ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

クビでも年収1億円 人生を好転させる11のリスト

小玉歩 角川学芸出版 2012.9.25
読書日:2020.10.12

サラリーマンはまったく理不尽な世界であり、自分で稼いだ方がはるかにもうかり、時間も自由になると主張する本。

この本は8年前のものだが、いま読んでも面白い。

どうもネットビジネスで儲けたら、そのノウハウを情報教材として売ってさらに儲けるというパターンのさきがけらしい。本人はそれをゴールデンルールと言っている。

小玉さんが勧めるネットビジネスはオークション。いまでもヤフオクってありなのかどうかよくわからないが、ともかくヤフオクで高く売れるものを安く仕入れて、儲けるというのが出発点。そのうち、売れる分野が見つかると、それをネットショップ化してさらに儲ける。次はメールマガジンで宣伝を行い、自分の名前も売って、最終的にはノウハウを情報教材化して売る、というパターンで完成。

このパターンはネットビジネスでよく見るパターンですよね。ヤフオクアフィリエイトになったり、果てはしょぼい起業だったりする。

客の欲しがるものを売るという賞場の基本を外してはいけないのだそうで、株式投資するなんてもってのほか、だそうです。

わしからみれば、投資の方が簡単で(スマホをクリックするだけ)、時間もとらず、しかも毎日市場が開くとわくわくするというおまけまでついているのに、何で投資しないのか、という気がしますが、本人は恋人から借金して株式投資したら失敗して、借金を返すために夜のバイトもしたというのですから、それはそういう気分にもなるでしょう。

もし投資に成功していたら、投資に大賛成で、それをやっぱり教材にして売るのでしょう。

まあ、それはともかく、どうもやはり、自分を商品化してそれを売るというのは、あんまりやりたくないですよね。そういう人は多いと思います。まあ、わしに人に売るようなノウハウがあるかというとないのですが。

サラリーマンが努力が報われず(成果をあげても給料にほぼ反映されない)、やっと暮らしていける給料しか払われないというのは、それはそうでしょう。しかし逆に言うと、だらだら仕事をしてもそれなりの給料をいただけるというのは、なかなかいいものです。

将来はきっとサラリーマンは厳しくなるのでしょう。それはそうです。でもわしにとってはいまではない。

わしはだらだら仕事して、たっぷり投資をしたいですね。それがわしの理想です。

小玉歩は本名なんだそうだ。勤めていた会社はどうもキヤノンみたい。なんと奥さんの写真というのもネットに出回っていて、奥さんはかなり美人です。(これだから自分を売り物にするのは反対)。

★★★☆☆

 


クビでも年収1億円 (角川フォレスタ)

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