうね、この手の本って。誰が読むんだろう。

そもそも頭が良くなりたい人っているの?

じゃあ、その人は自分が頭が悪いと思っているの? どのくらい悪いと思ってるの?

どうやってその人は他人と自分の頭がいいとか、頭が悪いのか比較しているの?

自分よりも頭のいい人がいるとして、自分より頭のいい人をその人よりも頭の悪い自分が評価できるの?

今の自分が昔の自分より賢いって自分で評価できるの?

この本を読む動機自体がよくわからん。まあ、わしはうっかり読んでしまった口ですが、ほとんどの人は、うっかり読んじゃった、と思うんでしょうか。それとも、これはためになった、と思うんでしょうか。

ためになるかなあ、これ。

頭のいいやり方とかそんなことなんか考えずに、やりたいように、たとえばそれがだらだら生きることに過ぎないとしても、やりたいように生きていいと思うんです。

賢くなりたいだなんて、そういう「どんなふうに(するか/なるか)」ではなく、「何を(するか)」に集中した方がいいんじゃないですか。たとえぶざまでまずくて賢くないやり方でも、「何を」のほうが100倍大事ではないかと思うんですけどねえ。

★★☆☆☆

 

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