借金玉 ダイヤモンド社 2020.7.29
読書日:2020.11.4
発達障害の著者が何とか生きていきためのライフハックを紹介する本。
これはとても参考になった。
わしは発達障害ではない(と思うが)、発達障害の人が困る点と普通の人間が困る点というのは、そのレベルの違いはあっても、結局は同じところでつまってしまうものなのだと思う。
例えば楽に生きるためには設備投資をしなければいけない、というハックはどうだろう。
この本で真っ先に買えと言ってるのは、食洗器である。
これは普通の人でもなかなか手を出さない人が多いのではないだろうか? わしも声を大にして言いたいが、食洗器は買いなさい。これでどれだけ時間が節約でき、というよりも、食器を洗わなければならないという強迫観念から解放されるかわからない。
次に投資するのは、睡眠。中途半端な価格のマットは外れが多いから、本当に使える高いものを買うようにと。まったくその通りだ。
お金のハックではこうだ。必要なのは金を稼ぐことではなく、収入の範囲で何とかやっていくことだという。
まったくその通りというか、それ以外にないよね。収入が少なくてもそれなりに楽しくやっていくことはできるはず。
そのためには家計簿はやめて、そのかわりにすべての買い物をクレジットカードですることを勧めている。なにしろクレジットカードの明細がそのまま家計簿になるのだから。
普通の人でさえクレジットカードに拒否感をもつ人が多い中では、革新的な発想といえるでしょう。
どうです。こんな参考になる発想が満載なんです。
ここに書いてあることは発達障害の人というより、みんなが困ってるところなんじゃないですか。
使える本です。
★★★★★