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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

細谷 功 東洋経済新報社 2007.12.7
読書日:2009年01月15日

この本が出た頃、ある書評にこの本に載っている「日本に電柱が何本あるか」というフェルミ推定の問題が書いてあったので、さっそくやってみたことがある。本に書いてあるのと違ったアプローチを取った。

・日本の世帯数を5千万とする。
・90%は都市部とその郊外、10%を過疎部とする。
・都市部では、効率がいいので、電柱1本あたり5世帯に繋がっているとする。したがって、電柱の数は4500万÷5=900万本。
・過疎部では逆に効率が悪いので、世帯数の5倍あるとする。500万×5=2500万本。
・したがって日本の電柱数は、900万本+2500万本=3400万本。

答えは3300万本だそうで、ほとんど一致した。なんだわしは地頭力があるのか、ということで関心を失い、そのままになっていた。(笑)

半年ほど前、またなんかのコラムでこの本のことが出ていたので、やっぱり読んでみるかと図書館で予約して、ようやく順番が回ってきたしだい。

フェルミ推定の話なのかと思っていたら、そうではなくて、フェルミ推定的な発想をしなくてはいけない、という本だった。内容的にはおおいに納得。

最近はあまりしないけど、新しいお店に入るとついつい、このお店は客単価がどのくらいで、1日の売り上げがどのくらいで、賃貸料、従業員の給料がどのくらいで、じゃあこのくらい儲かってるんだろうなと考えてしまう。(経験ではたいていはトントンぐらいで、激しく儲かってるところはあんまりないよね)。

こういったところがフェルミ推定の練習と言えないことはないのかも…というか、フェルミ推定というには簡単すぎるか。

★★★★★

 


地頭力を鍛える

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